哲ノート

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ちはやふる -末廣亭九月中席-

2022-09-19 23:12:28 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
9月の寄席は、先月に続けて新宿・末廣亭から・・・

前述した「末廣亭クラウドファンディング」にていただいた招待券を使って一日楽しみます。

今日は台風接近もあり出足はどうかなぁ…と開演直後はまばらでしたが、昼夜入れ替えなしもあり昼席終演近くには結構席が埋まるほど盛況な昼席となりました。

開口一番は「まんじゅうこわい」から「さよなら、たっくん(新作)」「たらちね」「ちはやふる」「やかん」「二十四考」「親子酒」「粗忽長屋」「真田小僧」

中入り後は「出来心」「短命」、ひさびさ聴いた“スプラッター落語”「犬の目」そしてトリはさん喬師匠で「ちりとてちん」をたっぷりと・・・。

 

今日はひさびさ聴いた「犬の目」もよかったけど、柳家小八師匠の一風変わった「ちはやふる」を・・・

師匠が大学で物理学を専攻しており、故小三治師匠に「専攻したものを落語に生かせ…」と諭されたそうです。「物理学をどうやって落語に・・・」、そしてきょうの「ちはやふる」

御隠居さんがアルキメデスで、八つぁんがハミルトン君できました、竜田川が相撲取りではなくて本当の川になり、その畔にあるのがカミオ(神代)カンデで、そこでチハヤとよばれるニュートリノを捉えることに

地球にふりそそぐニュートリノは水にくぐらせると赤い(くれない)光を発するそうで、カミオカンデでは捉えられない(きかない)ので、ニューカミオカンデを構築してニュートリノを捉える事ができたという、物理学上の逸話を・・・。

そして「ちはやふる」のサゲへ・・・「ちはやふる」「カミオもきかず」「竜田川」「カラーくれない」「水くぐる」「とは…」となり、

そして「…とは」とはなんですかとハミルトン君、アルキメデスご隠居は「永遠(とは)・・・」ときました。

マクラの「物理」の話から、本題の「千早ふる」がアレンジされて、みごとにオチましたね・・・。

今回も最前列で自分も演者さん同様にライブ感をもって拝聴しました。かわるがわる色物さんもテンポよく、演目もバラエティーに富んで、あっという間の4時間でした。

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