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竹の水仙 -浅草演芸ホール十一月上席-

2022-11-07 22:54:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
十一月の落語・寄席は浅草演芸ホール上席昼の部から・・・

一時期のコロナ禍での興行に比べると、平日ですが浅草の人出も外国人はまだまだですが、だいぶ戻ってきており、今回の浅草演芸ホールでの興行でも「団体さん」が楽しんでいました。

開口一番は「平林」(めずらしい演目)から、「洒落番頭」「新聞記事」「幇間腹」「都々逸親子(新作)」「親子酒」「悋気の独楽」「初恋(新作)」「そば清子」「鹿政談」「鯛(新作)」

中入り後は「寿限無」「長短」「鮑のし」そしてトリは春風亭三朝師匠で「竹の水仙」まで・・・。

良く知る演目もあれば、初聴の新作落語まで、浅草の昼席は興行時間も長く、演者が多いので演目もバラエティーに富み、「寄席・芸」を楽しむ興行としてはなかなかの充実ぶりです。

今回の演目の中ではトリの三朝師匠の“ご存じ”「竹の水仙」がよどみなくテンポある話の展開で、師匠も汗びっしょりの熱演で一気にまくしたてました。

観ているこちらも、良く知っている話なんで、どこにオリジナリティなくすぐりを入れてくるかと余裕の雰囲気で師匠の話芸に吸い込まれていきました。

ほかに柳亭燕路師匠の「鹿政談」は米朝師匠の芸としてなんどか観ていますが、燕路師匠の活舌よくメリハリ効いた話がとてもわかりやすく、ひさびさ聴いた話なんでとても好印象な演目に。

 

浅草演芸ホールの雰囲気は、新宿や池袋とは違って「観光スポット」としての寄席のようなものがあり、今回の興行でも団体さんが一般客と混じって寄席を楽しんでいます。

そういう点では「寄席」のしきたり・マナーが多少緩んで「まあ、いいだろう」と軽んじられる傾向があります。

今回の興行でも演者が登壇して演じているにもかかわらず、ちょっと気になる観客の動きが何度かあり、そんな光景に演目に集中できない残念な時があります、これも浅草ならではの興行としては仕方ないのかなぁ・・・。

今日の寄席ではいつもの最前列に陣取って(ほんとの最前列はまだ閉鎖されていますが)落語・寄席芸を堪能しました。

色物の手品「アサダ二世」師匠のお手伝いしたり、にゃん子さんから「ちょっと、アンタァ!!」と指さされてくすぐられたりと、ライブ感たっぷり味わいつつ4時間を超す長丁場の寄席を楽しみました。






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