最近、ソニーRX100 を修理しました。
原因は「落下」。
3 年前に買ってからこれまで、家の中で2 回、屋外で1 回、落としています。
しかも、屋外では水たまりに落としてしまいました。最悪!
RX100 のボディーにはグリップがなく、滑りやすいことは確かですが、実は撮影中に落としたことは1 回もありません。過去3 回とも、それ以外の時にポシェットに入れたまま、不注意で落としているのです。
この結果、ボディー上部にへこみが出来、コントロールリングが固くなり回しにくくなってしまいました。さらに時々、メモリーカードを認識しないエラーも表示される状態に。
メモリーカードをさし直せばエラーは治り、一応写真は撮れるものの、こういう不具合は悲しいですよね。
大阪・梅田のソニーストアで相談したところ、
「見積もりを取ってみたらいかがですか。安ければ修理し、高ければ最新のRX100 シリーズに買い替える手も…」
「やはり、そう来るか… 」
ということで、見積もりを依頼。3日後に連絡があり、キャビネット(ボディー外装)とメモリーカード基板の交換が必要とのこと。費用は税込みで16,200円。
「それぐらいで治るなら」と、愛着のあるカメラなので、修理してもらうことにしました。3日後に「修理できました」という連絡。速かった~
修理できたRX100 (上)。
下は不良のため交換した古いキャビネット(左)とメモリーカード基板(右)。要らない部品ですが、一応もらってきました。
RX100 のコントロールリングは、買った時のねっとりと回転するフィーリングが戻りました。うれしい!!
もちろんメモリーの認識は正常に。
交換したキャビネット。へこみが分かると思います。
モードダイヤル、電源ボタン、シャッターボタン、コントロールリングごと交換されています。
メカ的な興味もあるので「へ~ こんな風になっているんだ。」と、部品をシゲシゲ観察。
シャッターのまわりなど、実に簡素なものですね。コンパクトにするために、徹底的に無駄を省いてあるという印象です。
すごいなァ、ソニーのエンジニアは…
で、ふと気が付いたのは、コントロールリングの内側に、電子接点のような金属端子がないこと。
リングの回転情報を、どうやってボディーに伝達しているのか分かりません。
おや、リングの内側に小さな四角い窓が2つ。
コントロールリング内側の2つの「窓」のアップ。これは意味ありげ。
試しにコントロールリングを回してみると、変化する白いマークが窓の中にあらわれます。
ボディー内部では、リングの回転をこのマークの変化で読み取っているのでは… と推測しました。
ただ、素人のこの推測が当たっているかどうか分かりません。ネットで調べても、どこにも書かれていませんでした。
コントロールリングには、好みの機能を割り当てることが出来ます。初期設定では、たとえば絞り優先モードなら「絞り」、シャッタースピード優先モードなら「シャッタースピード」。ほかにズーム、ISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルなどにも設定出来ます。
「ズーム」に割り当てると一眼レフのようなカッコいいスタイルになるので、一度は試しましたがリングをかなり回さないとズーム出来ず、結局シャッター周りのズームレバーを使う方が簡単。
色々試行錯誤の末、個人的には「露出補正」に割り当てて落ち着きました。これが一番操作しやすく、おススメ。
で、このように多岐にわたる設定が、リングの内側にあらわれる白いマークの変化を読み取るだけで伝達出来るものかどうか、という気もします…
コントロールリングを採用したコンパクトカメラは、キヤノンなど他社製にもありますが、同じような構造になっているのでしょうか。
修理部品を眺めていて生まれた、ちょっとした「ナゾ」です。
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