言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

引き際の特別な思い

2010-10-26 | 語録
なんですかね・・・  なにかその・・・

気持ちが やっぱり きっと
私の体もやっぱりそうなんですけど
なにかこう・・・
気持ちが穏やかになっちゃったんですよね 自分のなかで・・・

これですとちょっと続けてゆけないですよね・・
もっと こう・・・
アグレッシブと言ったらなんですけど・・
なにかもっと こう・・・ 熱く欲してるものがないと・・・・
続けてゆけないな~ と思って

何かそういう感じでずっと走ってきたので・・・


          バレリーナ 吉田都

    NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」 OCT/25

別れ

2010-10-22 | 語録
過去に共通の追憶はありながら、
現在において語り合うべきことがないということを
人は老年に近づくにしたがって多く経験する。
そしてその究極が死である。

       桑原武夫 『思い出すこと忘れえぬ人』

名人の極意

2010-10-20 | 語録

力を抜け、頭の力も体の力も手の力も全部抜け!

             シャルル・ミュンシュ


演奏家の立場よりも聴衆の心理状態になれ。
理性的に少しずつ盛り上げてゆき、
最後の土壇場に来たら、全精神と肉体をぶっつけろ!

             カラヤン

                  OCT/20産経新聞

第51回 野村狂言座

2010-10-01 | 能・芸能
番組

・『雁大名』
       大名:野村小三郎
       太郎冠者:野口隆行 雁屋:奥津健太郎
・『伊文字』
       女・使いの者:深田博治
       主:野村遼太 太郎冠者:野村万作

・語『定家』 野村万作

・素囃子 盤渉楽

・『博奕十王』
       博奕打:野村万之介
       閻魔大王:石田幸雄 前鬼:月崎晴夫 後鬼:竹山悠樹
       鉄杖鬼:高野和憲 鬼:野村遼太 中村 時田 岡

万作先生の語り。姿勢が良かったなー。背筋がピンとしててややうつむき加減の、頭の位置そして目線を下げ、口は動くけれど表情は変えず語って行く。日頃使用しない古文体の語りを自分の者として、あの御年になってもやれるというのはすごいことだと思う。それに演じてる間、揺らぎというのか、つまり挙動が静止してるのだ。武道の達人もいざという時の動きは止まって見える、でも敵は確実に倒しているのだそうだ。舞台正中に仏さまのように座っての語りでした。
万之介先生お元気で何より。橋懸りでの名乗りからして、何かしらホントに楽しんで狂言に親しむみたいな感じだった。閻魔大王はじめ地獄の鬼達が華麗・豪華な装束を纏ってるなか、亡者の白装束だけなのに、一番存在感があって楽しめました。