風景写真にとって、電柱ほど邪魔なものはありませんね。
「まあ!何と美しい夕焼け」と、感動して写真を撮ったら、電柱や電線がしっかり写りこんでいて興ざめ… といった経験はだれにもあるのでは。
日本の空から電柱をなくそうと、7月に設立された「上を向いて歩こう~無電柱化民間プロジェクト」が、キャンペーンのひとつとして写真コンテストの作品を募集しています。(キャンペーンのプレスリリース)
「電柱が“無いから”景色がいいで賞」と「電柱が“消えたら”景色がいいで賞」の2部門。
前者は、日本の観光地などの電柱が無い美しい景色。後者は電柱があるために惜しい景色になってしまった作品。
ニコンイメージングジャパンが協賛、両部門の最優秀賞には「Nikon D7100 18-105VRレンズキット」(写真、フリー画像)が贈られます。
普通のコンテストに応募するときは、電柱をさけて撮影したり、電柱が写っているカットは没にするもの。電柱が写り込んでいる写真が賞の対象になるというのは、ユニークですね。
同プロジェクトがアピールしている「電線の地中化」は大賛成。すでに各自治体が徐々に進めていて、たとえば再開発でできる新しい街には、電柱も電線も見当たらないようになってきました。ただ、それなりに費用がかかるため一気には広がっていないようです。
写真コンクールの応募は、同プロジェクトの公式 Facebook ページで、ハッシュタグ「#無電柱化」をつけ、撮影場所とともにアップする方式。1人何枚でもOK。締め切りは9月30日23時59分。
私の場合、さしずめ先日のPL花火(8/2記事)につけた下の写真が候補になりそう。
失敗のカットでも、撮っておくものですね。後になって、どんなことで役に立つか分かりません。
(このコンクールとしては、電柱の邪魔さ加減が控えめかも。もっとハデハデに電柱が写り込んでいる方がいいでしょうね。)
さてさて、D7100がタダでもらえるなら、これから意識して邪魔っけな電柱を撮ることにしましょう…
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