哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

甲府い -鈴本演芸場十一月下席-

2024-11-21 23:22:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

「こうふぃ~おまいりぃ~がんほどきぃ~」

ひさびさじっくり聴いたなぁ「甲府い」、これ聴けただけでもよかったぁ。

11月下席は上野・鈴本演芸場での寄席興行をたっぷり楽しみます。

平日昼席ですけど、下席初日であり、人気ある橘家圓太郎師匠が主任トリでもあり、なんたって人気演者が揃った顔づけもいいんで、館内は大入り満員で開演しました。

いつものように最前列に陣取って演者とサシで目を合わせながら、緊張感とライブ感を味わいつつ“たっぷり”と寄席を楽しみます。

  

開口一番は前座さんで「桃太郎」から・・・なんかしょっぱなから意気込みすぎて、べちゃくちゃ、べちゃくちゃ・・・なんか漫才聴いているみたいな「桃太郎」

場数を踏めばまた違った噺になるでしょうが、それにしても“うるさい”(がんばって!!)

(つづいては落ち着いて)「家見舞い」「エルフェゴ・バカ(新作)」「ぞろぞろ」「居酒屋」「やかん工事中」でドッカンドッカンきちゃって、とってもにぎわい活気あふれる館内

こんな状況なんで色物さんもノリノリでアサダ二世先生も「きょうはちゃんとやりました」笑組、ストレート松浦、ジキジキ、ロケット団までおなじみの面々が揃っちゃって、

それぞれの個性ある演目をたっぷりと・・・意気揚々でさらにさらに客席は盛り上がります。

中入り前はさん喬師匠で「夢の酒」「狸の恩返し」ときて、主任トリの橘家圓太郎師匠が登壇

豆腐屋の噺から、掛け声で「と~ふぅ、ごまいりぃ、がんもどきぃ~」ときたんで(ああ、「甲府い」だぁ・・・と)

「「の」の字なんか書いちゃって・・・ばかぁ!!」なんて噺の中に出てきちゃって、ほんとほっこり、ほっこりいい噺だなぁ。

シャレた地口おちで、「こうふぃ~おまいりぃ~がんほどきぃ~」(「と~ふぅ、ごまいりぃ、がんもどきぃ~」)ときちゃったから、もう拍手喝さいで大円団しました。

ひさびさの「甲府い」たっぷりと・・・よかったぁ。

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紀の川柿黒あま柿 -くだもの2024-

2024-11-19 23:01:00 | くだもの・果物・フルーツ

3年くらい前からリピートで毎年取り寄せている“黒あま”紀の川柿が和歌山から産直で到着

包丁入れると・・・柿の果肉が黒い!! 黒い柿なんて・・・なんて思っていたら、この黒いのはタンニンの粒でうまみと甘みをぎゅっと詰め込んだようなもので

樹上で充分熟成されたあと、初冬の今時分に出荷されます。

自分好みでシャキシャキした硬めの果肉で、濃厚ですけど上品な甘みを持っています・・・これが間違いないんだから「これしかない!!」と毎年リピートしちゃうわけです。

今年も到着と同時に「もう、待てない」で、さっそく包丁を入れちゃいます。

サクっと包丁をいれると「うわぁ・・・、これこれ・・・」黒い果肉があらわれて、もうこれだけでも期待がこみあげます。

さっそくひとつ・・・サクッとした歯ごたえで、甘いんだけど甘すぎない、まさしく上品な味わいです。

「うめぇぇぇぇぇ・・・や」

 

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いい流れとリズム -新武蔵丘GC-

2024-11-18 23:59:46 | ゴルフのこと

朝晩ぎゅっと冷え込んできて、北風も吹き始めた11月下旬、初冬のゴルフを楽しみます。

急に休みが取れたんで、予約も取りやすくて気軽にゴルフが楽しめる「新武蔵丘ゴルフコース」でラウンド。

オールスループレイスタイルで、割と自宅に近いものですから、コース・コース戦略も充分アタマに入った“いつものコース”って感じ。(でも侮れませんけど)

風も強くて曇っていて、この時期らしい寒さでスタートしましたが、途中から日差しがさしてポカポカの快適なラウンドになりました。

コース内は紅葉から落ち葉の季節で、この時期はうっかり林に入れちゃうと落ち葉で球が見つけにくくなるような時期です。

今回はいつもは曲がらず絶頂のドライバーティーショットが当たらず飛ばず曲がってばっかしの絶不調

なんかバックスイングと切り返しのタイミングが考えすぎなのかスムーズではなく、直そう直そうとおもえばカラダが突っ込んじゃったり、テンプラしたり、ダフったりとなんでもアリアリ。

われわれアマチュアはティーショットのドライバーがまっすぐ飛ぶか飛ばないかがその日のスコアのカギにつながると思います。

ティーショットよければ2打目3打目アプローチパッティングまでいい流れとリズムを生んで、スコアに繋がります。(今までの経験から)

だから修正しようとするんですが、それがどんどんドツボにハマっていく感じで、もうこうなったら開き直るしかないんですが・・・ところが、

ティーショットが悪く飛ばなくても、それを補うユーティリティーが今日は炸裂しました。

ドライバーの絶不調をユーティリティが補ってくれて、それがいい流れとリズムを作ってアプローチ、パッティングでなんとかスコアを作ってゆきました。

全てのショットが良ければ“プロになっちゃいます”けど、良いショットもあればミスショットもあって当たり前です、そこをいかに修正するか、いかにアタマで考えて大けがしないようにするか

これもまたゴルフ・ラウンドの面白さにつながるわけです。

悪い流れとリズムを引きずらないように、いい流れとリズムをいかに引き出すか・・・ラウンドを積み重ねるとなんとなく経験でわかるんですが、でも何年やっていてもうまくいかないもので・・・

今回のゴルフランドでも“いろんなドラマ”がありました。今年もあと2回のゴルフラウンドを予定していますが、どんなラウンド、どんなドラマが待ち受けていることでしょうか。

 

 

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帰路 エピローグ -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑪-

2024-11-17 23:29:57 | 行ってきました

無事熊野三山・伊勢神宮への参拝も終わり、2泊3日の旅も帰路につきます。

創玄な近鉄。宇治山田駅からダブルデッカー・特急ビスターカーで名古屋へ・・・この旅最後の「駅弁」(地元の食材をもちいた幕の内弁当)を駅構内で購入して乗り込みます。

    

ダブルデッカーの上席なんで見晴らしも良く、弁当ほおばりながら移るゆく車窓を楽しむ・・・この旅の醍醐味ですよね。

四日市のコンビナート群・揖斐川木曽川長良川の鉄橋・名古屋のビル群が見えてきたら、近鉄名古屋駅へ特急は滑り込みます。

名古屋でちょっと散歩を・・・なんて当初もくろんでいましたが、あまりにも人が多すぎて辟易しちゃって(旅の疲れも)もうどこにもよらずにJR新幹線に乗り込みます。

新幹線に乗り込む前に“名古屋立ち寄ったら、ぜったいはずせないもの”新幹線ホームにある「きしめん 住よし」さんに立ち寄ってきしめんをいただきます。(これははずせない)

かき揚げ天きしめんをズルズルやっちゃって、オナカいっぱいになって、さあこんどこそ「帰ります。」

名古屋から平坦な濃尾平野を東進、豊橋で名鉄・飯田線の鉄橋、浜名湖弁天島、掛川から静岡あたりの山間部を経て、行きの新幹線では見えなかった「富士山の雄姿」がくっきり見えてきました。

学生の頃から日本全国を鉄道を使ってめぐり巡ったつもりでしたが、まだまだ日本には見知らぬ地、風土、人々の暮らしがあります。(2019年の「山陰路を行く旅」なんか印象深かったですね)

年齢・経験を重ねたうえでの再発見の旅。自分の見識を高めようとまだまだ見知らぬ日本国内の旅。日常の雑念を振り払うリフレシュを兼ねた旅。

帰りの新幹線の車窓をながめながら今回の旅の回想を・・・そして次はどこ行くかなぁ・・・なんて考えるだけでウハウハしちゃいますもの。

あらためて「旅」ってほんといいもんですね。

新幹線は見慣れた横浜の街から東京都内に、大崎のビル群が見えてきたら大きくカーブして品川、並走して走る山手線、新橋有楽町の繁華街、そしてゆっくりと東京駅に到着しました。

「熊野・伊勢への旅 2024初冬」無事に終わりに近づきました。(さあ、来年はどこに・・・・。)

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伊勢神宮参拝 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑩-

2024-11-16 23:07:00 | 行ってきました

熊野・伊勢への旅三日目は、いよいよ「一生に一度は行ってみたい・・・お伊勢参り」伊勢神宮外宮・内宮を参拝します。

まずは伊勢神宮外宮「豊受大神宮」を参拝

伊勢市駅の正面からのびる道を数分歩くと、伊勢神宮外宮表参道に到着します。

表参道火除け橋を渡って神宮境内に、事前に案内マップを確認して効率よく巡るところですが、あまり信仰心もなく観光客気分なんで、ほかの参拝客の流れに沿って

だらだらと玉砂利を踏みしめながら歩き進めて、外宮の中心にある「正宮」を詣でます。

ほかにも敷地内には「土宮」「風宮」「多賀宮」などがあり、これらをひととおり参拝して、足早に外宮参拝を済ませました。

続けて外宮前から内宮行きのバスに乗り込み、内宮手前にある「猿田彦神社」を参拝します。

猿田彦大神は、ものごとの最初に出現し万事最も良い方向へみちびく大神として崇められています。

なにかを始めるとき、進む道に迷いがあるとき、人生の節目に立つとき・・・良い方向にみちびくという思いに通じるものがあります。

ここでは「はじめの一歩御守」を授かりました。新しい物事を始める時に、大切な第一歩を良い道に導いていただく、とても縁起の良い御守です。

猿田彦神社の参拝が終わり、内宮の方へ歩き出します。

内宮に通じる道沿いには「おかげ横丁」とかのアミューズメント的なストリートが内宮まで続いていて、食事・グルメ・みやげなどここですます事ができます。

そんな店先をキョロキョロしながら歩き進めると、内宮の入り口にあたる「参宮橋」のたもとに到着します。

伊勢神宮内宮「皇大神宮」を参拝します。

ここでも、あまり信仰心はなく観光気分で参拝客の流れに沿って、参宮橋を渡って神宮境内へ・・・

神の宿る場所と下界とを分け隔てる意味合いで川が流れており、その地をつなぐ意味合いで橋が架かっているという意味合いがあるようです。

表参道を玉砂利を踏みしめながら歩き、途中五十鈴川御手洗場で参拝の身を清め、正宮に向かいます。

外宮に比べて信心深い団体や修学旅行生も多くて、どちらかというと伊勢神宮参拝は内宮が主になるのでしょうか、けっこう正宮は混み合っています。

伊勢神宮の象徴的な内宮正宮を無事に参拝しました。なかなかこの正宮は神々しい空気感が漂っていて「参拝したぞぉ・・・」という心持が沸き上がります。

「荒祭宮」「風日祈宮」などを参拝して、ふたたび参宮橋を渡り伊勢神宮内宮・外宮の参拝が無事務める事ができました。

一生に一度はお伊勢参りとして参拝しましたが、形式的なものめずらしさ気分の足早のものとなってしまいました。それでも念願がかなった参拝ですのでこれで「よし」としましょう。

さあ、参拝帰りに「伊勢うどん」をいただき、土産をしこたま買い込んで帰路につきます。

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旭湯に浸かる、伊勢の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑨- -銭湯をめぐる220-

2024-11-15 23:32:57 | 銭湯・温泉

伊勢市に夕刻着。紀伊勝浦を昼頃たって伊勢に夕刻、列車の乗り継ぎはスムーズでしたが意外と時間はかかるもんです。

到着した伊勢市駅はJRと近鉄の共同駅であり、駅前から伊勢神宮外宮(明日行きます)はもう目の前で、伊勢神宮への玄関口です。

ただJRよりの利便性の高い近鉄は次の宇治山田駅をメインに考えているようで、駅舎を比較すると歴然です。

 

そして時間があったんで“いつものくせで”初めて降りる街をさまよいます・・・駅から伊勢神宮外宮にかけてはやはり観光客・参拝客がひっきりなしに歩いていて

当然お店屋さんも多く軒を連ねていて結構なにぎわいと活気がある街のすがたをしているんですが、反対側(近鉄側」の駅舎は・・・なにこれ?って感じの貧祖なもので

一地方都市のローカルな駅舎のようなもの、駅前も人通りも活気も感じられず、有効活用できないためか空き地という空き地は時間貸しの駐車場ばかりの駅周辺

線路を挟んでこんなに街の姿がちがうなんて、しばし呆然唖然としてしまいました。

伊勢の街はそれだけ「伊勢神宮」という観光スポットに頼らざるを得ないくらいの街のすがたが、この駅周辺の街並みから浮き彫りになっていました。

 

そんな伊勢の街で、ここでも旅先で地元の雰囲気を味わおうと、伊勢市内唯一の銭湯「旭湯」さんを訪湯して、今日一日の疲れを癒そうと思います。

「汐湯・おかげ風呂 旭湯」

伊勢の駅からほんの数分のところにある銭湯で、どうやら地元の人はもちろん、うまく情報発信していて自分のような観光客や口コミ客を取り込んで、けっこうにぎやかな銭湯のようです。

2階のエントランスから入場してさっそく浴室へ・・・、昨日の新宮・なぎの湯と違ってアミューズメントのような銭湯の形式で、いろいろな湯を楽しめます。

高温白湯(でもあまり熱くはない)電気風呂・マッサージ風呂・有料サウナ・スチームサウナ(休止中)水風呂、そしてここの目玉が「清めの湯」

なんでも毎日二見浦から海水をくみ上げて塩分のある風呂として楽しめるとのこと

ちょっとぬるめの湯ですが、泉質のおかげ(ナトリウム泉)でカラダの温まりも良く、湯もなめらかなんでとても気持ちいいですね。うとうとしちゃいます。

今日一日の旅を回想したり、地元の人?ともさりげない会話をしたりして(「旅の途中なんですよ・・・」)なかなかほんわかいい雰囲気で旅先での湯を地元の人に混じって楽しめます。

伊勢神宮参拝を明日に控えて、旅先での湯に癒されてとてもいい気分で銭湯を後にしました、伊勢「旭湯」さん、とてもいいお湯でした。

 

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絶品!!まぐろ丼 勝浦から伊勢へ -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑧-

2024-11-14 23:57:04 | 行ってきました

念願の「那智の滝」を詣でて、バスで紀伊勝浦まで・・・。

「紀伊勝浦」名前も知れ渡っている街なんですが、駅前は特急列車・観光バスで一時賑わう程度で、最盛期の旅行シーズンでもないんで人通りも無くなんか閑散としています。

これが地方都市の現状なんですかね、お店屋さんもシャッターが下りていたり、ほんと人がいない!!って感じで、歩いていても賑わいがないんでつまんない。

特急列車の発車時間も迫っているんで、「よし、駅弁だぁ・・・」と駅構内を捜しますが駅員さんに聴いても「駅にはありません」のつれない返事。

駅横の観光案内所をたずねると・・・「今日は閉まっている店も多くて・・・あっそこの喫茶店でテイクアウトしてますよ」との返事。

もう時間も無くなってきたんで、正直あまり期待しないで喫茶店を訪ねる「あの、なにかテイクアウトできますか・・・」「まぐろ丼なんかどう・・・ですか」「じゃあ、それで」

数分待って喫茶店のお姉さん方が作ってくださった「新鮮!! 勝浦まぐろ丼」ができあがり。

 

さっそく紀伊勝浦発特急南紀号に乗り込みます。

熊野灘が見える進行方向右側の窓側の席を陣取って、さあ喫茶店の「まぐろ丼」はいかに・・・・。

「う、うまい!!」 あまり期待はしていませんでしたが、新鮮なまぐろに生玉子、潮の香プンプンの海苔にとろろが入っていて・・・こりゃ、うまい。

ちょうど熊野灘が見え隠れする車窓を楽しみながら、絶品の“喫茶店の”新鮮なまぐろ丼をほおばる「至福の鉄道旅」ってやつです。

熊野・尾鷲・紀伊長島・・・と熊野灘に面した主要な街をつないで特急南紀号はディーゼル音を鳴り響かせて疾走します。

山間部に入りそこを抜けると多気の駅に到着、乗り換えで参宮線で伊勢に・・・名古屋からの「快速みえ」に乗車して、今回の旅のもう一つの地、伊勢神宮のある伊勢市に到着しました。

               

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なぎの湯に浸かる、新宮の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑥- -銭湯をめぐる219-

2024-11-13 21:55:00 | 銭湯・温泉

熊野・伊勢への旅 1日目の宿泊地は新宮です。

東京を朝一番の新幹線に乗り込み、名古屋から特急南紀で新宮まで、熊野本宮大社、速玉大社そして神倉神社まで急ぎ足で駆け巡りました。

そして最近の旅のトレンドとして、普段の東京でも積極的にあちこち出没ししている銭湯めぐり、これを旅先にあれば・・・で、訪湯しちゃいます。

(岩国・こんぱる湯 2019-11-15 松本・塩井の湯 2019-11-25 新潟・旭湯2020-10-29 ・・・・・・)

宿泊ホテル・旅館のいわゆるユニットバスなんてただただ機能的だけで「湯」「風呂」を楽しめません。

せっかく旅行してここまで来たんだから、地元の人が通う銭湯があれば、湯も楽しめるし、雰囲気や地元の人と少なからずコミュニケーションできるじゃないですか。

こんな楽しみってないですよ・・・そこで今夜の新宮市内で唯一の銭湯「なぎの湯」さんを訪湯しました。

 

駅から海の方へあるいて4・5分の住宅街の中にあるマンション型銭湯で、「新宮市公衆浴場・・・」と明記されているんでどうやら新宮市が開設したようです。

さっそく入ると番台形式のスタイルで、脱衣所も広く明るく、浴室に入ると正面に浴室写真画(?)富士山と茶畑が描かれています。(日本全国やはり富士山なんですかね)

湯船は深座湯白湯とちいさな白湯、スチームサウナは閉鎖中ですがその水風呂のシンプルな構成

湯温も42度くらいでブクブクとバイブラもないんで湯面も静かなもんですから、ゆったりと湯にカラダを預けてふぅ~と癒されます。

気持ちいいまったりとした湯で、しかもけっこうカラダも暖まるんで、海も近いことですから多少のナトリウム泉質なのかもしれません。

地元の常連さんらしい人が入れ代わり立ち代わりと入湯します。銭湯は銭湯なりのしきたりみたいなものがあるんで、

自分のような外様な人間は余計な事をしないように静かに静かにただただ「湯」を楽しむばかりです。

新宮唯一の銭湯「なぎの湯」、泉質も良くカラダの疲れも取れてとってもいい湯でした。

銭湯でひとっ風呂浴びた後、もう一つは今日の夕飯、これもせっかく・・・なんだから地元の人が通うお店屋さんへ。

こういうのはホテルの人にずばり聞いちゃうのがいいんで、そこで紹介された居酒屋さんで今日のめしは決定。

居酒屋で地元メシ。定食を・・・「勝浦産まぐろ定食」「名物手羽先」ホテルで夜食用に「めはりずし(高菜漬けで巻いたおにぎり)」を満喫します。

居酒屋の大将と旅の話、この前の選挙の話(地元で話題の人がいましたからね)串本でのロケット打ち上げの話、夜行バスの話・・・短い時間でしたがいろんな話をして盛り上がりました。

銭湯も居酒屋も地元の人が通うようなお店で、この輪の中に入るのもまた「旅の楽しみ」「旅の思い出」になるようで、熊野への旅1日目は終わりました。

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熊野那智大社・那智の滝 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑦-

2024-11-13 19:44:58 | 行ってきました

熊野への旅二日目は新宮から那智大社に向かいます。

ちょうど朝の通学時間にあたって、一時間に1本しかない上り下りの列車は高校生で満員状態で新宮駅に到着します。

これらの列車に合わせる形で一日の生活時間が決まっているんでしょうね、それにしても乗降客が少ないとはいえ、もうちょっと利便性・定時制を考えれば、

鉄道の地位も向上し、相乗効果で利用客も増えて、地域の活性につながるような気がするんですが・・・やっぱり地元でしかわからないもっと深刻な面があるのでしょうか。

高校生が一斉に降りてガラガラになった列車に乗り込み那智駅へ向かいます。

那智大社・那智の滝があるので、当然最寄り駅だと思っていた那智駅は無人駅で駅周辺も観光地の雰囲気はありません。どうやら交通の便から新宮駅か紀伊勝浦駅からのアクセスが主のようです。

那智駅前から那智大社(那智山)行きのバスに乗り込みます(満員でした)。

昨日観光案内所で購入した「バス乗降フリー切符」が有効で(これ買っておいてよかった)いちいち細かなお金の出し入れもないんで、熊野三山をバスで巡る旅には必携のキップですね。

那智駅から10分足らずで「大門坂」に到着します。バスはこの先「那智の滝」・「那智山(那智大社の門前)」まで行きますが、大門坂から那智大社境内までの熊野古道を歩く・・・

せっかく熊野に来たんだから“熊野の自然”をすこしでも味わいたいんで、あえて途中の大門坂で降りて熊野古道を歩きます。

杉木立のなかの石段の道をゆっくりゆっくり登ってゆきます。昨日の神倉神社参道のとってもきつかった石段登りにくらべると整備された石段の道なんで、

うっそうとした木々の雰囲気をあじわいながら一歩一歩足を進めます。

                     

杉木立の中の道が終わると那智大社下に出て、境内へと続く石段をさらにさらに登ると、いよいよ熊野三山最後の「熊野那智大社」の到着しました。(よく歩きました)

大門坂を登ってきた人、観光バスで直接来た人もまじりあって、けっこう賑わいのある境内です。(あいかわらず外国人が多いです)

まだまだ今日は次があるんで(那智の滝)早々と参拝して、ここでも「勝守り」そして「八咫烏のおみくじ」を授かります。

混み合っている境内からは那智の滝が見えてきます。また有名な「五重塔と那智の滝」の撮影スポットがありましたが、

残念ながらその五重塔がいま改修工事中でこれでは画にならないんでパスします。(せっかく来たのに・・・ざんねん)

    

那智大社境内の脇から石段をどんどん下りてゆくと那智大社別宮の飛龍神社境内に・・・正面には今日のハイライト「那智の滝」がみられます。

飛龍神社の御神体で高さ日本一(133ⅿ)の滝、断崖からまっすぐ落ちてくる様は見事でしばし無言で見とれちゃいます。

見とれながら「これが滝のパワーかぁ」と思えるほど、心身の疲れも吹き飛んちゃって、カラダもココロもすっかり整っちゃいました。(あ~来てよかった)

これで念願の熊野三山(本宮・速玉・那智)を参拝する事ができました。なにか御利益を授かるわけではありませんが「いつか行かなくちゃ…」の念願がやっとかないました。

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新宮・神倉神社参拝 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑤-

2024-11-12 23:45:29 | 行ってきました

熊野速玉大社に向かうバスの中で聞こえてきた「神倉神社」をつづいて参拝します。(プランにはありませんでしたが、時間はあるし、行って損はしないようなんで)

新宮の古い街並みの中をテクテク歩くこと15分くらい、“うわさの”神倉神社が山の中腹に見えてきました。

「ありゃりゃ、あんな高いところに登るんかい・・・」

赤い神橋を渡って鳥居をくぐると・・・「なんだこの石段!!」どこにでもある整列された石段ではなく「山登り」の“めちゃくちゃな”石段がずっとず~っと続いています。

「おい、これ登るんかい」

登り始める所に「無料のつえ」が何本も用意されていて、「まむしがいます」の注意書きまで。(まむしって岩の隙間とか、薄暗いところにいるんですよね、ここはうってつけの場所かも)

来たからにはここで折り返す事ができないんで、一歩一歩、一歩づつ足をあげて、踏み外さないよう下を見ながら登り始めます。

石段は整列されていないとともに、かなりの急傾斜で、足腰の弱い方・ご高齢のかたは“まむしの出そうな”女坂かご遠慮くださいとなっていました。

なんとかえっちらほっちらと時間をかけて登りきると、小さな社殿とそれにのしかかる大岩(これが御神体のゴトビキ岩)がありました。

そして“うわさの”新宮市街一望がたのしめる高台に・・・夕景に映える新宮市内と熊野灘が望めました。(あ~来てよかった)

参拝を終えて石段を下り始めるんですが、この急傾斜じつは降りるほうが「怖い」んです。踏み外すとケガ必至ですもんね。

割と高齢の夫婦連れが登ってきましたんで、声を掛け合ってお互いの安全を確かめ合いました。(ほんとそのくらい油断していると危ないですから)

人の話を聞いての突発の神社参拝でしたが、神社の由緒、神社への苦労しての参拝、高台からの眺めみられて、旅の思い出としていい体験ができました。

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