つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

富士山写真投稿サイト

2014年01月15日 | 風景・建物

静岡・山梨両県が、世界遺産・富士山の写真投稿サイト『富岳3776景』を1月中旬から立ち上げることになり、富士山の写真を募っています。

WEB上で富士山の魅力を国内外へ発信するのが狙い。富士山の標高と同じ3776枚の写真投稿をめざすそうです。地図上に撮影場所などの情報が掲載され、「どこから富士山が見えるのか」という話題づくりにもなりそう。

投稿された写真は、2月22日、23日に開催されるインターナショナルオープンデータデイや、2月23日に開催される「富士山の日」の記念式典で紹介されるとのこと。

静岡県公式ホームページ / 山梨県公式ホームページ

サイト開設に先行して、「ツイッター」からの投稿の受け付けは始まっています。検索の目印となるハッシュタグは「 #fugaku3776 」。

(調べて見ると、『富岳3776景』というサイトがすでに存在しますが、まだ未完成な感じ。もう少しすれば本格的なサイトになるのかもしれません。)

 

富士山は美しいですね。私は東海道新幹線を利用するたびに、必ず山側、つまり富士山の見える側の席を取ります。車窓からあの壮麗な姿を見るのが旅の楽しみ。

もっとも、見られるかどうかは天候次第。これまでの経験上、かなり確率は低いです。

下の写真は昨年東京へ行ったときに新幹線の車窓から撮ったもの。珍しくきれいな富士山が見られました。

 

新幹線から見た富士山(2013年12月6日)。ソニーRX100 で撮影(Photoshopにて色調、コントラスト調整)。

この写真、投稿しようかな~

 

関連記事

 ・『富士山のビュースポット教えて 静岡・山梨両県』(朝日新聞DIGITAL)

 ・『「富岳3776景」写真投稿募る』(静岡新聞)


RX100で撮るモノクローム

2014年01月06日 | 風景・建物

いつも散歩のお供にどこへでも持っていくソニーRX100。

とにかくよく写るカメラです。

ソニーRX100。

 

今回は、これまであまり使っていなかったピクチャーエフェクトの「リッチトーンモノクロ」で大阪の街を撮ってみました。

RAWは適用できないのでJPEGの「L 、ファイン」を選択。ISO感度はオート。絞り優先AEにしました。

ファンクションボタン(Fn)から「ピクチャーエフェクト / リッチトーンモノクロ」を選択。

液晶画面がモノクロになります。

使用説明書によると「諧調が豊かでディテールも再現されたモノクロに仕上がる。3回シャッターが切れる。」

とあり、シャッターを切ると瞬間的に「カシャ、シャ、シャ」と音がします。トーンの違う3枚の画像を合成しているようで、撮ったあと画像処理に少し時間がかかります。このため連続的に撮影したくてもできません。どちらかというと「一発勝負」の撮り方にならざるを得ないですね。

 

レンズの根元にあるコントロールリング。

露出補正、ISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイル、ピクチャーエフェクト、ズーム、シャッタースピード、絞りと色々な機能が割り当てられますが、試した末に露出補正を割り当てるのが個人的に一番使いやすいです。

リングを回すと液晶画面でリアルタイムに明暗が変化するので、直観的に適正露出が得られます。モノクロームも、このリングで明るくしたり暗く落としたりしながら撮りました。

 

ミナミからキタへ

新年早々のバーゲンや福袋でにぎわう大阪・ミナミから。

南海電車難波駅近く。

 

駅2階改札口前のベーカリー。

 

 こちらは1階のベーカリーで。にわとりパン。

 

ひよこパンもあります。

 

地下鉄難波駅の駅ナカ・ショッピングスポット「ekimo namba 」。最近お目見えしました。

女性用装身具、婦人服などのお店があります。

 

地下鉄御堂筋線で梅田へ来ました。

地下鉄梅田駅前の有名な立ち飲み。いつもはやっています。

 

女性客も…

 

こちらも良く知られた駅前の古本屋さん。

 

阪神百貨店の横を通って、JR大阪駅方面へ歩きます。

JR大阪駅。日没後の空に立ち並ぶビル群。

こういう風景は、カラーよりモノクロのほうが向いているように思います。

 

JR大阪駅上の「時空(とき)の広場」で催されているイルミネーションイベント「Twilight Fantasy」(1/19まで)。

 

「時空の広場」へ上がる階段あたり。

リッチトーンモノクロで撮影すると、3回シャッターが切れる仕組み上、通行人のような速く動く被写体はオーバーラップして写ります。多重露光のようで、場面によっては面白い表現に。

 

グランフロント大阪

ここからしばらくはグランフロント大阪内の写真です。

 

「うめきた広場」のイルミネーション。

 

ぐるなびが運営する「旬食ラウンジ」。ガラスにイルミネーションが反射しています。

 

パナソニックセンター大阪。綾瀬はるかさんを「GM」で撮りおろした写真展を大画面で紹介。

 

南館のカフェ・ダイニング「bib baR」。

 

ナレッジキャピタル」1階の広場。

 

日産SKYLINEの展示イベントをしていました。

 

こちらはベンツの展示場併設カフェ「DOWNSTAIRS COFFEE」。

 

コミュニケーションカフェ「CAFE Lab.」。

 

白ワインとパスタを注文しました。

 

レストランやカフェの案内を見る人たち。食事処が迷うほどたくさんあります。

 

人気のケーキ店「キルフェボン」のカフェ。

 

ファッション雑貨の「novellette」。5万円相当の福袋が1万円とは!お買い得ですね。

 

「4℃ BRIDAL 」。

結婚式を前にしたカップルでしょうか… 幸せですね。

 

大阪駅方面へ戻ってきました。

大丸梅田店で。コスメのブランド「JILL STUART」

モノクロームはファッションにもぴったりです。

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撮影カメラ   ソニーRX100

 


中秋の名月

2013年09月20日 | 風景・建物

きのう9月19日は中秋の名月。お天気に恵まれてみごとな満月が見られましたね。

大阪・四天王寺の五重塔にかかる名月を撮ってきました。

 

月の光を受けて浮かび上がる五重塔の屋根。軒先につり下げられた風鐸(ふうたく)が良い風情です。

 

少しずつ上っていく月。

 

塔の最上部、水煙(すいえん)に月がかかったところ。モノクロにしてみました。

なんとなく「作品」っぽくなったでしょうか…

 

月は大変に明るいので、建物の色、形が分かるまで露出をかけると、月の方は白く飛んでしまいます。難しい被写体です。

 

そこで良くつかわれるのが多重露出。

月と建物、それぞれに合った露出の2枚の画像を、カメラの機能で重ね、1枚の画像にしています。月の「ウサギ」も見えるようになりました。ついでに空の色も画像処理で修正。

一応使えそうな写真。ただ、いかにも合成で作った印象も否めません。

あまり多用するとよくないような気がします… 

 

この夜は、同じような狙いで三脚を据えたカメラマンが他にも何人か。「ライトアップしてくれんかなあ…」とかいいながら、楽しく一緒にパシャパシャ。

皆さん、夜遅くまでご苦労様でした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D  

  EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


関空の夜景

2013年09月15日 | 風景・建物

先日、海外旅行する娘を見送りに関空へ行ったときに写した夜景です。

エアポートって、夢がありますね。

左側の滑走路に着陸した旅客機の灯りが見えます。右側は旅客ターミナルビル。

 

着陸したばかりの旅客機。キャセイパシフィック航空でした。

 

鐘のモニュメントがある、関空展望ホールのスカイビュー。時間も遅いので人影はまばら。

 

 

鐘を鳴らして写真を撮るカップル。

 

ところで、娘の渡航先はどこだと思います?

 

中東!

アメリカがシリアに軍事攻撃する構えを見せていた時期で、やめるように言ったのですが聞きませんでした。

幸い無事に帰ってきて、ホッとしているところです。

 

娘がこれまで行った国(地域)は、ドイツ、イタリア、インドネシア(バリ島)、台湾、そして今回の中東。

世界を飛び回る娘に比べて、エアポートで夜景を撮るだけのオヤジ。

この差は何なんでしょうね…

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撮影カメラ・レンズ

    キヤノンEOS 6D

     EF24-105mm f/4L IS USM

撮影データ

    シャッター速度優先AE(シャッター速度1/30秒~1秒 絞りF4~7.1)  ISO感度 1600~12800  画質 RAW  手持ち撮影(手すりに乗せて)


大雨去って夕焼け

2013年09月05日 | 風景・建物

4日はすごい大雨。

気象庁によると、四国付近に停滞した温帯低気圧と秋雨前線の影響で各地で大雨になったそうです。栃木県矢板市では昼過ぎに竜巻が発生。

7、8月の猛暑のあとは、一転して大雨や竜巻。天候の変化が極端ですね。

 

大阪では、大雨が去った後に夕焼けが見られました。

西の空だけでなく、空全体がダークオレンジに染まり、不思議な雰囲気。

午後6時39分、散歩の途中にソニーRX100で撮影。シャッター速度優先AE(1/80秒 F2.5 )、ISO 125。

 

2分後、空はすぐに赤みを失っていきます。1/80秒 F3.5 、ISO 250。

 

午後6時44分。夕焼けの終わり。1/80秒 F2.8 、ISO 500。

 

午後6時51分。雨に濡れた公園の木橋。1/80秒 F1.8 、ISO 3200。

 

大雨のおかげで、高知の早明浦ダムでは貯水量が一気に回復、8月2日から続いていた取水制限が前面解除されたそうです。

大雨も、被害を起こす反面、なくてはならないもの。

 

自然の猛威と恩恵。こういう話は、昔から何度も聞かされていながら、季節が過ぎると忘れてしまいます。

その繰り返しでいいのかな…

 

地球環境の変化で異常気象が増えているようにも思います。それに負けない、被害を少なくする国土づくりが必要なのでは…


下赤阪の棚田

2013年06月10日 | 風景・建物

田植えの頃の棚田風景を撮りたくなり、6月6日、大阪・千早赤阪村「下赤阪の棚田」へ行ってきました。

農林水産省が選定した「日本の棚田百選」の一つです。

下赤阪の棚田。

大阪府内にもまだこんな日本の懐かしい風景が残っています。

 

もちろん、アクセスはあまり良くありません。かといって、ものすごく辺鄙かというとそうでもなく、一度行ったら案外楽に再訪できるところ。

今回は、近鉄富田林駅から金剛バス(千早線)に乗り、赤阪中学校前で下車。徒歩で向いました。赤阪中学校への急な坂道を上り、グラウンドや校舎の間を通ります。この辺で初めての人は「え、学校の中? 道を間違えたのかな?」と迷うようです。

しかし、間違いではなくて、学校の裏の高台に上がると、棚田を見渡せる絶好の場所になっています。

中学生がみんな「こんにちは」と挨拶してくれるのも、気持ちがいいです。

 

アジサイも咲き始めていました。

 

高台は公園になっていて、休憩場所や簡易トイレが設置され、駐車スペースもあります。

車で来る場合は、国道309号線の森屋(交差点) で折れて府道705号線に入り、赤坂中学校への坂道を上り、校舎の間を抜けて高台へ。比較的楽に来られるのではないでしょうか。

アマチュアカメラマンや、外国人観光客の姿もありました。

 

「赤坂城址」の碑が建っていました。

鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍した楠木正成によって築城された山城の跡で、国の史跡だそうです。

 

高台の水路を、水が音をたてて流れています。

その水をたどっていくと、田植え時の棚田の一つ一つに水が流れ込んでいくのが分かります。

高台より上に高い山はないように見えるので、どこにこんな豊富な水量の源があるのか、不思議な感じがしました。

おそらく、どこかに金剛山系からの水脈があって、それが昔からこの村の田畑を潤しているのでしょうね。

 

田植えが済んだばかりの棚田。

余った苗が田の隅にまとめて置かれています。倒れたり、根付かなかった苗が出たときに備えている「余り苗」。俳句では夏の季語。一句詠みたいところ、思い浮かばないので人の句で…

 あをあをとして生きてゐる余り苗       岩田由美

 

幾重にも区切られた棚田。遠くの方の田は谷へ落ち込んでいきます。

長い年月をかけて続けられてきた、農家の人の並々ならぬ苦労を思います。

 

日没の風景を撮るため、高台の休憩場所でしばらく時間待ちしました。

ここに何回も通っているという、常連のカメラマンの人としばしカメラ談義。

作品のプリントも見せてもらいました。季節ごとのポイントを知り尽くしているだけに、素晴らしい。いやあ、常連さんにはかないません。

 

さて、夕暮れの午後7時ごろから撮影再開。

薄曇りの一日でしたが、日没後の一瞬だけ、空が赤く染まったのが奇跡のよう。

 

三脚を立て、ライブビューでマニュアルフォーカス。ミラーアップしてブレを抑え、リモートケーブルでレリーズ。ぎりぎりのシャープネスを狙いました。

勝負は20分間ぐらいしかありません。

このコマはとりあえずその場の雰囲気を。

茜色の空はいいんですが、手前は田植え前だし、図柄的にはダメですよね。

かろうじて救える別カットをコンテストに出すことにしました(未発表が原則なので、ここに掲載できません)。

 

ライブビューで20分間、夢中になって写しているうちにボディーが熱くなり、周りもすっかり暗くなったので撮影終了です。

ライブビューの発熱が過ぎると、キヤノンのEOSでは警告の温度計アイコンが表示される仕様になっています。

アイコンが出たかどうかは気が付きませんでした。もっともアイコンが出たからと言ってカメラが壊れるわけではなく、静止画像にノイズが出て劣化するだけ。

 

帰ってからパソコンで見たら、それほど枚数を撮っていませんでした。

棚田は広いのですが、良いポイントはそれほどたくさんはありません。かえって、最初の高台の公園からの遠望が、図柄としては一番よさそうでした。動き回らないで撮ったほうが良かったかもしれません。

 

ただ、ネットで見ていると、一般には立ち入れないところで、農家の人の許可を得て写せる絶好のポイントがもう一か所あるようです。

 

稲穂が実る秋には、毎年棚田のライトアップイベントがあります。棚田が、ろうそくの燈で浮かび上がる幻想的な世界。

田植えとはまた違った趣の写真になりそうです。

もう一度訪ねてみましょうか…

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM


京の桜散歩 Part 1

2013年04月02日 | 風景・建物

4月1日に京都の桜を撮ってきました。

枝垂れ桜は散り始め、ソメイヨシノはほぼ満開でした。

 

最初に訪ねたのは上京区の今出川通から少し北へ入った日蓮宗のお寺・本満寺。

あまり知られていませんが、ここには1本の大きな枝垂れ桜があります。

少し見ごろは過ぎていたようですが、大きさに圧倒されました。

満開の頃なら快晴の青空をバックに、さらに映えると思います。桜は花期が短くて、ちょうどそのタイミングに合わせるのが難しいですね。

 

次は観光客でにぎわう高台寺のあたりへ。

高台寺の前の「ねねの道」。

京情緒のある小物を扱う店が並んでいます。

 

本物の舞子さんではなくて、着付けをしてもらって記念写真を撮る娘さんたちのようです。

きれいですね。

 

高台寺の枝垂れ桜。ちょうど満開、見事でした。

 

高台寺を出て、人の流れについていくと自然に円山公園の方へ出ます。

花見の頃にライトアップされる、有名な枝垂れ桜があります。

 

初代の枝垂れ桜が樹齢約200年で枯死したあと植えられた二代目。しかし、環境悪化で樹勢が弱り、一時は痛々しいような姿でした。

見たところ枝の数も多くなり、少しは樹勢が回復したのかな、という印象を受けました。

ただ、前にはなかった、鉄の棒のようなものが幹のそばににょっきり伸びています。避雷針? すごく目障りです。

 

花見客や露店でにぎわう円山公園の坂を下り、八坂神社を経て祇園へ。

花見小路のつきあたりにある、京都で一番古い禅寺・建仁寺を訪ねました。

「本坊」前の桜。

 

こちらは「浴室」の前の枝垂れ桜。「浴室」は重要な修行の場だそうです。

 

京都のお寺の内部は撮影禁止のところが多いですが、ここは受付で「撮影OKです」と声をかけてくれます。

キヤノンが寄贈した高精細複製画が飾られている関係でしょうか。とにかく撮り放題。ありがたいことです。

 

俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(国宝、複製)。

 

海北友松の「雲龍図襖」(重文、複製)。

 

海北友松の「竹林七賢図襖」(重文、複製)。

 

「法堂(はっとう)」の天井には双龍図があります。

正面の須弥壇には本尊釈迦如来座像と脇侍迦葉尊者・阿難尊者。

天井には平成14年(2002年)、創建800年を記念して、小泉淳作画伯による双龍が描かれました。圧倒的な迫力ですね。

 

小書院から眺める潮音庭。

心が静かに安らぐ空間です。ここでゆっくり休憩した後、祇園白川の桜を見に行きました。

写真は次回に。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正(歪曲補正)

 


彗星を撮りに行ったけど…

2013年03月12日 | 風景・建物

快晴の3月11日夕方、パンスターズ彗星が見られるかもと、大阪・新梅田シティ屋上の空中展望台に上がってきました。

カメラはキヤノンEOS 6D。レンズはタムロンAF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro(安いズームですが、今のところ300mmはこれしかないので)。

彗星が撮れる確率は低い予想だったので、三脚はやめ、すべて手持ち。

タムロンのこのズームは手ブレ補正が強力です。それでもブレそうなときは手すりなどにカメラをくっつけて撮影しました。

 

 地上173m、360°のパノラマ。

淀川方面の展望。

右端の建物は、大阪駅北側(うめきた)の再開発で完成した、ホテル感覚の超高級マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」。いわゆる億ションですが、当初の分譲分は完売したそうです。

すごいですね。どんな人が住むのかな…

 

空中展望台は恋人たちのデートスポット。

ハート型のグッズがいっぱい。

 

永遠の愛を誓ってフェンスにロックされた「ハートロック」。

 

二人の名前が刻まれています。

 

空中展望台で、壮大な日没を待つ人たち。

このアングル、夕焼けが見事なら“作品”になりそうですね。(レタッチで少々レッドを強調)

 

日没。

午後6時過ぎ、六甲山に連なる山並みの向こうに太陽が沈んでいきます。(焦点距離300mm)

 

遠くには明石海峡大橋も見えました。

 

午後6時34分。淀川河口の街の明かりが瞬きだしました。もうそろそろ、パンスターズ彗星が見えてもいい頃ですが…

屋上は吹きさらし。とても寒いです。

 

三脚を立てて待ち構えている、同じ狙いのカメラマンのなかには毎日新聞の人もいました。

機材はニコンの600mmにテレコン1.4倍付き。840mm相当ですね。

こちらは最高300mmのズームですから、だいぶ差がありました。  

 

        ☆   ☆   ☆

 

結局、彗星をとらえることはできませんでした。快晴なのに、地平近くがモヤっているような感じ。都会の街明かりが影響しているかもしれません。

(この日夜の「毎日.jp」には、長野県の平谷村で撮影されたパンスターズ彗星が載っていました。一緒に撮影していた毎日新聞の人も撮れなかったのかな。やはり長野県のような空気の澄み切ったところでないとムリかも…)

 

しかたがないので、周囲の夜景を撮って帰りました。

西梅田方面の夜景。

 

窓越しに夜景を楽しむ人たち。

中は大変暗いですが、暗所に強いEOS 6DはバシバシAFが効きます。(このカットについては外の風景にピント)

 

新梅田シティの外で。

 

ヨドバシカメラ梅田。ちょっと寄り道して新しいカメラをチェック。

 

明るい所以外は、基本的に絞り優先AE、ISOオート(ISO100~6400)で撮りました。

もっとも、夜景だとカメラは大体上限のISO6400を選んでしまいます。範囲を12800まで広げればISO12800に張り付いてしまうのでは。カメラは“辛抱がない”というか…

 


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 5

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐりの最後です。

「山手234番館」を出て、山手本通りを北へ行くと、きれいな洋館がありました。

山手十番館。

無料公開されている7つの西洋館のひとつではありませんが、ハイカラな雰囲気がとてもいい感じの建物。

ティールームとレストランになっています。レストランのメニューは本格フレンチ。横浜外国人墓地前の高台にあって、眺めが良さそうですね。

ここで昼食にしたいところでしたが、時間がなくてパス。

 

外国人墓地の前を通って、「港の見える丘公園」に来ました。

 

公園の噴水広場。

向こうに見える赤レンガ建物は作家の大仏(おさらぎ)次郎記念館。

大仏次郎といっても若い人は知らないでしょうね。「鞍馬天狗」の作者だよ! といえば少しは分かるかも。いや「鞍馬天狗」自体、古いか…

 

大仏次郎記念館。

 

玄関横のレンガ壁には、大の猫好きだった大仏氏にふさわしく、猫の彫像が。何となく古代エジプトの神像の雰囲気ですね。

時間がなくてこの中もパス。いったいなんという駆け足の旅…

 

港の見える丘公園には、山手西洋館めぐりの最後、「横浜市イギリス館」と「山手111番館」があります。

 

6. 横浜市イギリス館

 1937年(昭和12年)に、英国総領事公邸として建てられました。コンサートや集会にも利用されています。春と秋にはローズガーデンが美しいそうです。

しかし、エリスマン邸と同じく1月から修繕工事のため3月末まで休館中。中の見学はできませんでした。

いまのうちに修繕工事するのは、4月からの観光シーズンに間に合わせるためでしょう。1~3月の西洋館めぐりは、こうした工事にぶつかったりして、時期的によくないですね。

 

7. 山手111番館

1926年(大正15年)に、アメリカ人ラフィン氏の邸宅として建てられました。設計者はJ・H・モーガン。ベーリック・ホールと同じ設計者ということから、同じようにスパニッシュスタイルが特徴。

地階には、ティールーム「ローズガーデンえの木てい」があります。バラをモチーフにしたメニューが特徴。

 

ここで、試しにEOS 6Dの解像感をチェックしてみました。上の写真の中央部分を、縦長の短冊状に、ピクセル100%で切り出したのが下の画像です(全体の100%画像はファイルサイズが大きくなりすぎるので)。

キヤノンEOS 6D  EF24–105mm F4L IS USM (撮影時焦点距離 32.0mm) 絞り優先AE (F8.0 1/320秒)  露出補正 +2/3  ISO感度 100  画質 RAW

 (DPPにてデジタルレンズオプティマイザ適用、シャープネス3 で現像・JPEG出力しています。シャープネス以外の補正はしていません)

 

100%拡大画像にしては精細感があります(RAW画像だとさらにくっきりしています)。白壁の部分も白飛びせず、諧調・質感があります。

F8まで絞り、デジタルレンズオプティマイザを適用しているせいか、レンズの収差も目立ちません。

EOS 6DとEF24–105mm F4L IS USMの組み合わせ、結構いいじゃないですか。気に入りましたね ~♪  

 

さて、山手111番館の他の写真をご紹介します(一部モノクロ)。

 

山手111番館の正面入口。

 

入口のランプ。

 

館内のランプ。

 

この建物の魅力は吹き抜けのホールを取り巻く2階の回廊。しかしなにしろ築87年になる古い建物。普段は2階が見学できません。毎月第2火曜日に限って見学できるようです。

 

ホールの暖炉の上の装飾。

 

照明器具のクリスタルに当たる午後の日差し。

 

格調が感じられる豪華なテーブル。

ふと、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「山猫」を思い出しました。

 

これは別室のテーブル。ティータイムのイメージ。

 

横浜の西洋館をめぐる、ちょっといい旅もこれでおしまい。

名残を惜しみつつ帰途につきました。

 

参考サイト : 山手西洋館

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正

 


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 4

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐり。4番目のエリスマン邸は休館でした。

今年1月から3月末まで、横浜市が改修工事中で、建物がシートで覆われ外観も撮れず。

4. エリスマン邸

生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、1926年(大正15年)、山手町127番地に建てられた館。その後マンション建築のため解体されましたが、1990年(平成2年)に現在の場所に移築・復元されました。

設計はチェコ出身の建築家A・レーモンド。

 

庭が眺められるサンルームが美しいそうです。ここの喫茶室で休憩する予定でしたが… しかたありませんね。4月からは建物も美しい姿でお目見えするでしょう。

 

5. 山手234番館

1927年(昭和2年)ごろ建てられた外国人向けの共同住宅です。玄関を挟んで4つの住居が向かい合う配置。現存する数少ない建物だそうです。設計は朝香吉蔵。

2階では横浜市ゆかりの彫刻家・井上信道氏の展覧会が開かれていました。

 

共同住宅なので質素ですが、ノスタルジックなものが色々ありました。

「234番館」の門柱。

 

立派な食器棚(左)がある部屋。

 

食器棚に船の絵柄のカップが並んでいました。横浜らしい…

 

三面鏡とミシンがある部屋。

 

アメリカ製の「シンガーミシン」。

ある程度以上の世代のご婦人には、思い出があるのではないでしょうか。

 

共同住宅の採光を良くするための中庭。

 

古い置時計。

 

2階で開かれていた彫刻家・井上信道氏の展覧会。

 

山手234番館の近くには「えの木てい」というカフェがあります。

この建物がまた童話に出てきそうな可愛い洋館。

「えの木てい」。

 

ここで一服して、ハンバーガーを注文。

すっかりお天気も回復。明るい日差しを眺めながら、ほっこりしたひとときでした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 3

2013年02月09日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐりの3館目は「ベーリック・ホール」。

館内を見学するうち、雨風も止み日が差してきました。

3. ベーリック・ホール

イギリス人貿易商B・R・べリック氏の邸宅として、1930年(昭和5年)に建てられたスパニッシュ風の建物。設計はアメリカ人建築家J・H・モーガン。

山手西洋館のなかでは最大規模。個人の邸宅としては大きすぎると思えるほどです。

山手西洋館のHPによると、『第二次世界大戦前まで住宅として使用された後、昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄付され、平成12(2000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていました。』とあります。

 

白と黒のタイルが特徴的な玄関。

 

2階への階段。

 

階段の手すりの装飾。

まずは2階へ上がってみます。

 

2階にある、建築当初は客用寝室だった部屋。現在は応接室のインテリアが置かれています。

壁の色が独特ですね。何度となく塗り替えられていたのを建築当時の色に復元したそうです。

それに、変わった窓の形が目を引きます。クワットレフォイル(四葉)というそうで、館内の案内板もこの形になっています。

 

隣の子息の寝室。

壁はフレスコ技法で仕上げられているとのこと。

 

窓ガラスに雨粒がかかっていました。

 

べリック氏の寝室。貿易商としての活躍ぶりが偲ばれるよう、書斎の雰囲気にしつらえられています。

 

レトロなタイプライター。

 

壁にはべリック氏(右端)や家族の写真、館が寄宿舎として使われていたころの写真や資料が掛けられています。

 

夫人の寝室。

 

 1階に下りました。

広いリビング。左に明るい日差しが降り注ぐパームルーム(サンルーム)があります。

リビングというにはあまりに広い、王宮の1室のような空間。コンサートなどいろいろなイベントに使われています。

 

大きなガラス戸から前庭が見えます。開放的な雰囲気が心地良いですね。

ときおり、雨上がりのまばゆい光がフロアに差し込んでいました。

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 2

2013年02月09日 | 風景・建物

横浜の西洋館めぐりの続きです。

見晴らしのいいイタリア山庭園には、「ブラフ18番館」の隣に「外交官の家」があります。

「今日は雨で惜しかったですね。晴れた日には東京スカイツリーや富士山も見えるんですよ。」と館の世話をしている女性が迎えてくれました。

 

2. 外交官の家

ニューヨーク総領事やトルコ大使を務めた外交官・内田定槌氏の邸宅として、1910年(明治43年)、東京・渋谷区南平台に建てられた館。1997年(平成9年)、イタリア山庭園に移築、復元されました。国の重要文化財に指定されています。

設計はアメリカ人建築家のJ・M・ガーディナー。

アメリカン・ヴィクトリアン様式の建物はいかにも洋館らしい外観。カメラの新製品が出ると、よく実写レビューの被写体になっていますね。

 カラー、モノクロをまじえて撮ってみました。

 

玄関ホールの扉のアールヌーボー風ステンドグラス。

 

食堂。外交官にとってたくさんのお客をもてなす重要な場所。

 

食卓のバラ。

 

小客間。晩さん会の食事の用意を待ったり、食後のお茶の場になったところ。

奥は賓客と応接するのに使われた大客間。

 

大客間。

 

大客間の窓辺に飾られていたブーケ。

 

籐椅子が置かれた、ガラス張りのサンルーム。

庭に面した腰壁は引き違い戸になっていて、足元に風を通すこともできるそうです。

 

2階の窓。

 

2階の書斎入口。

書斎の作り付けの書棚には、内田氏の和洋の蔵書がおさめられていました。

 

2階、夫妻の寝室。

隣の浴室・トイレも含めて、完全に洋風。明治の外交官の生活ぶりがうかがえます。

 

この「外交官の家」には、庭園の見える喫茶室も併設されていて、コーヒーやケーキを味わいながら一休みできます。

 

参考サイト : 山手西洋館

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D  

    EF24–105mm F4L  IS USM


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 1

2013年02月08日 | 風景・建物

パシフィコ横浜で開かれた「CP+ 2013」を見た翌日2月2日に、横浜・山手の西洋館めぐりをしてきました。

 EOS 6D とEF24-105L IS USM(写真)の試し撮りをかねて…

 

ところが最悪! 朝から雨と風の日でした。ああ雨男… 

傘が松茸になるような、ひどい吹き降り。

大事な買ったばかりのカメラを抱えて、雨から守るのに精いっぱい。いかに防塵防滴仕様だといっても、買ったばかりのカメラを雨に濡らしたくはないですよね。

 

番号の振られた西洋館の外観写真は、サムネイルをクリックすると拡大します。天候のせいで(言い訳?)画質が悪いカットもありますが、ご容赦ください。また、 ところどころ、モノクロームもやセピアも入れてみました。いかがでしょうか。

 

1. ブラフ18番館

関東大震災後に、山手エリアの別の場所に建てられた外国人住宅。その後、現在のイタリア山庭園に移築されました。カトリック山手教会の司祭館として1991年まで使われていたそうです。

窓枠の薄緑色が特徴的で、室内装飾が美しく施された西洋館でした。

 

豪華なテーブルセッティング。

 

この館自慢のサンルーム。

幸せな空間ですね。こんなところで日向ぼっこしたい。

 

「お茶にしましょうか」。

 

 

サンルームに続く部屋。

 

モノクロにしてみました。

 

窓枠の色は、とても花と似合います。

 

「100年前のピアノ(洋琴)」との説明。

 

暖炉の上の装飾。

 

クリスマスの名残のようですね。

山手地区ではクリスマスに、各西洋館で華やかなイベントがあるそうです。

 

食卓のまばゆい彩り。

 

6D+EF24-105L IS USMレンズ、なかなかいいのではないかと思いました。

ただし広角で撮ると、広角特有のひずみ(どのレンズでもそうですが)と、このレンズの軽い樽型の歪曲収差が目立ちます。

掲載写真の大半はPhotoshopのレンズ補正で、ひずみや歪曲収差を補正したものです。


38億画素の写真

2012年12月26日 | 風景・建物

ヒマラヤのクンブ氷河を撮影した、超高画素パノラマ写真がネットに出ていました。

GLACIER WORKSというサイトの「Khumbu Glacier: Pumori 2012」というページ。

このページでパノラマ写真をクリックすると、画面下にツールボタンが現れ、それを操作して、上下左右にパンしたり、ズームアップしたりして、間近にディテールを見ることができます。

思い切りズームしてみましたが、氷河の縁を登っている豆粒のような登山チームが見えたり、たくさんのテントが並ぶベースキャンプがあったり、面白いですね。まるで、いま自分がヒマラヤにいる感じです。

素晴らしい写真です。

ヒマラヤ・クンブ氷河。(GLACIER WORKSより、Photo Credit: David Breashears)

 

GLACIER WORKSは、(Facebookの基本データによると)、2007年に登山家・写真家・映画製作者のDavid Breashears氏が設立した非営利団体。ヒマラヤの氷河の変貌ぶりを、アート、科学、アドベンチャーを通じて明らかにしているそうです。

気候変動によって、数十年前は真っ白だったヒマラヤの氷河が溶けて岩が露出したり、氷河そのものが消えて行っている状況を世界に訴えるのが活動の目的。

 

超高画素パノラマ写真はDavid Breashears氏によるもの。今年の春、300mm望遠レンズで撮影した約400枚のショットをつなぎ合わせたとのこと。

画像サイズは120,000 x 31,840 ピクセル=3,820,800,000ピクセル。

38億画素!! 

 

(ギズモードジャパンなどでは「40億ピクセル」としていますが、上の数字はワシントンポスト紙のWebページから引用しています。同紙の当初の見出しに対して、GLACIER WORKSから訂正が入ったそうです。)

 

 この画像サイズを単純に400で割ると、1枚当たりのショットは9,552,000ピクセル。

中判カメラほどの画素数ではなく、35mm一眼レフで撮影されたと思われますが、いまどき1000万画素以下のカメラは少ないでしょうから、千数百万画素レベルの画像の周辺が重なり合う形で結合されたものではないかと想像します。

 

気になるのはカメラとレンズのメーカー。

どこのカメラ・レンズを使ったんでしょうね…

 

Facebookに、GLACIER WORKSスタッフの気楽なスナップも紹介されています。写っているのはわりと小さなカメラ。どことなくニコンの感じがします(あくまでも感じです)。

 

David Breashears氏はヒマラヤのIMAX映画を制作したことで有名だそうです。画像結合にも特別なソフトを使ったのでしょうね。

画像処理も、こんな巨大なデータ量、うちのパソコンでは無理かも。

おそらく処理の途中で停まってしまいますよ…

 


イルミネーション集

2012年12月25日 | 風景・建物

フォトチャンネルにイルミネーション集を追加しました。

今年11月下旬から12月にかけて、東京、大阪で撮ったものです。

撮影カメラはほとんどソニーRX100。ほんとに使いやすくて、いい色が出るカメラです。

イルミネーション集

大き目の画面にしてご覧下さい。