今日昼から「伝えたい豊かな吉野川河口干潟シンポジウウムに出かけた。
講師は、
アメリカ魚類野生生物局勤務を経て今はコンサルタントのピーター・ベイ博士、東京大学助手の清野聡子氏、釧路公立大学の小林聡史氏の3人
ベイ氏
「サンフランシスコ湾の湿地再生について」
NGOの地道な活動が1960年代からの立法(規制を主とした)を促し、湿地再生につながった。日本ではミチゲーションというと別の場所にお飾りのようでほとんど機能しない代替地の造成だが、アメリカではそれは最終手段、アメリカでもあまり成功例はない。サンフランシスコ湾の湿地再生では、まず土地の買い上げから始まった。市民が戦えるような法令を当局に作らせることが
自然回復の第一歩である。
清野氏
「四国三郎吉野川干潟に何が起きたのか」
日本では、行政が開発に当たって調査はするが、コンサルからの報告書に影響があるとの記述があるというこは、まずない。漁民や自然保護に携わっているいる人が経験則や直感で影響があると指摘しているにもかかわらず、野鳥など生物が申告しないこといいことに無視している。
今や、湿地保護に関しては、日本の法律整備は遅れ、アジヤで最低といわれている。
地方分権で首長により温度差ができている。千葉県は別としても青森県でも知事がリーダーシップをとっている。
国土交通省も特に大規模な公共工事に対しては、近いうちに予算の制約から継続する工事の選択をし、それほど必要でない工事にたいしては、はしごをはずすような行為に出るようになる。河口に新たに2本も橋は必要なのか。。(今後、人口が増大し、交通量の大幅に増え、好景気で税金の使い道を探さなければならないほど税収が増える。というようなことは考えられないのに。)
河口部において別々の事業者が様々な計画を持っているいるときでも全体的な環境影響評価をやらず、影響は各事業ごとで軽微ということですましている。流域全体とかトータル的な保護計画を持っていない。
小林氏
「釧路会議以降のラムサール条約の歩み」
氏は、スイスのジュネーブでラムサール条約の事務局に勤務されていたのだが、ジュネーブは近郊から通勤する車で渋滞が激しいので、新しい橋を作ることになり、環境に影響あるからトンネルではということで決着と思いきや住民投票で建設自体を止めることにした。
チリでは、私有地の一部をラムサール条約の登録湿地にしている。
吉野川でも登録を地元が要請すれば、環境庁は認めるだろう。
結論として
都市の中心部でこれほどすばらしい干潟が残っているの日本ではここだけである。これを残すことは後世の人にとっても財産になると思う。どうしても必要とか、なければ生命に関わるとかいうものであれば別だが、寿命が何十年かの人口構造物より、豊かな自然が貴重なのは自明である。
市民やNGOの皆さんの息の長い地道な行動を続けて、共感の輪を広げていくとが大事である。
講師は、
アメリカ魚類野生生物局勤務を経て今はコンサルタントのピーター・ベイ博士、東京大学助手の清野聡子氏、釧路公立大学の小林聡史氏の3人
ベイ氏
「サンフランシスコ湾の湿地再生について」
NGOの地道な活動が1960年代からの立法(規制を主とした)を促し、湿地再生につながった。日本ではミチゲーションというと別の場所にお飾りのようでほとんど機能しない代替地の造成だが、アメリカではそれは最終手段、アメリカでもあまり成功例はない。サンフランシスコ湾の湿地再生では、まず土地の買い上げから始まった。市民が戦えるような法令を当局に作らせることが
自然回復の第一歩である。
清野氏
「四国三郎吉野川干潟に何が起きたのか」
日本では、行政が開発に当たって調査はするが、コンサルからの報告書に影響があるとの記述があるというこは、まずない。漁民や自然保護に携わっているいる人が経験則や直感で影響があると指摘しているにもかかわらず、野鳥など生物が申告しないこといいことに無視している。
今や、湿地保護に関しては、日本の法律整備は遅れ、アジヤで最低といわれている。
地方分権で首長により温度差ができている。千葉県は別としても青森県でも知事がリーダーシップをとっている。
国土交通省も特に大規模な公共工事に対しては、近いうちに予算の制約から継続する工事の選択をし、それほど必要でない工事にたいしては、はしごをはずすような行為に出るようになる。河口に新たに2本も橋は必要なのか。。(今後、人口が増大し、交通量の大幅に増え、好景気で税金の使い道を探さなければならないほど税収が増える。というようなことは考えられないのに。)
河口部において別々の事業者が様々な計画を持っているいるときでも全体的な環境影響評価をやらず、影響は各事業ごとで軽微ということですましている。流域全体とかトータル的な保護計画を持っていない。
小林氏
「釧路会議以降のラムサール条約の歩み」
氏は、スイスのジュネーブでラムサール条約の事務局に勤務されていたのだが、ジュネーブは近郊から通勤する車で渋滞が激しいので、新しい橋を作ることになり、環境に影響あるからトンネルではということで決着と思いきや住民投票で建設自体を止めることにした。
チリでは、私有地の一部をラムサール条約の登録湿地にしている。
吉野川でも登録を地元が要請すれば、環境庁は認めるだろう。
結論として
都市の中心部でこれほどすばらしい干潟が残っているの日本ではここだけである。これを残すことは後世の人にとっても財産になると思う。どうしても必要とか、なければ生命に関わるとかいうものであれば別だが、寿命が何十年かの人口構造物より、豊かな自然が貴重なのは自明である。
市民やNGOの皆さんの息の長い地道な行動を続けて、共感の輪を広げていくとが大事である。