大手メディアも太陽光発電に批判的な記事を正面から取り上げるようになってきた。
何度も書くように東日本大震災による原発事故に焦った当時の政権が再生可能エネルギーの普及ということで、
開発行為の許認可を必要とせず、また非常に割高な買い取り制度を設けたため、安易に建設が進み、全国各地で
環境や景観トラブルが生じている。
この読売新聞の記事では「景観や災害懸念……住民反発」との大きな見出しが付いている。また、経済産業省に
よると、今年7月末で事業認定は190万件に上り、経産省は今年度の賦課金総額は、1兆8000億円と想定して
いると書かれている。
すでに全国の36道府県で条例などの規制制度が定まめられているようだ。(本県にはない。)
記事の最後に「地球温暖化防止などの正の効果と自然への影響や災害リスクといった負の影響を……」と書かれていた。
我が家の隣接地(調整池機能を持たすため残さざるを得なかった原野)における発電施設の建設計画がまさにそれに
該当している。
自然豊かな景観をなぎ倒し、セメントで固めた土地に巨大な施設を建設することにより、浸水被害が拡大する恐れがある
として、周辺住民は建設に反対しているのである。
ところで、今朝、勉強会の仲間からフジテレビの「とくダネ!」が太陽光発電を取り上げているとのメールをもらった。
メールに気づくのが遅かったので、ほとんど最後の分しか見られなかったが、番組では、「電気エネルギーへの変換効率の
悪い太陽光発電を高く買い取る制度があるがために、高い料金で買った電力会社の赤字分を消費者の電力料金に上乗せして
いる。発電施設を作った者勝ちになっているのが問題である。」とドコモのiモードで名を馳せた夏野剛氏も発言していた。
最後に小倉アナウンサーも東日本大震災も5年を過ぎたことだし、見直しても良い時期でないかと言っていたが、そのとおり
だと思う。