観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

六甲高山植物園 その2

2016年06月30日 | 旅・風景・グルメ

カザグルマ(風車)
キンポウゲ科の落葉性つる性の多年草
漢字名の風車は、、子どものおもちゃのかざぐるまから付けられた。


クリンソウ(九輪草)
和名の由来は、段状に輪生する花の様子を、相輪(仏塔の先に付いている装飾部分)の一部の九輪(金属でできた9個の輪)に因んだもの
まだ上の段のほうしか咲いていないので実感が少ないが、6,7段は咲くらしい。
(右から2番目の花、6段は確認できる。)


コデマリ(小手毬)
バラ科の落葉低木 中国南部原産で日本では帰化植物。
和名の由来は、小さな花が丸く集まり手毬のように見えることから。


サラサドウダン(更紗灯台)
ツツジ科の落葉低木
和名に由来は、花に更紗染めの模様があり、灯台(油で燃やす明かりの灯台の灯心の周りを囲った風よけ)の形に見えることから。


ハマナス(浜茄子)
バラ科の落葉低木
和名の由来は、語源由来辞典の「ハマナス」の項の説明が分かりやすい。
ハマナスというとどうしても50年以上も前から歌い続けられている「知床旅情」を思い浮かべる。
この歌によって、「知床にはハマナスが咲く」とイメージされるようになり、私もハマナスの咲く頃に知床に行った。


六甲高山植物園 その1

2016年06月29日 | 旅・風景・グルメ

ちょうど一月前に六甲高山植物園に行った、
神戸市の六甲山山上にあるこの植物園、涼しかったので驚いた。海抜わずか665mしかないが北海道南部の気候と同程度らしい。
ここは、植物学の第一人者である故牧野富太郎博士のの指導を受け1933年に開園している。大都市の近くでもあり、ちょうど1年で
一番花の多い時期でもあったので、大勢の客が来ていた。花にはそれほど興味はないが、花の一つ一つに名前の表示があったので、花の
名前を覚えようと写真を撮った。


アツモリソウ(敦盛草)
この和名のアツモリは、平家物語の「一の谷の合戦」で有名な平敦盛で、この花の大きな唇弁を当時の武将たちが流れ矢を防ぐために鎧の上に
付けていた母衣(ほろ)に見立て付けられた。


イブキトラオ(伊吹虎の尾)
滋賀県と岐阜県の県境の伊吹山に多い虎のしっぽのような花穂からこの名が付けられた。
 

ウラシマソウ(浦島草)
花弁状の苞の中から花軸が長く糸状に伸びて下垂している姿を釣り糸を垂らした浦島太郎に見立てて名付けられた。


オオバオオヤマレンゲ(大葉大山蓮華)
モクレン科の落葉低木。このオオバオオヤマレンゲの近縁種で日本に自生するオオヤマレンゲの別名は、深山蓮華(ミヤマレンゲ)。天女花
(てんにょばな)。「大山」は、大群落のある大山(だいせん)連峰によるという説のほかに自生地といわれる奈良県と和歌山県の県境の大峰山
から付けられたとする説もある。蓮花は、蓮の花に似ていることから付けられている。
写真のオオバオオヤマレンゲとオオヤマレンゲの識別点は、雄しべが前者は写真のように深紅だが後者は黄色。

イチジクと豆知識

2016年06月27日 | 日記

今日収穫したこのイチジクの夏果、収穫量は少ないが実は大きい。


「無花果」という漢字名は、花かを咲かずに実がつくように見えることから付いたものだが、実際は、このピンクのつぶつぶが花らしい。
イチジクの原産地はアラビア南部で「不老長寿の果物」とも呼ばれている、
ウィキペディアによると”原産地に近いメソポタミアでは6千年以上前から栽培されていたことが知られている。地中海世界でも古くから
知られ、古代ローマでは最もありふれた果物のひとつであり、甘味源としても重要であった。最近の研究では、ヨルダン渓谷に位置する
新石器時代の遺跡から、1万1千年以上前の炭化した実が出土し、イチジクが世界最古の栽培品種化された植物であった可能性が示唆されている。
日本には江戸時代初期、ペルシャから中国を経て、長崎に伝来した。当初は薬樹としてもたらされたというが、やがて果実を生食して甘味を楽しむ
ようになり、挿し木で容易にふやせることも手伝って、手間のかからない果樹として家庭の庭などにもひろく植えられるに至っている。”
イチジクの和名の前の由来は、次の3説がある。
 ①中世ペルシア語「アンジール anjir」の中国での音訳語「映日果」(インジークオ)がら更に転音。
 ②1ヶ月で熟す
 ③毎日1個ずつ熟すという意味の「一熟」が変化

「不老長寿の果物」と呼ばれているイチジクは、あのクレオパトラの若さと美貌の元だったという話もあるくらいでいろんな効能があるようだ。
具体的には、多量の糖分を含むほか少量のビタミンB1、B2、微量のビタミンC、そしてカルシウムや鉄分などを含んでいる。
また、ペクチンという食物繊維を含んでいるので便通を整える。生で食べるとより効果的だそうだ。また、痔にも効くらしい。
葉の根元を折ったり、実(花托)をもいだりすると、白い液が出て来るが、この白い液は、フィシンというタンパク質分解酵素で肉を柔らかくする
作用があるらしい。このために、タコや魚の目に1日数回塗ると2週間くらいで皮膚が柔らかくなり、芯が剥がれ落ちると言われている。ほかにも
水虫にも効くと言われている。

本題から少し話変わって、「イチジク浣腸」と付けられた由来は、無花果(イチジク)の実(実際には花托〈かたく〉を見て形が似ていること
から名付けられたという説が有力。しかし、このほか「日本家庭薬協会」のHPを見ていると
●イチジクの乾実は和漢薬の緩下剤として用いられていることより命名されたとの説。
●イチジクの果実が熱するのが早いことにより、浣腸の速効性を連想させるために命名されたとの説 
もある。

メガソーラー騒動

2016年06月23日 | メガソーラー騒動
先日、メガソーラー建設予定地の土地所有者(2法人)からから予定地周辺の住民に対し「発電事業説明資料」
が送付されてきた。
予定地は、大型住宅団地の造成に伴う調整池の機能を果たす役割を持たすために造成をしなかった湿地
(旧住民によると宅地造成前は、田船と呼ばれる船を利用し、稲作をしていた深田と呼ばれる田圃だったらしい。)である。
ところが大型団地の造成から30年以上過ぎても付近地を流れる河川の改修の目途は全くつかない。このため、造成できない
残りの湿地をメガソーラー発電施設用地としてソーラー設置業者に20年間貸し付けることにしたのである。
(住民の要求により以前開催された説明会の席上で所有者の1者である〇〇公社の年間貸し付け料は、年間約300万円という
ことだった。これに対し、住民から「天下り幹部一人の給料より安いのだろう。公社の理事を減らせばどうか」など鋭い指摘も
浴びていた。)
「豊かな自然とみどりのまち」というキャッチフレーズに惹かれ、この団地を住居地と決めた者も多い。しかし、その豊かな
自然を象徴する湿地(湿地に依存する野鳥も多い。)は完全に消失、無機質なソーラーパネルで覆い尽くされようとしている。
この景観の問題を別にすると、メガソーラー施設の設置による周辺住民の心配の一番は浸水の問題である。
次に心配なのは、児童の通学路である。工事期間中の仮設道路は、日中でも薄暗い山林に沿った部分が多く、変質者、イノシシや
マムシの出没が懸念されている。

ところで、上記説明書には以下のように書かれていた。


この「私有地内において承諾なしに認定されていることが徳島市との協議で確認できている」と書かれている部分について
(市が不動産侵奪罪に該当するような事をしたのか道路維持課に確認したところ、翌日、当該企業を呼び出したようで、次のような
回答あった。
「道路の未改良区間(筆者注:企業が私有地と主張していると思われる部分を含む区間)では、国から本市に譲渡された土地があり
ますが、官民境界協議が行われておらず、この土地の位置が特定できていません。しかし、道路区域内における敷地、物件につき
ましては、道路が一般交通に利用されることから、私権が制限されることとなります。」
市の道路維持課に対して今回のケースとは全く異なるケースだが、蛇足として「特に公共事業の情報を事前に聞きつけた輩が、当該
公共事業の予定地内でいわゆる赤線青線に隣接している筆界未定の原野や雑種地を購入し、境界画定に乗じて一儲けしたという事例
が枚挙にいとまもない。」という趣旨のメールを送付しておいた。

二つの贈り物

2016年06月16日 | 日記



山形県天童市から佐藤錦が届いた。
2015年度の天童市の「ふるさと納税」は、宮崎県都城市43.3億円、静岡県焼津市38.3億円に次ぐ3位でその額32.3億円
ちなみに、全国自体への寄付総額は、1652.9億円

さくらんぼで喜んでいたら、知人からケーキもいただいた。




養浩館庭園

2016年06月13日 | 旅・風景・グルメ
養浩館庭園へ来たのは2度目
結婚記念写真の前撮りによく使われるらしく、前回も今回と同じく天気が悪かったが、撮影が行われていた。
前回は、ちょうど、写真の撮影が始まったところだっので、じっくり風景の撮影できなかった。今回は、撮影が終わったときに新郎新婦と
撮影スタッフが到着したので、タイミングが良かった、養浩館の屋敷の方は大きくない。前回の見学で大体、中の様子は分かっているので、
今回はその見学時間分を庭園の撮影時間に回した。しかし、庭園もそれほど広くないので時間は余った。










蹲踞(つくばい)から自噴している水。
この水が池に注がれている。

ところで、養浩館庭園のHPによると江戸時代は「御泉水屋敷」と呼ばれ、事情により福井藩主松平家の別邸となったらしい。
文献上の初見は、1656年、4代藩主の側室がここで男子を産んだと記録されている。
現在のような形になったのは、7代藩主の頃だが、1945年の空襲で焼失した。しかし、1982年に国の名勝に指定されたのを機に
1823年の「御泉水指図」を参考にして、1993年に今の形に復元されたらしい。



東尋坊で、いかすみソフト

2016年06月09日 | 旅・風景・グルメ
5月30日の朝は東尋坊にいた。今回のミステリーツアーの観光地は、すべて何度か行ったことがある所ばかりだった。
中でも東尋坊は、福井県や石川県へのツアーの花形観光地なのですでに10回くらいは来ていると思う。の行き先を知ってたら絶対選ばなかったツアーだ。
しかし、この東尋坊タワーに登ったのは、初めてである。


地上55m 海抜100mらしい。1964年完成ということは、前回の東京オリンピックの開催年だから50年以上も前の建物だ。


少なくとも私がこのタワーを眺めていた時とタワー内にいた間は、私だけの貸し切り状態だった。


しかし、窓からの眺めは結構いける。


土産物屋が軒を連ねている。


ここでいかすみソフトを食べた。


ガイドさん、何か土産物でも探しているのかな。



ドローンを見た日

2016年06月07日 | 野鳥
5月1日のことである。
N寺の駐車場に車を止め、三脚にカメラを載せる作業をしていると突然ブーン、ブーンと大きな音が聞こえてきた。スズメバチの大群か?
車に飛び込んだら大丈夫かと一瞬焦ったが、蜂の気配は全くない。
カメラを持って階段を登っていくとそこにドローンが飛んでいた。


N寺の紹介ビデオでも撮っていたのだろうか。
スタッフは、ドローンの操縦者を含め3人いた。


顔が写っていないので、お蔵入りしていたオオリリ


同じく不鮮明でお蔵入りしていたアカハラ