言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

稽古納

2024-12-20 | 習い事
12月も 20日を過ぎる

今年最後の 謡の稽古に参加した

今年稽古した曲は

『雲雀山』 『半蔀』 『道明寺』 『田村』 『野守』 『白楽天』 『鉄輪』 『班女』  の8曲

観たり 聴いたり 読んだりして 面白そうな曲を 自分で選んで稽古をしていただけた

『雲雀山』 父の誤解から 娘の中将姫を殺せ と侍女に命じたが 命に背き生き永らえ 父と和解した話

『半蔀』  光源氏と夕顔との馴れ初めを謡う

『道明寺』 菅原道真を祀る道明寺天満宮の話を謡う

『田村』  坂上田村麻呂が 東国の凶徒を平定した故事を謡う

『野守』  春日の野を守る老人 実は鬼神 僧に全宇宙の様を鏡に映して見せる

『白楽天』 唐の漢詩と 日本の和歌を 楽天と僧は比べあい 共に讃えあう
 
『鉄輪』  夫に捨てられた女が 鬼となり 夫の枕元に現れ恨み言を謡う 

『班女』  吉田ノ少将といい仲になった女が 拠無い理由で別れたが 再会する話

     とりわけ難しかった曲は 『班女』

     物語として面白かったのは 『鉄輪』 

     情景として美しかった曲は 『半蔀』




稽古の発表会

2024-10-19 | 習い事
年に一度の大会があった     今年は盛りだくさんで

舞囃子が17番   仕舞が33番   連吟が3番  独吟が27番
素謡が4番     一調が一番            全部で 85番もあった

当方は素謡で参加 鉄輪を謡った

この会は20年近くなり 曲のレパートリーも変化がでてきて面白い

基本となる謡曲は 250曲あまりあるのだけれど 人気のある曲には複数の出演者が重なる

素人芸なので それらしく謡えて 舞えればいい かというとそうもゆかず 毎回反省することはいくらでもある

本舞台の上に立ち 人前で演技することになると やはり上手に見せたくなる気持ちになる  
 
発表会はいい動機付になってるのかもしれない

クロッキー と とんかつ

2024-10-11 | 習い事
朝夕は少し寒さを感じるけれど 日中の陽射しはまだ眩しい

かつてクロッキー教室で指導していただいた先生方の 恒例の展示会が関内で開かれ 観に行った
          

会場にズラリと展示された作品にワクワクする

クロッキーは 短時間のうちに モデルさんのイメージを把握し ブレることなく画用紙に表現する技法

          

先生方それぞれ 1日に100枚以上描いたらしい  しまいには考える間もなく手が動くと ある先生は感想されていた

会場にはフライヤーよりズット尖ったクロッキーが展示されていて興味を惹く

所要時間が 1分 2分 4分 10分 長くて20分のクロッキー

4分間もあると 彩色する余裕が出てくるようだ

1分間で モデルの発する 輪郭のを捉えてしまう   誰にでも出来そうで出来ない

とにかく手を動かして描くことしか上手になる道は無いようだ


広々とした1フロアーの会場に いま教室に通う方々や 一般の人達がユックリとした様子で作品に見入っていた

会場は馬車道にあったので いつか行ってみようと思っていた とんかつ屋 檍   でテイクアウトした    2時ごろだったけれど昼過ぎというのに 十人余り並んでいた
          
                                                                                        これは馬車道十番館  この近くにある

檍のとんかつは 厚さが4cm近くあって 肉質も柔らかく 食べ応えがあるということだったが ホントだった

         

また行ってみたいが お店は広くないので テイクアウトして 山下公園ででも食べるのがいいかもしれない

稽古おさめ

2023-12-13 | 習い事
今年も 謡の稽古は 無事に終わった

神歌 絵馬 弓八幡 梅枝 胡蝶 浮舟 土蜘蛛 通盛 夕顔 阿漕 放下僧

発表会で 一謡一管 景清 松門之出

能楽堂は長い間 工事をしている 
公演中は工事は中止されるので 稽古中に工事が再開される
電動ノコ トンカチ 人の声 足音・・
天井や床下の工事が主なので人影は滅多に見かけないが うるさいことこの上ない 
騒音の中での声出しはいつも以上に張り上げ ストレス発散になった   お腹から声出すに役だったかもしれない
                                                       
先日 この舞台で 師の演じる  能 江口  を観た                   チラシより借用しました

今年の観能おさめ
月の夜 川船に乗った江口の君が現れ 世の儚さを歌い舞うとやがて普賢菩薩となって西方浄土に去っていく  
・・・
紅花の春の朝
紅錦繍の山
粧いをなすと見えしも
夕べの風に誘われ
黄葉の秋の夕べ・・・・・

発表会

2023-10-25 | 習い事
能楽堂に通い 稽古している人達の 発表会があった

学生 主婦 仕事を持っている人 現役引退された人 など様々な方々が参加された

天分に恵まれた人はともかくも 芸の程は稽古量に因るところが大きい

芸にキリはないけれど 衣装を改め 威儀を正し 今持てるベストを尽くして

演じる人達の芸は観る者にとって感じるものがある

内容は 
仕舞が19  独吟が16  舞囃子が17  素謡が2  連吟が2  一謡一管が1

というところで半能一本すらなかったけれど9時間近い大会だった



クロッキーデモ

2023-09-10 | 習い事
四つの視展  上田耕造 岡田高弘 永山裕子 広田稔一
           9月10日  セントラルミュージアム銀座
                         

四人の芸大仲間が クロッキーのデモを企画したので観に行った
前回は2019年で コロナ禍のため4年ぶりということになる

今回は前後2部に分けデモした
各々木炭・墨汁・水彩など異なる画材を用い 制限時間10分でデモした
モデルは白のブラウス エメラルドグリーンのパンツ 黒のタイツに黒のブーツ
それぞれ違ったポーズで 100号の用紙に描きとった
仕上がりはそれぞれが違う
               
限られた時間内にモデルから何を感じ 何を強調し どのように紙の上に表現するのか
4人の画家たちの生の作業は刺激的で自由に画くことの楽しさを教えてくれる
               
外は暑いが空は秋の気配がする
   



黒い画用紙

2023-05-25 | 習い事
真黒な画用紙にクロッキーが課題

最初は抵抗感があった

白い画用紙が黒に代わっただけで黒いパステルを白のパステルに代えればいいだけと思ったが

形になったイメージに追い付かずいつのまにか描いてる途中で白い画用紙に描いてることになってしまい

おかしくなってしまう

たくさん挑戦したなかの一枚  クロッキーしたあと手をくわえてみた

      

   パステル  ミューズコットン紙   T540xY400

たらりら

2023-01-22 | 習い事
今年の謡 初稽古をつけてもらう
「神歌」を謡う
演劇的な曲ではない   
先ず 「天下泰平 国土安穏 五穀豊穣」 と念ずる
それから おもむろに
「とうとうたらりたらりら たらりあがりららりとう・・」
と謡いだす
祝詞のような詞章で 
意味は判らない  解説はいろいろあるみたいだけど
下腹に力込めて 背筋伸ばしてひたすらに謡う
謡い終わってしばし無言
胸に去来する思いはいろいろ 年初には良い曲

晴天が続く
もうすぐ空は雲に覆われ雪すら舞う2月がくる
            
文庫本を読んでる 3冊目
山田風太郎「警視庁草紙」
面白い  時代背景が明治政府が立ち上がった頃
世の中がハチの巣突いたみたいな頃の警察って何だったのか
小説でなくとも面白そう?なことがあったにちがいない
作者は自在に想像をはたらかせ 語る
漱石とか鴎外の幼少の頃など出てくる
嘘の事実だろうけど

今年稽古おさめ

2022-12-24 | 習い事
昨日で今年ラストの謡稽古修め

今年は六曲稽古した

『鉢木』  『當麻』  

『隅田川』  『定家』

『大原御幸』  『白髭』

稽古発表会で 『一調 山姥』

声張り上げて帰ってくるだけ

と大差ないが若干の悔しさは毎回残る

師匠は弟子たち、舞台、その他指導にあたるから               
                
その芸の総量?は自分とは天と地

師の持つエネルギーみたいなものに

触れに行く・・浴びに行くみたいなものだ








模写 「悲しみ」

2022-10-25 | 習い事
ゴッホの作品「悲しみ」を模写した。
           

教室で次回の課題は模写、作業は3時間以内、

対象画家は自由ということでいろいろ探した。

それで全く色彩のない、迫ってくるこの作品を選んだ。

画集からはがきの大きさにコピーして

イーゼルにピン止めしてトレースした。

用紙はMBM紙(650x555) 木炭

時間の制限があるので、かなり入れ込んで

汗して課題をクリヤーした思いがある。。。