ソニーのコンパクトデジタルカメラ「DSC-RX100」シリーズの第3弾となる「RX100III」が間もなく発表されるようです。
コンパクトなボディーに1インチのセンサーとツァイスレンズを搭載、画質に定評のある「RX100」シリーズだけに、最新機種でどんな新たな機能を盛り込んでくるのか、期待がかかります。
デジカメinfo とSonyAlphaRumors にスペックが掲載されています。
詳しい内容は正式発表を待つとして、個人的に興味のある項目に絞り込んでみると次のようになります(デジカメinfo より抜粋。写真もデジカメinfo より)。
・レンズはツァイスVarion-SonnarT* 換算24-70mm F1.8-2.8 (3:2の時)
・最短撮影距離はワイド端で5cm、テレ端で30cm
・ファインダーは0.39型 SVGA 有機EL144万ドットEVF、倍率0.59倍
・フラッシュ内蔵
・NDフィルター
・モニタのチルトは上に180度、下に45度
・動画フォーマットはXAVC S / AVCHD2.0 /MPEG-4 AVC(H.264)
「RX100」「RX100II」と比べると、おおざっぱな表現ですがレンズが明るくなり、「寄れる」ようになっています。
また、ポップアップ式の電子ビューファインダーを内蔵したのが大きな特長で、あの小さなボディーのどこにファインダーを詰め込むスペースがあったのかと思います。まさに驚異の技術。
ファインダーを内蔵した部分は、「RX100」「RX100II」ではフラッシュがあった部分。ではフラッシュを省いたのかと言えば、場所を中央に移してちゃんと残しています。こういうところにとことん労力を惜しまない、ソニー技術陣のすごさを感じます。
新たに増えたNDフィルター機能は、晴天下で絞りを開放にして背景をぼかしたい場合やスローシャッターで水の流れを表現したいときに便利ですね。
「RX100II」で搭載されたチルト式モニタの角度が増えて、「自分撮り」もできるようになりました。
動画フォーマットは、従来のAVCHDに加えて、新しいミラーレスフルサイズ機「α7s」(海外発表済み。国内では未定)にも採用されたXAVC Sも選べるとのこと。「α7s」はとてつもない高感度性能(ISO感度最高409600)を持ち、4K動画が撮れるカメラ。
では「RX100III」で4K動画が撮れるのかというと、SonyAlphaRumors の詳しいスペックを見ても4Kについては何も書いてありません。しかし新しいXAVC Sフォーマットを選択肢としたからには、動画品質の面で何らかの進化があるはず。このあたり、動画に詳しくない当ブログとしては、恥ずかしながら「ついていけない」のが実情。正式発表で説明を聞きたいと思います。
それから疑問点なのですが、SonyAlphaRumors のスペックの中にはマルチインターフェース・シュ―の項目があって、オプションでマイクなども付けられるという記述がありました。しかし外見写真を見た限りではマルチインターフェース・シュ―らしきものは見当たりません。これも正式発表で明らかになるでしょう。
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