CanonWatchに、9月に発表されるのではないかといわれているキヤノンの中判デジタル一眼レフのうわさが出ていました。
大体の内容は以下の通り(誤訳があればお許しください)。
『9月のフォトキナで発表されると言われている、キヤノンの中判デジタル一眼レフカメラについて、いくつかの情報を受け取った。情報元によると、このカメラはEFマウントだが、EOSという名前では呼ばれないかもしれない。その上、この中判デジタル一眼レフは、焦点距離の問題から、おそらくすべてのEFレンズが使える訳ではない。言い換えると、より新しいEFレンズはサポートされるが、現在フルサイズセンサーに対応している(比較的古い)一般的なレンズについては、中判用の新型が用意されるだろう(たぶん2013年春)。これまでEFマウントは、すべてのEFレンズが使えたので、あるEFレンズが使えないということは、(推測だが)電子センサーに関係する理由だとしか理解できない。中判デジタル一眼レフがEF-Sレンズと連動するかどうかは分かっていない。』
実際にそういう計画があり、うわさがある程度確かだとすると、これまでのキヤノンのカメラとはちょっと違った特別な機種になりそうです。
過去のカメラ雑誌の対談で、キヤノンの開発者が、フルサイズ機の画素数アップの話が出た時「画素数を追い求める層は、(フルサイズ機でなく)中判にいくのではないでしょうか」というようなことを言っているのを読んだことがあります。
最新のフルサイズ機でも画素数を上げようとしないキヤノン。もしかすると高画素は中判カメラで提供しようと考えているのかも…
中判カメラはフイルム、デジタルとも、35ミリ判とは段違いの解像感、ダイナミックレンジがあるようです(使ったことがないので、見た目では分かるものの、使用感を説明できません)。
プロや精細な風景写真などにこだわりを持つハイアマチュアに使われています。以前はフイルムカメラが主流でしたが、最近はフイルムカメラ+デジタルバックのほか、ペンタックス645DやライカS2のような中判デジタル一眼もあります。
いずれも高価で、とても手が届きませんが(ペンタックス645Dで65万円~、デジタルバックは200万~500万円)、キヤノンがどんなカメラを出すのかと考えると、多少の興味はあります。
海外のシネマの世界で、それまで映画を作るには多額の費用が必要だったところへ、5D MarkⅡが現れて革命を起したように、安くて手軽に使える、4000万画素以上の画期的な中判カメラを出すとしたら、(中判業界に殴りこみ! はオーバーとしても)ちょっとした波紋を投げかけるのでは… と思っています。
*中判デジタルカメラについては次のサイトが参考になります。
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