言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

墨絵

2022-08-17 | 習い事
教室ではカラフルな画材で挑戦していたので

墨汁で絵を描くという発想がなかった。

先生はいろいろな画材で描くことは当たり前みたいで

こちらとしては、最初は戸惑いがあった。

筆は学用品の筆で、根元までグズグズに解いて墨汁をたっぷり浸み込ませ

一気に描く。制限時間は10分だけれど、出来上がった紙の上に

次々を重ねていったので、ほとんどの絵が墨で貼りついてしまった。

これは教室で描いたのを見て、自宅で再挑戦した1枚。

紙はMBM紙。墨汁が垂れないように乾燥するまで注意した。

この大きさだと、何枚も描きまくるというには気力・体力が必要。

紙も潤沢にあるわけでないし、ほどほどにしておく。



ムービング

2022-08-12 | 習い事
時間を狭めて絵にする作業は

モデルさんから受ける

一瞬の印象の強さみたいなものに

少なくとも、手 そして全身で行動しないと追いつかない。

この絵は制限時間10分間のあいだ

モデルは休みなくゆっくり動いている。
                  
格闘してできた絵はたまたま似たような絵になったが

参加した人たちも先生の絵もみんな違う。

またそこが面白いと言えるかもしれない。



生物としてのヒト

2022-08-09 | 読書 本
「生物はなぜ死ぬのか」という小林武彦の新書を読んだ。

それによると

地球上に生物が発生し、「変化」と「選択」を経て今が在る。

何億年もの間、多くの生物が発生し、環境に適合しない生物は絶滅し

結果としていま地球上に多様な生物が存在している。

人類も同じく「変化」と「選択」を重ねて現代人が在る。

ヒトの染色体にあるテロメアは細胞分裂のたびに短くなり

本来の長さの半分くらいになると、そこから信号が発せられ

老化のスイッチがオンとなり、老化が始まりその過程で死ぬ。

つまり免疫力や組織の細胞の機能不全に陥り死ぬ。  らしい。

ヒトの体はとてもデジタル的にできている。

生きモノとしてヒトの「死」は誰にもプログラムされてる。

ただヒトは「感情」を持った生物。

このアナログ的な価値観は、デジタル的な自己の消滅を容易に認めない、

認めようとしないのかもしれない。「アクシデント」で死なない限り

この「生」への執着はいつまでも残るということ か。

考えてみれば当たり前のことだ。

蝉の脱皮を見てそう思った。

顔見せた蝉

2022-08-07 | 所感折節
今年は
              
蝉が少ないなと思っていたが
              
立秋になったら一斉に出てきた
              
抜け殻ばかりだけど
              
本体は もうどこかで
              
からだを乾かしてるのだろうか
              

3分クロッキー

2022-08-04 | 習い事
これは3分でクロッキーした1枚。

この時間制限となるとかなり忙しい。

画材は鉛筆4Bだけれどパステルより滑りが良い。

それにタッチというか筆圧のようなものに負担が少ない。

用紙はA4のコピー用紙を使用。

モデルは3分ごとにポーズを変えるので

用紙の取り換え、使用した用紙も雑に扱えないし

モタモタしていると貴重な、描く時間が減ることになる。

たくさん線を引こうとすると線はかぼそくなるし

しっかりした線にしようとすると、なかなかカタチに

ならないし躍動感に欠けるクロッキーになる。

この1枚は、描いた後、線の周囲を白のパステルで塗り込め

線を浮き上がらせようと努力したものだけど

それでも弱い。

2分制限も演習したけど1分はさすがに先生もすすめなかった。



男性立ちポーズ

2022-08-02 | 習い事
これは2017年6月の1枚。  制限時間は10分。

普通のクロッキー用紙にパステルでトライした。

教室で参加者はモデルさんの周囲に位置して描く。

だから正面だったり後ろ姿だったり、横からだったりする。

また立って描いたり、床に腰かけて描いたりする。

何枚ものあいだモデルさんはポーズ毎に

あっち向いたり、こっち向いたりしている。

これは下から見上げたようなクロッキーになってるから

床から見上げ気味でトライした1枚。

描く方からすれば

身体全体を使って描けるから、立ってトライした方が面白い。

線のスピード感とか緊張感みたいに違いが出てくる。

10分に慣れてくると、落ちついたクロッキーになってしまって

面白くない。ほんとは違うのだと思うけど密度を上げるのは難しい。