言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

芸人

2009-01-18 | 読書 本
前座の間はな、どうやったら俺(談志)が喜ぶか、それだけ考えてろ。患うほど、気を遣え。お前(談春)は俺に惚れて落語家になったんだろう。本気で惚れてる相手なら死ぬ気で尽くせ。サシで付き合って相手を喜ばせられないような奴が何百人という客を満足させられるわけがねえだろう。

怒鳴ってもメロディーが崩れないように話せ。

修行とは矛盾に耐えることだ。

談春は、覚悟だの、けじめだの、一丁前のつもりで独り思い込んでいたが、談春の想いはそんなもんじゃなかったんだ。子供が母親に向かって駄々をこねるように談志に、愛してくれ、みつめてくれと泣きわめいて甘ったれているに過ぎなかったんだ。小さん師匠は、それをわかった上で、いや、わかったからこそ、わざわざ談春の会に出てくれたんだ。

   「赤めだか」 立川談春

野村狂言座

2009-01-16 | 能・芸能
第45回野村狂言座
番組
・『牛馬』
     牛商人:野村萬斎 博労:深田博治
      目代:野村万作

・小舞  「貝尽し」:野村裕基
     「住 吉」:野村万作
・素囃子 「男 舞」:成田・柿原・森澤

・『節分』
       鬼:高野和憲  女:竹山悠樹

・『 茸 』
      山伏:石田幸雄  何某:野村万之介
      鬼茸:野村萬斎  他一門

とても面白かった。何人か風邪ひいて声出せるのかしらんと思っ
たけれどさすがにしっかり演じておりました。
万作・万之介先生は風邪もお引きにならないようだけど、
緊張感が違うのかなー。

観世九皐会 初会

2009-01-11 | 能・芸能

<番組>  
・『神歌』
     翁 :遠藤六郎   千歳 :遠藤和久

・能『白楽天』  
    シテ: 観世喜之  ツレ: 観世喜正
    ワキ: 森 常好   間: 深田博治

・狂言『筑紫奥』
    シテ: 野村万作  アド: 高野和憲
    小アド :野村萬斎

・仕舞
   『箙』: 五木田三郎  『網之段』: 弘田裕一
   『国栖』: 駒瀬直也

・能『草子洗小町』
    シテ :長沼範夫   ワキ: 高井松男
      間: 石田幸雄

・附祝言

 今年は三番叟は演じられなかった。