言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

語呂合わせ

2022-02-28 | 所感折節
数字の語呂合わせというのは一寸ばかり気になるものだ
先日はジムのインストラクターが 
今日はエクササイズの途中で 22年2月22日2時22分22秒が過ぎるのだ
とか言ってなにかぶつぶつ言っていた
だからなんなのとは思うけどしかし深刻ぶって考えてみると
過ぎ去ってゆくばかりの時間のなかで数字が重なってなにかしら意味を感じるというのは
そう多くはない これと同じ現象は 平成11年11月11日11時11分11秒ということしかない
その時なにをしていたか 会社であくせく仕事していて何の仕事していたかはわからない
23年も前のことだ
今はといえば11時11分とか2時22分とか3時33分とか4時44分というのは
夜中に目が覚めた時よく時計がさしている時刻だ
意識しているわけではないもののなんとなくは記憶に残っている
夜中の時刻などしょっちゅうなので気にもならなくなってる
今日はこのブログで5555日目とか
残るは67890絡みだけれどどういう絡みの記念数字になるか楽しみ?ではある
日々漫然と過ごしていながら滅多にお目にかかれない一致した数字の羅列が現れるというのは
なにかの節目と思い改めて姿勢を正したいと思うのだ
生きるうえで時は先取りすることはできないしまた遡って生きることもできない
なんて思ったりするのだ

追加 2011年11月11日11時11分11秒 や 平成22年2月22日2時22分22秒
もあったけど何をしていたのか忘れた

能 『白鬚』

2022-02-14 | 能・芸能
琵琶湖湖畔にあるという白鬚明神の物語。
長かった。中入りまでが長い。地謡がその長い詞章を謡ったけれど
能楽師さんというのはすごいものだ。
本も見ずに淡淡と謡ってゆく。
観る方も大方の人達はおそらく意味も分らずに黙って聴いてると思う。
中入り後、白鬚明神が作り物から姿を現す。
なんとも神々しくも厳めしさを伴った神様という風体で見事。
その神様が楽を舞う。これが素晴らしかった。
ユッタリと悠々と楽を舞う。装束にとても合った舞だった。
加えて天女と龍神が現れ、それぞれ舞う。
舞台はそれまでがとても地味だったので、とても華やかだった。
この長い舞台をワキツレの二人はジッと片膝をついたままでこれも
大変な役と思う。お囃子も健闘、特に笛が良かったように思う。

いつか稽古したいものだ。

2月13日 矢来能楽堂 シテ 観世喜正   笛 竹市 学 他