バスは、米子から、中海沿いに、安来節で有名な、安来市へと向かいます。
目的は、足立美術館見学です。
足立美術館は、地元出身の実業家、足立全康の創設によるもので、全康の「庭園もまた、一幅
の絵画である」との思想に基づいて、名園と名画の調和を基本として造られた美術館です。
全康は、5000坪を超える庭園に、自ら、全国を回って集めた、石や松などで、91歳で亡くなるま
で、庭造りに情熱をささげました。
この庭園は、アメリカの日本庭園誌「ジャーナル オブ ジャパニーズ ガーデニング」に、10年
連続で、日本一に評価されております。
ちなみに、第2位は、桂離宮で、これも10年連続、3位以下は、毎年入れ替わりますが、栗林
公園、偕楽園、二条城などが、上位に来るそうです。
庭内には、美術館があり、近代日本画の巨匠、横山大観をはじめ、竹内栖鳳、榊原紫峰、橋本
関雪、河合玉堂、上村松園、鏑木清方、菱田春草、小林古径、安田靫彦、前田青邨など、日本
画の大家の代表作品が展示されております。
また、河井寛次郎、北大路魯山人の名品も展示されております。
館内は、撮影禁止のため、写真はありませんが、パンフレットからお借りしたものを挙げておき
ます。