富士フイルムフォトサロン大阪で、1億200万画素の「GFX100」(前回の記事)を見た後、同じビルの1階で開かれていた、『HASEO写真展-100 million beauty』(7月12日~7月18日)を見てきました。
「GFX100」をメインに、富士フイルムのGFXシリーズで撮った、目の覚めるような作品の数々。
かなり衝撃的だったのでご紹介します。
HASEO といっても知らない人が多いかも。
しかし、ポートレート撮影に興味のある人ならたぶんご存知。ポートレート中心の雑誌「フォトテクニックデジタル」で『闇王の美神狩り』を連載している写真家。
個人的には、春のヨドバシカメラ・モデル撮影会(4月21日、大阪・万博記念公園)(4月22日記事)の講師をされていたとき、お世話になりました。理論的で分かりやすい指導が印象に残っています。
物語性のある幻想的で豪奢な作品、写真家としてのポリシーは、ツイッター「HASEO@闇の王」を見るとよく分かります。
「撮影・公開OK」のコーナーが多く、オープンな個展。
表示に従って、撮影OKのところを撮らせてもらいました。
大伸ばしの作品が並びます。
人の背丈を超える作品。真ん中の「 JOCA Ⅰ」は、特に巨大。
「 JOCA Ⅰ 」(2060×2912mm)。
豪華絢爛、ダイナミック。
ファンタジックな「Papillon」(中央)。
「紙の薔薇」(右)は、「高彩度でも飽和しない」という富士フイルムの「 Color Chome Effect 」を使用。富士のテクノロジーのPRにも一役買っています。
「春に咲く彼岸花」。
今回の個展で目玉的な、圧倒的な迫力の作品。
HASEO氏のツイッターによると、
『7月19日
本日発売フォトテクニックデジタル
今回の作品は 1億画素!FUJIFILM GFX100にて撮影!
数百枚の彼岸花の「写真」から衣装を製作して撮影しました
制作秘話も掲載』
とあります。
「フォトテクニックデジタル」をまだ読んでいないのですが、彼岸花の写真プリントを切ったり、折り紙のように折りたたんだりして作られた衣装なのか…
「桃花」。
これも素材は「紙」とのこと。
『HASEO写真展-100 million beauty』は、東京でも開かれますが(8月1日~8月31日、FUJIFILM Imaging Plaza)、会場スペースの関係で、これほど大きな作品が展示できたのは大阪だけ、とか。
左の作品 「南禅寺 静寂2」が目を引きました。
「南禅寺 静寂2」。
惚れぼれします~
日本の情緒を、ここまで完璧に表現した写真、他にあまりないのではないでしょうか。
5140万画素の中判カメラ、富士の「GFX50S」で撮影。
(ちなみに、私が会場撮影に使ったのはソニーRX100。HASEO氏のツイッターにあるオリジナル画像に近づけようと、画像補正はしましたが、しょせんコンデジ。中判カメラの階調豊かな描写には及ぶべくもありません。ご容赦願います。)
モデルも良いですね。
「吉川みな」さん。
HASEO氏のマネージャーも兼ねていて、会場に常駐。この写真の前で、ファンの人とツーショットに応じたりしていました。
「南禅寺 静寂2」の説明。
左側にも日本美の世界が。
「貴船神社 20年後の約束 Ⅱ」。
構想から撮影実現まで、相当な長い時間をかけた作品のようです。
左は和洋折衷の衣装を使用した「雅流」。GFX100で撮影。
会場には、背景ボードや草花を配置した撮影セットもあり、観客がその中に入って自撮りできるようになっていました。
(スマホのみ撮影OKだったので撮っていません)
時間帯によっては、HASEO氏による作品解説もあったようです。
HASEO氏の写真集。
買ってくれた人には、HASEO氏がサイン。
素晴らしい写真展でした。
豪華な、また凝りに凝った衣装、道具、ライティング、撮影機材、良いモデル、完璧な描写・・・
作品が「動く」動画も公開されています。
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