Nikon Rumors に『ニコンの古いレンズ 驚異の修復』という記事が出ています。
台湾のNikon Repair Center(NRC)という業者が、使い古した傷だらけのニコンレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G) でも、こんなにきれいに修復できると、写真を送ってきたそうです。
傷やへこみが全くなくなり、金色のプレートも美しくなって新品同様に。ただ、元の黒い鏡筒が白く(ライトグレーに)ペイントされているのが首をかしげるところ。
ペイントする費用は322米ドルとのこと(業者のコメントより)ですが…
これって、キヤノンの白レンズみたいじゃないですか。
記事に付けられたコメントも同じような反応。
『オー ノー。白く塗るなんてキャノンのレンズみたい。大きな失敗だよ。』
ところが、こういうコメントも。
『白いレンズを最初に出したのはニコンだった。キヤノンじゃない。』
業者(NRC)も『その通り。』とコメント。
どうやらこの台湾の業者(NRC)はニコンが出していた白いレンズが好みなようです。ホームページを見ると70-200mm F2.8以外にも、24-70mm F2.8や17-35mm F2.8のライトグレーバージョンを販売しています。
ニコンのサイトを見てみると、確かにニコンも以前は、 80~200mm、400mm、500mm、600mmなど、ライトグレーのレンズを出していました。冒頭の70-200mm F2.8Gもブラックとライトグレーの両方がありました(旧製品)。
現行のレンズでライトグレーが用意されているのはAF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDだけのようです(下の写真=フリー画像)。
ニコンの白いレンズが数少なくなり、今や白レンズを見ればキヤノンだと思うようになっていったのは、なぜなのか…
さきのロンドン五輪では、プロカメラマンが使っているレンズが黒か白かでニコンとキヤノンのシェアを測るものさしになっていました。
ここまではっきり色分けされるようになったいきさつを知りたいところです。
ファンの好みの違いとも、鏡筒の材料が関係しているともいわれます。はっきりした理由はわかりません。
分かれば、ブログの記事がもう一本書けそうですね。
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