初夏の文芸 俳句、短歌
( 河川敷の草木や空の雲 5/13 )
細き茎スズメ止まりて昼薄暑
( 清風)
※5/8 河川敷にて 野草の茎にとまる雀
昼薄暑は「ひるはくしょ」と読む
初夏の風に吹かれて揺れて スズメは
小さくて実に身軽だと思う
点灯を忘れて食べる夕薄暑
※五月になって 西側の窓から
結構きつめの夕陽が差し込んで来る
だから 灯も付けずに食べ出すが
後になって 手元が少し暗くて
部屋の明かり付けを忘れていたことに
老夫婦は気づくのだった(※ 5/8 )
上着脱ぐ歩数も増えて薄暑かな
※5/8 初めは涼しくても
歩き出すと 汗ばむ位になる薄暑だ
草叢を跳び出す先に夏の虫
※5/8 散歩中に 土手の草叢から
バッタ達が 草むらから次々に飛び出す
野道の先を見ると バッタの姿が在る
これから晩秋までの長い付き合いになる
ただの「虫」は 秋の季語だから
「(初夏)夏の虫」とした
曇り空雀隠れの中を行く
※5/8 雀が隠れるくらいの草丈の野原を
一人散歩で 黙々と進む
時折 スズメなどの鳥や、虫たちが
驚いたように飛び立って行く
筍の皮に梅の葉挟み端から吸えば
口は窄み(すぼみ)て
白川の蛙
※ 今日のNHKらじ句会の兼題は
「筍(たけのこ)」だった
私は 今年も田舎の筍を思いだす
昨夜 クラウドのフォトの点検と
整理をしていて 実家や両親の画像が
出てきて 懐かしかった
上の句は 少年時代の思い出だ
正直 甘くも旨くもなかったが
期間限定の珍しいオヤツだった
竹の種類は 真竹だったと思う
川風に上着を羽織る麦の秋
清風
※ 初夏とはいえ 木陰などで佇むと
ひんやりしてくるので上着を羽織る
連れ立ちて友と掘り取る筍よ
清風
※ ゴールデンウィークの頃
かつての同僚のOさんが
何回か私を誘って 近くの山で
タケノコ掘りをしたのも懐かしい
親竹は 太い。孟宗竹?のようだ
毎年 袋二、三枚分採っていた
(その山林の所有者の許可を得て
掘っていた)
nhkラジオ文芸「俳句」を聞いて
2021.5.8 11:05〜
ps 2021.5.8〜 5.25 草稿 6.12 推敲
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