観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

識別は難しい

2007年09月30日 | 野鳥
この写真は昨日撮った写真だが、写ってる2羽の1羽はソリハシシギだがもう1羽がアカアシシギかツルシギなのか分からない。
道路工事をしているところにツルシギがいるという情報を教えてもらったのだが、どこにも道路工事をしている箇所が見つからない。だから適当に進んでいくと砂を掘った後にできた水たまりにいろんなシギやらヒドリガモがいた。後で聞くとそこが道路用地になる土地で、すでに買収済みの土地のようだ。
ツルシギは完全な夏羽だと全身が黒ですぐに分かるのだが、そんなのには滅多にお目にかかれない。また、アカアシシギの夏羽では上下の嘴の基部が赤いのだが、そんなにはっきりしているのも少ない。また、ツルシギの嘴の方が細くて長い下嘴の基部が赤いのだが、写真の写りが悪いので、はっきりしない。
さらに赤い足はアカアシシギの名前の由来なのにツルシギの足もまた赤い。ということでどちらかはっきりしない。

様になるセイタカシギ

2007年09月27日 | 野鳥
小顔美人で足の長いタレントがどんな格好をしていても素敵なように、セイタカシギもどんなポーズでも決まっている。
陽はかなりかげってきたが、気温は下がるきざしもないこの日、汗を拭く拭き撮影しただけに、セイタカシギの優雅さが目の残る。










珍鳥コグンカンドリ2

2007年09月25日 | 野鳥
久々の迷鳥「コグンカンドリ」と言っても初めて見たのだが、
日本で観察されるこの種は、インド洋、太平洋、大西洋にある熱帯、亜熱帯の島で繁殖し、日本の太平洋沿岸でたまに目撃されているが、
日本海沿岸ではあまり記録がないようだ。漢字名は、小軍艦鳥、大きさは、「日本の野鳥590」によると体長79cm、翼開長175~195cm
「魚類、イカ類を食べ水面すれすれを飛行し、水面近くの餌を捕まえる。カツオドリ類、アジサシ類を襲い餌を吐き出させたり、餌を落としたところを奪う」とある。
この写真の鳥は、幼鳥のようだが、この鳥を間近に見ていた釣り人によると、その特徴から成鳥と思われるのも1羽いたようだ。(2羽同時に見えたときもあるらしい。)
成鳥が日本に来た記録は2回との記述があるが、本当に成鳥だったすると凄いことだ。
釣り人によると成鳥らしきほうは、ウミネコの餌を横取りしていたが、幼鳥のほうは、ウミネコにしょっちゅう追いかけられ、自分で水面近くの魚を捕っていたようだ。
この場所には、大勢の釣り客がアジを目当てに来ていた。防波堤の上から海面を覗くと、小さなイワシの魚影が大きな魚のように見える。このイワシなら玉網でいくらでもすくえそうだ。事実、目の前で簡単にすくうのを見た。だから、コグンカンドリも簡単に捕れるのだろう。釣り人は、ツバメのお化けみたいな鳥が飛んでいるので驚いたと話していた。




船の上でコグンカンドリがウミネコにはさまれている。
まだ午後3時というのに、どんよりした曇り空のせいで、もう薄暗くなっている。
明るいときにもう一度ゆっくり見てみたい。

珍鳥コグンカンドリ

2007年09月24日 | 野鳥
今日は午前中、できるだけ早く家事を済ませ、鳴門へタカを見に行こうとしたが、家事が終わった頃に生憎雨が降ってきた。1時間余りすると止んだので車を走らせたが、また降り出した。それでもまあ行ってみようと目的地の四方見でしばらくサシバやハチクマの渡りを観察していたた。
しかし、いずれも遠くて写真にならないなと思っていると、野鳥の会の支部長さんとMさんの車が前を素通りしていくのが見えた。ここに立ち寄らないで、素通りとはおかしい。そうこうしているうちに、2人はコグンカンドリを見に行っているとということが分かったので、私たちもそちらに行った。





後ろは鳴門パークヒルズにある「古今 青柳」



うだるタシギ

2007年09月23日 | 野鳥
9月も下旬というのに日中の気温は30度を超えている。この写真は昨日撮ったものだが、いかにも暑そうである。逆光のせいでもあるが、写真の中のタシギも茹で上がりそうな感じだ。暑い上に全くの無風なので、エアコンは切っている車の中の私も熱中症になりそうだった。
水分補給(冷やした「相生晩茶」)だけは十分黄を使っている。この徳島県那賀町特産の相生晩茶を我が家では、30年同じ栽培農家の人から買って、一年中飲んでいる。)
ところで、このタシギの仲間だが、そっくりで識別が難しい。タシギ、オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギというのが、大きさは多少違えども姿がそっくりなのだ。違いは、尾羽の色、形や枚数ということになるのだが、これも個体差があるようだ。
実際、この撮影地にもオオジシギがいて、そこにいた鳥仲間に教えてもらったのだが、私には違いが分からず、次の日、尾羽のはっきり写っている、鳥仲間が撮影した写真を見て納得したくらいである。非常に鮮明に写っているオオジシギの写真だが、本に書かれているほど白っぽくない。北日本の繁殖地で鳴き声でも聞けば、気がつくのだろうが、何とも困った鳥である。識別の難しさは、昨年初版の「絵解きで野鳥が識別できる本」にも”「これがジシギ類の決定的な識別点だ」というものが……………早く誰か見つけて”と書いてあるくらいなのだ。

    

タシギの特徴である肩羽の一番の下列にある「下に流れるように見える外縁の白っぽい部分」がはっきり写っている。

タカブシギ

2007年09月20日 | 野鳥
日本に来るシギ・チドリの多くは、旅鳥である。旅鳥とは、普通日本より北で繁殖し日本より南で越冬する鳥のこと。
このため、日本には春か秋に通過の途中立ち寄るのだが、ここのハス田にもその数が増えてきた。タカブシギは、全長20cm位のシギで漢字名は鷹斑鷸。
この写真は、敬老の日に撮ったもの。




この写真はトリミングなし。こんなに近づかれてもまた困る。
餌はミミズだろうか


鳥取の旅3

2007年09月19日 | 日記
鳥取県の最東、兵庫県との県境にある浦富海岸(うらどめと読む)は、「山陰の松島」と言われている。日本三景の一つの「松島」が女性的であるのに対し、
この山陰海岸国立公園の一部の浦富海岸は、ダイナミックで男性的な魅力を売りにしている。
下の写真は、その浦富海岸島巡り遊覧船の発着場の対岸の景色である。コンクリートむき出しの護岸と違い、風情がありしかも、大変美しい。

遊覧船の旅は約40分、この時期の日本海は大変穏やかで、船酔いするほうの私でも全く揺れは気にならなかった。島は、一島を除きすべて花崗岩でできており、また、荒波や風雪によってできた奇岩、洞門、断崖絶壁が点在している。







鳥取の旅2

2007年09月18日 | 日記
バスツアーは鳥取砂丘での時間はあまりなかったので、歩いて楽しむことはできなかった。仕方ないので、風景写真でもと思ってカメラを向けていると、面白い光景にも出会えた。
その一つがこの写真だが、実際、この日の風はかなり強かったのだが、子どもがこの傘を飛ばしたのは、父親のビデオ撮影のための演出だろうか。



風がきついために子どもはなかなか傘に追いつくことが出来なかったが、この後、親切な人が止めてくれた。

次はカメラ撮影(親子と中国人グループ)の様子。





広い砂丘のようだが、遊覧船から見ると海岸線のほんの一部でしかない。遊覧船乗り場は、砂丘から東へ栗まで10分くらいの距離のところにある。(写真の真ん中あたりに砂丘が見える。)




二重虹

2007年09月17日 | 日記
休みの日には、朝目覚めるとまず天気を確かめる。寝室に射しこむ光の具合からは天気は良さそうだった。しかし、天気予報だとそんなはずはないのにおかしい。外に出ると虹が見えた。だいぶ薄れてきているが二重虹だ。よく見ると下の虹(主虹)と上の虹(副虹)では、色の順番が逆である。
この二重虹については、島津製作所の
このページが詳しい。島津製作所は、ノーベル化学賞を受賞したの田中耕一氏のいる会社である。さすが、分析機器の会社だけあって、細かい解説である。
田中耕一氏は、瞬時にタンパク質の構造と質量を分析できる技術を開発した。この研究では分光光度計が必要となる。ちょうど、島津製作所で田中氏が研究で使っていた会社の分光光度計は、光源、光電子倍増管ともに浜松ホトニクスという会社から供給されていたらしい。
ところで、この浜松ホトニクスという会社は、まさに「光」の専門メーカーである。光には「光子(フォトン)」と「波」の両面の性質がある。社名についているホトニクスは、光子「フォトン」からきている。この会社の得意分野は、光子の性質を利用したセンサーの製作である。
なお、浜松ホトニクス製の20インチ光電子増倍管が大量に設置された「カミオカンデ」で観測されたニュートリノ関連の功績で小柴昌俊氏がノーベル物理学賞を受賞している。

鳥取の旅1

2007年09月16日 | 日記
昨日、家人と格安の鳥取日帰りツアーに出かけた。
朝6時30分集合は、あまり苦にはならなかったが、お天気が心配だった。徳島を出発する頃には今にも降りそうな天気で、実際その後徳島は終日降っていたらしい。
しかし、日頃の心がけが良いせいか、最初のトイレ休憩地の淡路サービスエリアにつく頃にはその心配はなくなった。


明石海峡大橋の写真のとおり青空がみえる。

最初の目的地である鳥取砂丘を訪れるのは3回目だ。でも40数年前と20数年前でそれほどはっきり覚えていない。




砂丘しか写っていないのでかなり広そうに見える。