つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

懐かしの「キヤノンF - 1」

2013年01月28日 | カメラ

新しいカメラをどうしようか、と考えているうちに袋小路に陥って…

ちょっと気分転換に、昔のカメラを出してみました。

30年以上前に買った35mmフイルム一眼レフカメラ「キヤノンF-1」。

1970年代の後半だったと思います。知り合いから「買ってくれないか」と言われて、ズームレンズとセットで比較的安く購入。

キヤノン F-1は、それまでプロ用一眼レフの分野で先行していたニコンに対抗するため、キヤノンが1971年3月から発売したフラグシップ機。付き合いでもなければとても買う気は起こらなかった高級カメラで、おかげで仕事に趣味に、ずいぶん使わせてもらいました。(キヤノンHPの「カメラ史」参照

調べてみると、私のは、F-1のうちでも1976年に出た一部改良型「F-1改(F-1N)」のようです。

 

フルメタルのボディーは、ずっしりと重く(820g)、とにかく堅牢無比。今でもメカはちゃんと動き、十分撮れます。

このころのカメラはすごいですね。

ただ、TTL露出計のための水銀電池が、今では発売されていないので、完全マニュアル露出で使っています。もちろんピントもマニュアル。それと裏蓋の縁(モルトプレーン)がかなり傷んでいます。今のところ遮光性に問題ないのですが、これからも使うようだとモルトプレーン交換が必要になりそう。

 

アクセサリー シュー、ペンタプリズム、フォーカシングスクリーンなどを外し、久しぶりにクリーニング。

レンズは左からFD 80-200mm F4、FD 35-70mm F4。とてもコンパクトなズームで、今のEOSでは使えないのが残念です。

 

重いけれど引き締まった形には、一眼レフ本来の味わいがあるように思います。

シャッターのしっかりとした金属音もたまりません。

 

キスデジ(EOS KissX4)と比べると、F-1の方がシャープで精悍な感じですね。それほど大きくはないです。むしろ今のデジタルカメラの方がレンズが大きくて、ずんぐりむっくり。(キスデジのレンズは、EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM)

デジタル一眼は何でこんな形になってしまったんでしょうね。美しくないです。昔の形に戻してくれないかな…

 

キヤノンF-1の参考ページは、写真家・赤城耕一さんの「アカギカメラ」にも。



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