つれづれ写真ノート

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ソニーRX100 あれこれ(修理)

2015年10月08日 | カメラ

最近、ソニーRX100 を修理しました。

原因は「落下」。

3 年前に買ってからこれまで、家の中で2 回、屋外で1 回、落としています。

しかも、屋外では水たまりに落としてしまいました。最悪!

 

RX100 のボディーにはグリップがなく、滑りやすいことは確かですが、実は撮影中に落としたことは1 回もありません。過去3 回とも、それ以外の時にポシェットに入れたまま、不注意で落としているのです。

この結果、ボディー上部にへこみが出来、コントロールリングが固くなり回しにくくなってしまいました。さらに時々、メモリーカードを認識しないエラーも表示される状態に。

メモリーカードをさし直せばエラーは治り、一応写真は撮れるものの、こういう不具合は悲しいですよね。

 

大阪・梅田のソニーストアで相談したところ、

「見積もりを取ってみたらいかがですか。安ければ修理し、高ければ最新のRX100 シリーズに買い替える手も…」

「やはり、そう来るか… 」

 

ということで、見積もりを依頼。3日後に連絡があり、キャビネット(ボディー外装)とメモリーカード基板の交換が必要とのこと。費用は税込みで16,200円。

「それぐらいで治るなら」と、愛着のあるカメラなので、修理してもらうことにしました。3日後に「修理できました」という連絡。速かった~

 

修理できたRX100 (上)。

下は不良のため交換した古いキャビネット(左)とメモリーカード基板(右)。要らない部品ですが、一応もらってきました。

 

RX100 のコントロールリングは、買った時のねっとりと回転するフィーリングが戻りました。うれしい!!

もちろんメモリーの認識は正常に。

 

 

交換したキャビネット。へこみが分かると思います。

モードダイヤル、電源ボタン、シャッターボタン、コントロールリングごと交換されています。

 

 

メカ的な興味もあるので「へ~ こんな風になっているんだ。」と、部品をシゲシゲ観察。

 

シャッターのまわりなど、実に簡素なものですね。コンパクトにするために、徹底的に無駄を省いてあるという印象です。

すごいなァ、ソニーのエンジニアは…

 

で、ふと気が付いたのは、コントロールリングの内側に、電子接点のような金属端子がないこと。

リングの回転情報を、どうやってボディーに伝達しているのか分かりません。

 

おや、リングの内側に小さな四角い窓が2つ。

 

コントロールリング内側の2つの「窓」のアップ。これは意味ありげ。

 

試しにコントロールリングを回してみると、変化する白いマークが窓の中にあらわれます。

ボディー内部では、リングの回転をこのマークの変化で読み取っているのでは… と推測しました。

 

ただ、素人のこの推測が当たっているかどうか分かりません。ネットで調べても、どこにも書かれていませんでした。

 

コントロールリングには、好みの機能を割り当てることが出来ます。初期設定では、たとえば絞り優先モードなら「絞り」、シャッタースピード優先モードなら「シャッタースピード」。ほかにズーム、ISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルなどにも設定出来ます。

「ズーム」に割り当てると一眼レフのようなカッコいいスタイルになるので、一度は試しましたがリングをかなり回さないとズーム出来ず、結局シャッター周りのズームレバーを使う方が簡単。

色々試行錯誤の末、個人的には「露出補正」に割り当てて落ち着きました。これが一番操作しやすく、おススメ。

 

で、このように多岐にわたる設定が、リングの内側にあらわれる白いマークの変化を読み取るだけで伝達出来るものかどうか、という気もします…

コントロールリングを採用したコンパクトカメラは、キヤノンなど他社製にもありますが、同じような構造になっているのでしょうか。

 

修理部品を眺めていて生まれた、ちょっとした「ナゾ」です。

 



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