観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

尾瀬の旅ラスト

2010年06月27日 | 旅・風景・グルメ

尾瀬の山の鼻で「群馬県民尾瀬憲章」を見た。最後の5項目目に「尾瀬に誇りを持つ人は、その美しさを後世に伝えよう。」と書かれている。
尾瀬が独立した国立公園になったのは、1934年に尾瀬地域が日光国立公園の一部として指定されてから73年目の2007年である。
この憲章の制定は、1972年である。こういう運動の成果もあって、35年後、尾瀬国立公園として独立して新設されたのかな。


リュウキンカ




この2枚の写真の花はネットで調べても分からなかった。

万年山文庫にて

2010年06月26日 | 日記
徳島市にある「眉山」の一角の万年山(阿波藩主・蜂須賀家の墓所の区域を指す)の近くに「万年山文庫」というしっとりと落ち着いた感じの素敵な茶房がある。
上記ホームページに“長年、京都の協同組合で働いていましたが、団塊世代の茶房マスターの定年退職を機に、妻の実家である徳島へ「Uターン」して万年山文庫をひらきました。”と書かれている。
「団塊世代」に惹かれて一度行ってみたいと思っていたら、前々回の「勉強会」の会場がここだった。しかし、そのときは旅行の日と重なっていたので欠席した。残念に思っていたら、今回もここでやることになった。
テーマは、なんと、「普天間基地問題」。本日の担当の塾長さんらしく、日本の将来を真剣に見据えた堅い(重要な)問題である。
しかし、今は、サッカーの思いもかけない(嬉しい誤算)善戦で、普天間基地どころか、国政選挙の参議院議員選挙まで霞んでしまっている。こんなときに塾長さんの骨太で中身のある話をじっくりと聞くのもいいものだ。
在日米軍海兵隊の公式ホームページに以下のように書かれている。
“普天間基地の任務は、施設の維持と運営そして役務や物資を提供して海兵航空団やその部隊の運営を支援することです。 さらに海軍作戦部長と連携して、海兵隊総司令官からの指名によりその他の活動や部隊に
施設を提供して地上軍支援の為に艦隊海兵部隊航空機運営の支援を行います。 また組織的航空機整備施設の提供、同基地内の部隊に対しての作戦、兵站、管理支援を提供しています。 普天間基地はさらに、
第三海兵遠征軍と在沖海兵隊バトラー基地の支援も行っています。”
実際、普天間の問題は重要な問題ではあるが、普天間基地は、単に米国の第4軍である海兵隊の一基地にしか過ぎない。しかも海兵隊は、自分たちの輸送手段である大きな艦船とか大型飛行機を所有していないのである。
このため、本当は、基地は沖縄でなければいけないなどという話ではないのだ。
また、ウイキペディアによると、“日本にいる第3海兵師団は、他の海兵師団と比較して戦力が少ない。戦車大隊が配備されていないほか歩兵連隊も1個少なく、多くの部隊が編成に入っていない。さらに、同師団には
他の師団に見られない特徴として、部隊配備プログラム通称UDPを実施している点が上げられる。これは、師団隷下の部隊の中でも、歩兵大隊、砲兵中隊などの部隊を普段は本土に展開させておき、その中から必要な部隊を
適宜6ヶ月程度の周期で沖縄へ展開させるプログラムの事である。そのため、編成上は沖縄に主力がいるように見えるほか、多くの将兵が沖縄に在住しているのは事実だが、ほとんどが本土からローテーションで派遣されてくる
部隊である。そのため、沖縄に常駐している部隊は、この編成表の中でもさらに少数の部隊に限られるほか、展開している海兵隊員のほとんどは、沖縄の文化に馴染む間もなく交代していくため、地元民とのトラブルの一因に
なっているとも思われる。”
駐留海兵隊の総数は、約17,000人だが、他の3軍(陸軍、海軍、空軍)と違い、抑止力の面でそれほど力はないのである。(沖縄のこの基地を他の場所に移すことは、米国にそれほど不利益になる話でもないのだ。
移転費用の大半を日本が負担することになるだろうから)
しかし、保守の自民党から革新の民主党政権になったのことで、この普天間基地以外も次から次へと基地を移転させられたら困ると思い、鳩山首相を突き上げたのでないか。
自民党と中枢にいて裏の裏まで知っている小沢氏が、「日本には第7艦隊だけいればい。」と発言していたのは、そういう事情を総て分かった上での発言である。
日米安保条約を破棄して、基地を撤去するなど言っていないに、参議院議員選挙を控えてという事情はあるにせよ、こういう問題で一国の首相が内閣をほっぽり出したのは情けない。(沖縄県民を裏切った格好になった今回の
措置に対する県民感情の話はまた別の問題としてである。)


6月の尾瀬の花

2010年06月25日 | 日記
今日のブログ記事を書くに当たって、書き出しを
「尾瀬は、本州一広大な高層湿原で様々な湿原の植物が…………」としようとして念のために高層湿原の意味を調べてみた。
そうすると、「環境goo」に以下のQ&Aが載っていた。
Q: 高層湿原とはどういうもの?
尾瀬ヶ原は高層湿原であることが特徴というが、高層湿原とは高い場所にある湿原という意味なのだろうか?

A: 高層湿原は「標高の高い場所にある湿原」という意味ではない。湿原には、水面より低い場所に生成した低層湿原、水面より高い場所に生成された高層湿原、その中間にある中間湿原とがある。
湿原は植物が枯れても腐植土とならずに堆積した泥炭が積み重なってできたものだが、高層湿原はその泥炭が大量に積み重なって周囲より高くなったもので、湿原の中では最終段階のものである。

高層湿原とは、「標高の高い所にある湿原」と思い込んでいた。
ところで、6月に尾瀬に行ったときの花だが、ガイドさんがたくさん教えてくれたのだが、何分、団体行動だし時間も限られている。列(9人)の先頭にいるガイドさんが指し示した思われる花を、木道の上歩きながら撮った。
今、その写真を整理しているのだが、なんと大半がブレていた。花用のレンズでないとか、明るいレンズを持っていなかったという言い訳はできるのだが、かなりがっかりした。なかでも「ミズバショウ」を除いて唯一知っていた
「エンレイソウ」、何カ所も撮ったのに、葉の部分は、はっきり写っていても肝心の花の部分がはっきり写っているのはなかった。
でも、尾瀬に行った証拠に、そして写真を見れば、何の花かは分かるだろうと思われる写真をアップした。


オオタチツボスミレ


オオバキスミレ


ショウジョウバカマ

ネットで、検索して名前を記入したが、スミレは、プロも間違うこともあるようで自信はない。

パッケージの色

2010年06月22日 | 日記
色にも興味がある。色と言ってもいろいろあるが、colorのことである。写真撮影のときもそうだが、色にこだわってるわりに、その色になかなか近づかない。
綺麗な色のパッケージや袋も好きで、中身より好きなときもある。
このお菓子のパッケージの色、「東京カンパネラ・ブルー」と言われているようだが、いつ写真にとっても、全く違った色になる。どうしても実物の色に似てくれない。
右側の袋(イギリスのファッションデザイナーであるポールスミス・ブランドの袋)は何となく似ている。(娘が父の日に送ってくれたハンカチが入っていた)
マルチストライプだから、何となくごまかしが効くからか。

     

父の日にビール

2010年06月21日 | 日記
   
(ラベルの中の四角に切り取った部分に私の名前が入っている。)
父の日に息子から送られてきた杉能舎(浜地酒造株式会社)のの名前入り極上白ビール
この会社のホームページによると父の日の20日に間に合わず、22日以降の出荷になるのもかなりあるようだ。 我が家は間にあったが、その日には飲まずひとまず記念写真を撮ってから飲むことにした。
ここで、白ビールとは何ぞやということで、まずウイキペディアでビールについて調べてみた。
ビールの語源は、ラテン語のbibee(飲む)に発したゲルマン語のbeorとする説が有力。
ホップが15世紀にオランダからイングランドに伝わるまで、「エール」という名前はホップが加えられていない醸造酒のみに使われ、「ビール」はホップを加えての醸造を示していたが、この区別はもはや使われていない。
ビールの多くは、大麦の麦芽を原料とし、その他に麻科のホップやトウモロコシ、米などが使われている。小麦の麦芽でも製造は可能である。ちなみにドイツでは、1516年に施行された純正令(Reinheitsgebot)により、
ラガービールには大麦の麦芽以外にはホップしか使えない事になっている(これは品質保障の法であるとともに、食用である小麦がビールの原料に転用される事による飢餓を防ぐためという意味もあった)エールには規定はない)
と書かれていた。
次に、ラガーとエールの違いを調べることにした。ビールの種類は、上面発酵(エール)、下面発酵(ラガー)、自然発酵の3つに分けられる。

上面発酵のビールを、エールと呼ぶ。Saccharomyces cerevisiae(サッカロマイセス・セルビシエ)という出芽酵母を用い、常温で短い時間で発酵を行う。盛んに炭酸ガスを出すために、最終的に酵母が浮かび上面で
層を作るために上面発酵と呼ばれる。一般に、上面発酵のほうが醸造は容易である。19世紀以降にラガーが爆発的に普及するまでは、ビールといえばエールであった。複雑な香りと深いコクを特徴にしている。
地ビールはこのタイプが多い。外国では2000年以上の歴史を持ち、イギリスでは今でも盛んに行われている。 エールは、中世に主食であるパンと一緒に飲む重要な飲み物であった。イギリスでは、ワインよりよく飲まれていた。
ale「エール」という語は、古英語のealu から派生したといわれる。 ealu はインド・ヨーロッパ祖語の*alut-で、「魔術、魔法、所有、中毒」の意味を含む。

下面(かめん)発酵のビールをラガーと呼ぶ。Saccharomyces carlsbergensis(サッカロマイセス・カールスベルゲンシス)という酵母を用い、低温(10℃以下)で長時間発酵を行う。役目を終えた酵母は沈殿するため、
エールの上面発酵に対して下面発酵と呼ばれている。もともと、中世ドイツのバイエルン地方のローカルなビールだった。この土地の醸造師たちは、低温でも活動する酵母を発見し、変わったビールを醸造していた。
秋の終わりにビールの材料を洞窟の中に氷と共に貯蔵し、翌年の春に取り出すと、発酵が終了してビールが完成する。ラガービールとは貯蔵されたビールという意味である。

自然発酵:培養した酵母を使わず、空気中にある野生酵母で発酵させること。古代メソポタミアやエジプトではこの方法で醸造した。今では数少ない。代表格がベルギーのランピック。

ところで、なぜ、白ビールと言うかについては、薄い色のビールであるため、歴史的に白ビールと呼ばれているが、違う説もある。杉能舎の白ビールは、南ドイツ地方で造られる小麦の麦芽を使用し バイツェン酵母で発酵させた白ビールらしい。
なんだかんだ言っても夏場のビールは美味い。




イワツバメ

2010年06月20日 | 野鳥
昨日今日と雨だ。九州はかなり降っているらしい。土砂災害が心配だ。
写真の整理をしている。
尾瀬の旅は、天気に恵まれただけではない。本当に運?がついていた。
尾瀬の「山の鼻」で昼食の「舞茸弁当」を食べ終え、まさに箸を置こうとしたその手に上から何かが落ちてきた。
落とした犯人は、ツバメの仲間のようだ。運が悪い時なら食事の最中しかも弁当そのものに糞が落ちていたかもしれない。
犯人のイワツバメの写真を撮った。望遠レンズでないのでトリミングしてるけど、この程度の大きさがせいいっぱい。




夏季にはアフリカ大陸北部やユーラシア大陸で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸やインド北部、東南アジアへ南下し越冬する。
体長13cm 尾羽の切りこみが浅く上面は光沢のある黒褐色で下面は汚白色。腰が白い。足の指まで白い羽毛に覆われているのが確認できる。

尾瀬の旅 ホテル水上館

2010年06月18日 | 日記
尾瀬に行った日の前日に泊まったホテル水上館は、ちょっと驚いた。最初、私たちツアー客の乗ったバスは、駅の構内に入っていくのかと思った。


この写真は、そのときに撮ったのでなく、ホテルの部屋で一服してから散策にでかけたとき(上越線の水上駅の方に向かって歩いていく時)に撮った写真
ツアーのバスも写っている。

ホテルの駐車場の下を電車が走っている。ホテル専用の踏切と通路?
車両も十分通行できる。(上の写真の反対側から撮った写真)
当時は、後述の橋が工事中だったので、車の通り抜けができないため、ホテル関係者の車しか通らなかった。人の通行は可能。


上の写真の通路を左折したところに橋がある、その橋の上から撮ったホテルの写真
写真の下の張り出してる箇所が多分、露天風呂だったような。眺めは絶景だった。
この写真を撮った後、温泉街を歩いてみた。風情があるというのか、寂れている温泉街といったほうが正確な表現なのか。

阿修羅人気

2010年06月16日 | 日記
仏像鑑賞といえば熟年期を迎えた人の趣味といわれていたが、最近は、20、30代にもその裾野を広げている。
このブームについて
彫刻家で東京芸術大学大学院教授の籔内 佐斗司(やぶうち さとし 1953年生 (平城遷都1300年祭)の公式マスコットキャラクター 「せんとくん」の作者 )氏は、
NHKの「解説員室ブログ」に次のように書いている。“私のような世代にとって、戦後のアメリカ民主主義も、社会主義も共産主義も、ユートピア幻想でしかなかったという思いがあります。
高度経済成長も、欧米並みの生活水準や社会福祉も実現したけれど、社会の不安要素は増えこそすれ減ることはない、なぜか心のそこから幸福を実感できない。
確かに昔は貧しかったけれど、今より不幸だったのだろうか?今は物が溢れているけれど、本当に昔より幸せになったのだろうか?と考えたときに、物質や社会システムの問題ではなく、
こころを置き忘れてきたことにようやく気がついたのだと思います。
そして、こころのよりどころとして、五百年、千年を超える歴史を持った伝統仏教をもういちど見直してみたいという時代になったのではないか?
それは、今風のほんもの志向、ブランド志向に通じる部分もあると思います。” と書かれている。
本日の地元徳島新聞の夕刊にも「阿修羅グッズ人気」と題した記事が掲載されていた。6万3千円の「リアル仏像」シリーズの 阿修羅像がこれまでに約2,000体売れたらしい。
東京と福岡で昨年3月から9月まで開催された「国宝 阿修羅展」の入場者数は、計160万人以上であったらしい。
ミーハー気分で調子を合わせているのでないが、私も阿修羅ファンである。私も今年、奈良東大寺のお水取りの際に興福寺国宝館で見た。館内の数ある国宝の中でもその魅力はずば抜けていた。
館内は意外と空いていたので何回もじっくり鑑賞することができ大満足だった。(実際、バスツアーの自由時間、つまり奈良に着いてからお水取りが始まるまでの間が長くて時間はたっぷりあった。)
この国宝館もこのペースだと今年の拝観者は平年の3倍になりそうとのこと。

            
3枚目写真の右側の本が国宝館で買ったもの。本には、ありがたい「瓦をかたどったもの? 」ありがたい印が押されている。
(細かな話だが、この本の表紙に書かれている興福寺と言う文字は金文字なのに写真に撮ると金色に写らない。)




尾瀬の旅(吹割の滝)

2010年06月15日 | 旅・風景・グルメ
沼田市東部商工会のホームページによると昭和11年12月16日に天然記念物に指定されたこの「吹割の滝」は、高さ7m、巾30m余で、東洋のナイアガラと言われているらしい。
吹割の滝の名前の由来は、凝灰岩、花崗岩の河床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸食し、多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩を吹き割ったように見えるところからついたようだ。
結構迫力があるというより、滝にそのまま近づいていくことができるので、このように雨で岩場が濡れていると、何かのはずみで足を滑らせ、死傷者が出るようなことが結構あるらしい。





このようにそのままずっと近づけそうだからと、立ち入り禁止の白線を無視して近づくと事故につながる。


この後、尾瀬である。ホテルから吹割の滝についたときは、お天気はどうなるかと思っていたが、次第に晴れ間が見えるようになってきた。

この時期に定番のサンコウチョウ

2010年06月13日 | 野鳥
蚊が来なくてしかも涼しい探鳥スポットを教えてもらった。汗かきの私が汗もかかず、しかも普段3つも付けている携帯用のベープマットを持たなくてもいい。その上、その辺りを歩き回らなくても、
ただ椅子に腰掛けて野鳥が来るのを待ってるだけでいい。(いつ来るかどうかまでは保証の限りではないが。)
家からは遠いのと木の枝が邪魔なのが難点。
とりあえず、今年最初のサンコウチョウの写真をアップ。






一番上は、長い尾羽でオスということは分かるが、2番目と3番目は、尾羽が
短いのでメスなのだが、色合いがオスのようだ。オスの若鳥なのだろうか。


この日、一番気になったのだが、1本欠損した脚を含めると8本だからクモの仲間と思うが、卵のようなものを体にくっつけている。
最初、遠目に見たときは、餅花しだれのようにな派手な虫と思ったが、よく見ると派手な色の実体は体の一部ではなく、卵のようなものをくっつけていた。
(写真は、トリミングして実物より大きくなっている。)