正月も過ぎた4 日、大阪・梅田の阪急百貨店へ。
9 階 アートステージで「人形師活動40周年 ホリヒロシ人形展」が開かれていました(展示と販売、入場無料。12月28日~1月9日)。
人形師といえば、辻村寿三郎、与勇輝といった作家が有名ですが、ホリ・ヒロシ氏も日本を代表する人形師。作家自ら等身大の人形を遣う「人形舞」を創設。海外でも多数公演を行って、高い評価を得ているとのこと。
会場では、「人形舞」で使う等身大の人形3 体が置かれ、手の込んだ豪華な衣装と妖しくも美しい表情が目を引きます。
人形はすべて撮影禁止になっており紹介できませんが、実に素晴らしいものでした。
作品の一部は阪急の「アートのある暮らし」ページに掲載されているのでご覧ください。(会期後は消えてしまうかもしれません…)
等身大の人形の一つ「鳳凰」がとくに衝撃的で、圧倒されます。中国の京劇を思わせる妖艶なメイク。ドレスの胸には玉虫の羽根の模様。背についている翼はとても大きなもので、これを広げてホリ・ヒロシ氏が「人形舞」を披露している様子がネット検索すると出てきます。
このほか「出雲梅 木花咲耶姫」や「炎」は赤い衣装がとても華やか。
「人形舞」の公演は1月2日、3日、9日、特設ステージで開催。会場のビデオでも見ることが出来ます。
このほか、ウサギなどの動物をモチーフにした作品がずらり。
「鳳凰」の妖しい魅力とはがらりと違う、愛らしいものが多いです。
ただ、お値段は相当なもの。
可愛いキツネが行列している「狐の嫁入り」が気に入ったのですが、眼を疑いました(確か250万円の値札だったかな…)。
150万とか200万の作品も、ごく当たり前に並んでしました。
高級美術品として考えれば、まあそんなものかもしれません…
個人的には、とても手が出ないのでカレンダー(1,080円)だけ買いました。といっても、会場でホリ・ヒロシ氏のサインをもらったので、値打ちものですよ~
ホリ・ヒロシ氏のサイン入りカレンダー(名前部分はボカシています)。
作品の写真を全く載せないのも、当ブログとしては残念なので、買ったカレンダーで “チラ見せ” 。
「鳳凰」の人形舞の様子をデザインした、カレンダーの表紙。
1月は「椿説弓張月」。
3月 「細雪」。
おなじみ谷崎潤一郎の小説の花見シーン。満開の桜が匂うあでやかさ。イイですね~
12月 「月の段より 月姫、鳳凰とホリ・ヒロシ」との説明。
妖しく怖~い感じ。でも耽美的で、たまらない魅力が…
ほかの月のページも魅了されます。
是非、会場でお買い求めください。
会期後の入手法は… (調べましたが、いまのところ不明)
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関連サイト
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF24-105mm F4L IS USM
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