哲ノート

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銀座 金春湯に浸かる -銭湯をめぐる-

2021-11-06 22:12:16 | 銭湯・温泉
銀座通りを銀座4丁目から新橋の方へ歩きます。

銀座通りから脇道に入り、平行している金春通りへ。

華やかな表通りと違って、高級料亭やスナック・バーが建ち並ぶ、昔からの銀座の歓楽街の中へ…そのなかに「銭湯」があります。

「銀座に銭湯」1863年の創業といいますから、158年間 銀座の地にある「金春湯」さんです。

   

金春湯と書かれた青い目立つ看板なんですが、それ以上にまわりのネオンがピカピカしちゃって、歩いているとついつい通り過ぎちゃうほど周りの建物に溶け込んでいるビル銭湯です。

創業は歴史あるものですが、リニューアルしていて建物・設備は現代的なものになっています。

世界に名だたる銀座の地に銭湯があるなんて・・・興味本位でさっそく訪湯します。

  

下足箱の横に「沸いているよ」の「わ」の看板があります。「男湯」の扉を開けると番台があり、清潔感漂う脱衣所、そして浴室へ・・・。

目を見張るのが、ちょっと高い位置にあるきれいな「赤富士」の浴室画(女湯は普通の富士山)、浴槽の上にはタイル画で錦鯉が泳いでいます。

浴槽は白湯にジェット湯の2つの湯船、どちらも湯温は42度くらいです。同時には3人くらいが入ればいっぱいになるくらいです。

場所的に地元の人というより、仕事の合間・仕事の帰りに・・・といった常連さんが多いようで、のんびり長湯を楽しむより、さっと入湯してさっと出る…といった便利さが売りのようです。

ちょうど夕方から夜にかけての時間でもあり、入湯客も入れ代わり立ち代わりで次々と切れ間なく、けっこうにぎわっています。

「湯」を楽しむというのもありますが、生活の中でリフレッシュ・気分転換を求める形での便利な銭湯といった具合で、この銀座で成り立っている金春湯さん、いいお湯でした。




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