哲ノート

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掛け取り -浅草演芸ホール十二月中席-

2022-12-14 22:03:05 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今年最後の寄席は、昨年と同じ浅草演芸ホールから

中席昼の部のトリはなんたって柳亭市馬師匠ですから、歳末ですからね“あれ”やるんじゃないかと期待して・・・(観客のみなさんも同じ心持ちでした)

そしたら実は昨年末も、まったく同じ日に(12/4)浅草演芸ホールで市馬師匠の“あれ”で見事締めくくっていました。(そのくらい期待を込めて寄席に通います)

平日の浅草ですが、歳末と相まって人通りも多く、外国の方も間違いなく増えていて賑わいを戻しています。

 

浅草演芸ホールも団体招待客も多く混じって7・8割の入りで活況を呈しており、今回も最前列に陣取って最後の寄席芸を思う存分楽しみます

そして、ざわざわしたなか開口一番「道灌」から始まりました。「道具屋」「アサダ二世師匠の手品」(きょうはしっかりやりました)「のめる」「お血脈」「真田小僧」「たらちね」

「座席なき戦い」「釜泥(三三師匠でひさびさ拝聴)」「時そば(こみち師匠版)」「紙入れ」「寄合酒」「転失気」・・・そして昼席トリの柳亭市馬師匠

出囃子が鳴り始め市馬師匠が演壇に登場すると、場内から「よぉ、まってました・・・かけとり・・・かけとり・・・」の掛け声が。

もう噺が始まる前から熱気ムンムンで、まくらで借金の話が出たもんだから、これはもうまちがいありません・・・

市馬師匠の年の瀬と言ったら、もうこれしかないでしょう、「掛け取り」が始まりました(やったぁ・・・)

師匠持ち前の美声で「狂歌」「相撲呼び出し」「相撲甚句」ときて「三波春夫」が登場します。

「世界の国からこんにちは」から「東京五輪音頭」まで、詩も2022年バージョンに作り変えて、もう師匠の「演目」を、いや「唄声」を十二分に堪能します。

場内からもみなさん期待して知ってらっしゃる方ばかりなんで、唄に合わせて手拍子もかかっちゃって、おおいにおおいに盛り上がりました。(やっぱ年末これでなくっちゃぁ…ね)

歳末の浅草で明るく陽気に今年の寄席・落語がみごとしめくくりました・・・ほんと「掛け取り」よかったなぁ。








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