言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

『その木戸を通って』

2008-11-20 | 映画 音楽
解説: 今年2月に92歳で他界した巨匠・市川崑の70数本におよぶ作品歴の中で、テレビ放送はされたものの、劇場未公開となっていた幻の一本。城勤めの無為な日々を送る武士・平松正四郎と、彼の前に突然現れた記憶喪失の女性・ふさの愛のドラマが展開する。原作は山本周五郎の短編小説集「おさん」に収められた一編。ふさ役の浅野ゆう子、正四郎役の中井貴一ら、豪華キャストが見どころ。市川監督ならではのリリカルな映像美も堪能できる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 娘の婚礼の日、城勤めの武士・平松正四郎(中井貴一)は、自分と娘を残し、こつ然と姿を消した最愛の女性ふさ(浅野ゆう子)のことを思い出していた。17年前、正四郎の家に突然迷い込んできた記憶喪失のふさは、城代家老の娘との縁組が決まっていた正四郎と心を通わせ合うようになり、やがて結婚して子どもをもうけたのだが……。(シネマトゥデイ)

故市川監督による幻の一遍ということで観にいったのだが、なにか良く分からない。狐につままれたような感じがする。山本周五郎の原作を一度読んでみよう。

未熟ということ

2008-11-10 | 読書 本
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熟したものは逆に無抵抗なものだ。

そこへゆくと未熟というものは
運命全体、世界全体を相手に、
自分の運命をぶつけ、
ひらいていかなければならないが、
それだけに闘う力というものをもっている。

自分に未熟だからと消極的になって
しまったら、未熟であることの意味が
なくなってしまう。

そういうのは未熟のままで
だらしなく熟したことになってしまうのだ。

  『自分の中に毒を持て』 岡本太郎