観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

レッドクリフ

2008年11月06日 | 映画・テレビ
昨日、映画館でレッドクリフ(赤壁の戦い)の券を買ったときのこと
メンバーズカードを見せると1,000円と言う。,000円とはおかしいので、3度えっ!と聞き返したところ、60才以上でないのですねと返事をしてきた。
実年齢より上に見られたのは生まれてこのかた、この時が初めてである。
まだ、60才に達していないと言って1,500円支払った。
水曜日は、レディースデイということで女性は1,000円、だから、シネコン内の各館とも普段の平日より人が多かった。
映画のほうは、若干、ロード・オブ・ザ・リングの作りを感じさせるところもあったが、ハラハラドキドキをするほどでもない。過度な期待はしていなかったので特に落胆もしなかった。
北京オリンピックを演出したことでも有名なチャン・イーモウ監督のような色彩の美しさや様式美といった映画作りとは違い、アクション演出の楽しさが特徴といった感じ。
呉の知将、周瑜を演じたトニー・レオンを見ていて、もっくん(本木雅弘)と似ている感じがした。
諸葛孔明は役柄も演じた金城武も格好が良すぎる。
周瑜の妻を演じたリン・チーリンは、チャン・ツィイーより美人で日本人そっくり。
主題歌は岩代太郎の曲もいいが、歌手のアランの声もいい。(今、曲を聴きながら書いている。)
音楽は、レッドクリフ公式サイトの下記ページから聞ける。
http://redcliff.jp/aboutthemovie/song.html

お薦めの映画?

2008年07月01日 | 映画・テレビ
4日の間に2本映画を見た。「インディー・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」と「マリと子犬の物語」だ。この2つ全く毛色の違う映画だ。
実際のところ、アクション・アドベンチャー映画の中では、インディー・ジョーンズのように宝探し物は好きだ。
トゥームレイダー、ハムナプトラ、ナショナル・トレジャーの各シリーズは全て見ている。
トゥームレイダーは、同名のコンピュータゲームの映画化で主演のアンジェリーナ・ジョリーはこの作品のヒットによってスターになった。
題名は、カタカナ表記だと何だか格好いいが、原題の「Tomb Raider」の直訳だと「墓荒らし」ということになる。適当な意訳もないので、そのままカタカナ表記にしたのだろう。
墓荒らしや墓泥棒では、最新の機器を使いこなすスマートな美人ハンターのイメージと違ってくる。
この主人公のアンジェリーナ・ジョリーの実の父親がナショナル・トレジャーで主人公役のニコラス・ケイジの父親役を演じていたジョン・ヴォイト。
この手の映画が好きな映画の3番手。
一番苦手が「マリと子犬の物語」のような映画。
しかし、この映画、見たくて見たのでなく、昨日行った日帰りバスツアーの帰りの車中でのビデオ上映。上映が始まった途端から涙が止まらない。目をつむっても音が聞こえる。音だけだとさらに想像して涙が出ることになる。
この映画、2004年10月に発生した新潟県中越地震時に山古志村であった実話を元にしている。
大地震といえば、徳島県も今後30年間に「南海地震」が発生する確率は、50%を超えている。我が家は大丈夫だろうか。この映画、地震時対応の勉強にもなる。




雅山とメロンパンナ

2007年08月06日 | 映画・テレビ
昨日何気なく見た「ジャンクSPORTS」で一番面白かったこと。
大相撲力士のハワイ巡業での様子をビデオを見ると、力士は着物を着ているので、ポケットがないから常にセカンドバッグを持ち歩いている。
なんと関取の雅山のバッグの中には、メロンパンナのぬいぐるみが入っていた。と言っても私はこのとき初めて「メロンパンナ」というものの名前を聞いたのだ。メロンパンナはアンパンマンの仲間らしい。
雅山は、メロンパンナちゃんと呼んでいたが、このぬいぐるみに癒されるらしい。普通のぬいぐるみの50cm位の抱き人形は、旅行には大きすぎて持っていけないので、小さいぬいぐるみも持っているとか。相当撫でているらしく、かなりすり減っていた。相撲で負けたりなど嫌のことがあればこのぬいぐるみで癒されるらしい。
雅山哲士(本名 竹内雅人)30才、顔もなかなか鋭そうな187cm181kgの大男がメロンパンナにメロメロとは実に可笑しい。実際は、マメでやさしい性格
らしい。
彼は、明治大学を中退して武蔵川部屋に入門し、平成10年七月場所で初土俵を踏み、平成12年七月場所 で大関になったが、怪我などで今年の七月場所了時点で432勝324敗53休(55場所)と低迷している。しかし、この番組を見て気に入った。早く大関に復帰し、その上もめざして欲しい。相撲の世界では年だが、「再チャレンジ」を見たい。


Vフォー・ヴェンデッタ

2007年07月18日 | 映画・テレビ
金曜日に借りたDVDの2本目を今日やっと見た。まだ、1本残っている。
映画の原作の「Vフォー・ヴェンデッタ」は当初、英国のコミック雑誌に1982年から85年にかけて連載されたらしい。
ちょうどこの頃の英国は、女性としての初めての保守党党首で首相となった鉄の女と呼ばれたサッチャーの政権(1979年~1990年)に重なる。彼女は公約であったインフレを抑えることに成功したが、失業者は増大し、1982年には300万人を数えた。また、彼女の政権当時は北アイルランド紛争でテロが日常化していた時期でもある。だから、このVフォー・ヴェンデッタも多分に当時の世相を反映をしているのでないかと思われる。
映画とコミックの内容は、大筋では同じだが、部分的に違うところも多いようだ。実際、映画になったのは20年後なので、コミック連載時の近未来予想とは異なる部分も多いからということも考えられる。
それにしても、土曜日に見た「トゥモロー・ワールド」もこの映画にしても英国の近未来は全体主義的な管理社会となっており、米国は駄目になっている形で扱われているのだろうか。
主演のナタリー・ポートマンは、「レオン」で映画デビューし、「スター・ウォーズ」の新3部作のヒロイン、アミダラ役でスターの地位を確立。「スター・ウォーズ」以外には学業に専念し、1999年にハーバード大学に入学、心理学を専攻し、2003年に卒業している。彼女は、坊主頭にになることを承知でオーデションでこの役を射止めたらしいが、坊主頭になってもきれいな人はきれいなんだなと妙に感心した。

トゥモロー・ワールド

2007年07月14日 | 映画・テレビ
台風の影響が免れないこの連休3日間のため、昨日仕事帰りにDVDを借りた。
今日見たこの映画は、人類に子供が生まれなくなった2027年の英国を舞台に、一人の男の視点からシリアスに描かれている。
ストーリーは、西暦2027年11月。世界中が内戦状態のような有様で、経済は恐慌状態に陥っており、人類は将来への希望をなくている状態。
理由は不明だが、人類は出産の能力が失われ、この18年間全く子供が生まれていない。イギリスのロンドンは、かろうじて秩序を保ってるいが、治安は日々悪化している。世界一若いブラジルの青年が刺殺されたという絶望的なニュースが流れているこの日も、市街地で爆破テロが発生していた。翌日、エネルギー省に勤めるセオは、出勤途中に元妻のグループに拉致され、元妻の指示で彼の従兄弟の政府高官から通行証を手に入れる。途中、妻は、グループの裏切りで殺されるが、セオは、子供を身ごもっている黒人女性をある謎のグループに渡すため、あらゆる困難を乗り越えるはめになる。
国家とテログループの双方に追われての逃亡中、彼女は出産する。しかし、かろうじて目的の場所までたどり着き、小舟で沖に出るが、彼は銃撃された怪我のため、ついに息を引き取る。やがて濃霧の向こうから謎のグループ(環境団体のグリーンピースのような団体に思えた)の漁船のような船があらわれる。
主人公セオ・ファロンの行動を中心にドキュメントのように作られているが、抑えた淡々とした作りは、むしろ現実観を伴う。しかし、人類全体の世界観や状況説明が希薄なので、映画の中身が十分頭に入らないといういらだち感が残る。
流行のSFアクション・エンターテインメントとは違い、少子化・人種問題・民族紛争・宗教対立・テロ・環境問題などを織り込んだ見応えのある映画だ。もしや現在の20年後は、考えさせられるショッキングな映画だが、真面目に丁寧に作られている。
一見地味な印象を与える抑制された演技だが、その方が現実感を感じさせる主人公を演じたのは、イギリス王立演劇学校出身で舞台経験の豊富なクライヴ・オーウェン。 マット・デイモンの「ボーン・アイデンティティ」の殺し屋役で注目され、「キング・アーサー」で主役を演じた。
ネタバレで恐縮だが、派手なアクションを見慣れている私としては高揚感には欠けが、お薦めの映画である。

涙のわけ

2007年05月17日 | 映画・テレビ
今日、映画「眉山」を見た。水曜だし、雨も降ってきたので、映画館は空いていると思っていたのに、席は前の方しか空いてないという。
前の方だとスクリーンを見上げるような格好になるし、評論家の評価は良くないようだが、そこはやはり地元びいきなので、最後まで見た。
地元の撮り方は、気に入ったが、原作を読んだとき以上の感動を味わえるというような内容の映画ではない。案外さらっとしていて、見終わった後の気分はいい。
でも、ハンカチは必要だった。私の涙が出るときは、決まって主人公咲子の涙を流す10秒前くらいからだ。
しかし、不条理な話でもないし、中井喜一主演の映画「壬生義士伝」や同じ原作作者の「鉄道員(ぽっぽや)」の映画のときのように、涙が止まらないというようなことはなかった。
主人公の気持ちに感情移入して涙を流したりすると心が浄化され、このことを心理学では「カタルシス効果」という。でも、本人は心を癒すために涙を流しているという意識は全くない。自然に涙が出てくるだけだ。ギリシア語のカタルシスは元来は医学用語で、薬剤を用いて吐瀉ないし下痢を起こさせる事をいった。そこから魂の浄化を指す語となったらしい。

緋牡丹博徒

2007年04月30日 | 映画・テレビ
庭に緋牡丹が咲いているのを撮ろう撮ろうと思っているうちに無惨な姿になっていた。白い牡丹の背後に写っているのが緋牡丹
団塊の世代に緋牡丹と言えば、口に出るのが緋牡丹博徒
寺島しのぶのお母さんの富司純子(旧名藤純子)の主演で同名のシリーズが1968年から1972年にかけて計8作あるが、ほとんど見てると思う。
シリーズの中で菅原文太と共演した「緋牡丹博徒 お竜参上」は、傑作と言われている。アパートの隣だった中央大学の応援団の学生は、文太を甘くした顔のナイスガイだったが、声まで似せたりしていた。
当時は、左翼の学生も右翼の学生も任侠映画を見て感動していたような気がする。ノンポリの学生も同じだった。ノンポリといっても今の人は知らないかもしれない。nonpolitical の略で左翼系の学生運動家が政治に対して無関心である一般学生を馬鹿にして「ノンポリ」と呼んだ。

明日の記憶

2007年01月21日 | 映画・テレビ
今日、お隣の小松島市のミリカホールという名前の市民ホールに家人と映画を見に行った。ミリカホールのミリカとは、果物のヤマモモの学名Myrica rubra の属名である。
Myrica は、ギリシャ語の myrizein(芳香)に由来する芳香性の低木 myrike の名から、種名のrubraは、赤色のという意味らしい。
何でミリカなのかというと、ヤマモモが小松島市の市の木なのだ。ヤマモモは、徳島県の県の木、高知県の県の花にも指定されている。
小松島市の櫛渕町が全国一のヤマモモの産地で、一昨年「ヤマモモ狩り」が30年ぶりに復活した。高さが十メートル近くある木からの転落事故が相次ぎ、中止されていたのが、品種改良で低木化が進み、安全に楽しめるめどがついたため、復活に踏み切ったらしい。
転落と言えば、私も中学生の時、友達の家のヤマモモの木から落ちて、買ってもらったばかりの真っ白なトレパンの尻の部分を真っ赤にしてしまった。あわてて自転車で家へ帰り、初めて洗濯というものを経験した。幸いシミにならずにすんだが、この記憶は、ヤマモモを見たり食べたりするたびに蘇るのだが、その記憶も次第に鮮明ではなくなっている。
ところで、見た映画の題名は、渡辺謙主演の「明日の記憶」である。この映画は、いわゆるエンターテイメントではないので、見る者によってかなり感じ方が違うと思う。しかし、渡辺謙さんが自ら原作者と話をし、監督を選び、作品にした映画らしいが、内容が濃く、よくできていると思った。
家人は、メインテーマを演奏するオーボエ奏者の宮本文昭さんの演奏が気に入ったようだ。珍しく私にCDを買うよう勧めたのである。


ミリカホールのチケットの半券

ナイロビの蜂

2007年01月08日 | 映画・テレビ
社会派サスペンス映画「ナイロビの蜂」、郊外にシネコン1軒しかない徳島県では上映されなかったので、ビデオになったら借りようと心待ちにしていた。
しかし、これまたビデオ屋さんには1本しか置いてなく、いつ行ってもレンタル中、土曜日ようやく借りることができた。
ある日、妻が製薬会社らの陰謀の犠牲になり、妻のことを何も知らなかった英国外務省一等書記官の夫が、その謎を解くことになるが、妻の後を追うようにわざと殺されるというストーリーである。
この製薬会社は、耐性結核菌に効く薬の人体実験にケニアの貧しい人々を使う。副作用があることが分かるが、研究をやり直すのにあと2年はかかる。その間にライバル会社に先を越されると何十億ドルの儲けができなくなるので、妻が調べたレポートが公にならぬよう製薬会社とグルになっている英国政府高官が握りぎりつぶす。
原作は「The Constant Gardener」という小説。映画の原題も同じ。「constant」を辞書で調べると不変の、連続的に繰り返されるという意味のほかに(愛情・決意などで)揺るぎのない, 志操堅固なという意味がある。誠実な庭師という意味か。主人公の夫は、真面目で誠実な外交官で、庭いじりが唯一の趣味。
英語の題名の和訳では面白くない。夫婦が住んでいたのがケニアの首都のナイロビ。関係する会社の名前が「Three Bee」、「ナイロビの蜂」という邦題は、上手いと思う。
このストーリーの恐ろしいところは、ありえるような話だから。
結核は、最近まで薬で治ると信じられていたが、全く薬が効かない耐性菌の結核菌が出現したのだ。下記に国内で年間60~70人が薬の効かない結核菌に感染しているという記事が載っている。
http://venacava.seesaa.net/article/30287655.html
薬剤耐性は、結核菌の遺伝子に起こった突然変異を人為的に増幅することで生じる。不規則な薬剤の供給、不適切な処方、治療途中の服薬中止によって出現する。また、一種類だけの薬の使用は感受性菌の発育を抑えることができても耐性菌の増殖を許すことになるらしい。
ところで、ケニアの物騒さは、下記の外務省 海外安全ホームページの記述からも分かる。
(イ)ナイロビ市
  (a)首都ナイロビ市では失業者やストリートチルドレンも多く、銃器
    を使用した強盗等の凶悪犯罪が多発しており、邦人にも被害者が出
    ています。カージャックや家屋侵入等の一般犯罪が後を絶たず、時
    間帯・地域に関係なく銃器使用による車両強盗等の凶悪犯罪が多発
    しています。外交官を含む外国人に対する強盗傷害事件、マタツ
    (小型乗合バス)に対するカージャック事件も発生しています。比
    較的安全であるといわれている高級住宅地においても、強盗・窃盗
    事件が発生し、レストラン、ファーストフード店等でカバン・バッ
    グ等を狙った置き引きが頻発しています。また、国際空港では外国
    人観光客に対して空港職員等が、また市内の検問では交通警察官
    が、それぞれ不当に賄賂を要求してくることがありますので、十分
    注意してください
(写真は、ハマシギAがBに「ところで君、超多剤耐性結核菌って知っているか」と聞いているところ)本日撮影


小説「眉山」の映画化12

2006年09月13日 | 映画・テレビ


ここで現在、映画「眉山」のロケが行われている。
この建物は、徳島県都である徳島市の南に隣接した小松島市にある旧の徳島赤十字病院。新しい病院は、少し離れた場所に新築したので、この病院は全く使われていない。しかし、まだ医療器械からベッドに至るまで一式残っているから、病院内でのシーンの撮影に使うには、うってつけの建物である。


上の写真に写っているトラックボディーの一部を大きく伸ばした写真。阪急東宝グループと書いてある。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阪急東宝グループ(はんきゅうとうほうグループ)は、阪急ホールディングス株式会社、株式会社阪急百貨店及び東宝株式会社を中核とする企業グループである。資本的なつながりよりもむしろ、小林一三をルーツとした文化的なつながりである。
阪急東宝グループとなっているものの、グループを構成する阪急電鉄グループ(阪急HD)、阪急百貨店グループ、東宝グループの資本関係はあまり濃くはない。