つれづれ写真ノート

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ならまち散歩(EOS 6D II 試し撮り)

2017年10月01日 | 風景・建物

キヤノンEOS 6D Mark II の試し撮りに、ハギの花咲く奈良・元興寺へ。

ついでに、「ならまち(奈良町)」も散歩してきました。「ならまち」は猿沢池の南側、古い町屋風の民家や商店が残る地域です。

 

撮影にはEOS 6D Mark II とEF16-35mm F4L IS USM、EF70-300mm F4-5.6L IS USM を使用。RAW 現像時にDPP で明暗・色調を調整(過度の補正はしていません)。画像は今回大きめ。一部モノクロがあります。

 

猿沢池。10 月3、4 日の「采女(うねめ)祭」に使われる管絃船が浮かんでいました。

 

管絃船の龍頭(りゅうとう)。

 

こちらは鷁首(げきしゅ=水鳥)の管弦船。

 

采女祭は猿沢池のほとりにある采女神社の行事。

10 月3 日の神事に続いて、「中秋の名月」の4 日午後5 時から花扇奉納行列があり、午後7 時から天平衣装をまとったミスうねめ、ミス奈良を乗せた2 隻の管弦船が池をめぐります。名月に合わせた雅(みやび)な催し。

 

散歩に通りがかった29 日は、これに先立ち、一般客を乗せて池を巡る「管絃船乗船体験」が行われているところでした。

ふだんは乗れない管弦船で、天平貴族の気分を味わうのも一興。

ただ、料金(協力金)が大人1,200 円とやや高めなのと、カンカン照りの昼間に池を巡っても… と思い、今回は見送り。

 

猿沢池から南へ、ならまちを歩いて元興寺へ向かいました。

 

途中で見つけた、おしゃれな青空ピザの店「Kinari Pizza 」。

 

大和茶のお店。

 

ハギが咲き乱れる元興寺(がんごうじ)に着きました。

 

世界遺産「古都奈良の文化財」の一つ、元興寺

 

元興寺は、飛鳥に建てられた法興寺(飛鳥寺)を平城遷都にともなって移築した古寺。広大な寺域を誇りましたが、今は極楽堂(本堂=国宝、写真右側)と、僧坊遺構の禅室(国宝、写真左側)などを残すのみ。

かつての境内の大部分は、ならまちの民家や道路の下に埋もれているそうです。

 

禅室(左)から極楽堂(右)を見たところ。

 

飛鳥時代の瓦が再利用された、禅室の東南隅と極楽堂の西側屋根。このお寺のみどころです。

悠久の歴史を物語る古びた色合い。大変重い瓦だとのこと。

 

禅室の屋根裏に使われている木材の一部は、法隆寺より古く、約1400 年前に伐採された世界最古の現役木製建築部材(ヒノキ)だという研究結果が出ています。7 年前、ニュースを見て、特別公開されていた禅室を見学したことがあります(屋根裏までは見ず)。

現在、禅室内部は通常非公開。

 

極楽堂。こちらは自由に拝観できます。

 

極楽堂のハギ。

 

白ハギの落花。

 

境内の石仏・石塔群を見学する子どもたち。

 

石仏、石塔は近隣から集められたもので、田んぼの稲のように整然と並べられているところから、「浮図田(ふとでん)」と呼ばれます。

桔梗が美しく、8月ごろが見頃。

 

白いヒガンバナが咲いていました。

ローアングルからの撮影に、EOS 6D II のバリアングル液晶がとても便利。

 

供えられた、心づくしの花。

 

木漏れ日の石仏群。

 

爽やかな手水舎。

 

禅室横のフヨウ。

 

以下、この寺を撮ったこともある写真家・入江泰吉氏へのオマージュをこめてモノクロにしてみました。

EOS 6D II で、どこまで迫れるかな…

 

禅室。

 

禅室。

 

禅室。

 

極楽堂の鐘。

 

極楽堂で。

 

帰りは再びならまちを通って、近鉄奈良駅へ。

 

奈良町情報館。名所・旧跡や店の情報を紹介。特産品販売、レンタサイクルも。

 

鰻料理の「江戸川 ならまち店」。説明パネルによると、明治初期に建築された呉服商の古い町屋で、現在一部を飲食店にしているようです。

 

軒先にぶら下がっている赤いぬいぐるみは、「庚申(こうしん)さんの身代わり申(さる)」。家の中に災いが入ってこないように、という魔よけ。ならまちの家では良く見かけます。

 

こちらの刃物店も、味わいのある構えですね。

 

 

下御門(しもみかど)商店街。これから先、「餅飯殿(もちいどの)センター街」へアーケードが続きます。

 

「折衷旬彩 香月」。いかにもお酒のおいしそうな料理店。

 

FM局「ならどっとFM 78.4MHz」がありました。

 

 
個性的な店舗が並ぶ「夢長屋」。
 
 
 
小スペースを貸し出し、起業家を支援する「夢CUBE」。
 
それにしても、「もちいどの(餅飯殿)」はどうしても「もいちどの」と読んでしまう…
 
 
 
各国語が並ぶ土産物店。
 
 
 
オリエンタルな色が美しいペルシャ雑貨の店。
 
 
 
テレビで紹介されたという天ぷら屋さん「魚万 もちいどの本店 」  。
 
 
 
 
 
 
ふくろうと遊べるカフェ。珍しい!
 
小さな可愛いふくろうがいました。
 
 
ならまち、色々面白い店がありますね。
 
 
 
 
近鉄奈良駅に近い「麺闘庵(めんとうあん)」。きつねうどんの揚げの中にうどんが入っているという、けったいな名物店。テレビの取材が相次いでいるようで…
 
 
 
お馴染み、奈良漬の山崎屋
 
ここで奈良漬を買って帰ってきました。