平成21年4月に開設する心臓血管外科について
平成19年度のうわまち病院循環器内科の心臓カテーテル検査及び治療の症例数が約1,500件、心臓血管外科に該当する患者を他院へ転送した例は60件を超えていました。特に緊急症例の多くは湘南鎌倉総合病院へ転送していました。緊急手術が必要な患者を転送することは、患者に過大な負荷をかけることになり、横須賀・三浦半島地域の市民により迅速で安全な高度医療を提供すべく、この度の心臓血管外科の開設計画に至りました。
横須賀市・三浦市には、横須賀共済病院が診療科を開設し、当時は常勤医が2名在籍しているのみで、他の地域では葉山町に葉山ハートセンター、横浜市南区や金沢区では横浜市立大学附属病院、神奈川循環器呼吸器病センター、横浜南共済病院、鎌倉市では湘南鎌倉病院が開設しているものの、この横須賀・三浦半島医療圏では心臓血管外科の医師不足は深刻な事態であると考えられました。日本の人口に占める年間の心臓血管外科対象患者は53.4万人を超え、横須賀市・三浦市の人口を47万人として換算した場合、年間患者数は約200人になります。
横須賀共済病院では全ての患者を治療できず、葉山ハートセンターや横浜市立大学附属病院、湘南鎌倉総合病院は遠方である理由から、緊急を要する心疾患患者を内科的治療だけでなく、外科的に治療するためにも、当院が心臓血管外科を開設する意義は重要であると考えられました。
心臓血管外科を開設している近隣の医療機関
施設名 常勤医 直近の手術件数
横須賀共済病院 2名 50件 (H6~H19実績1,173件)
葉山ハートセンター 4名 279件 (H19年度実績300件)
横浜南共済病院 4名 (30~45件) (H19年度実績)、『病院の実力』ランク外
神奈川循環器呼吸器病センター 3名 68件 (H19年度実績200件)
横浜市立大学附属病院 4名 91件 (H19年度実績未公開)
湘南鎌倉病院 3名 136件 (H19年度実績180件)
※読売新聞『病院の実力(2008秋)』、( )内は各施設のホームページより
こうした実情から心臓血管外科開設後10年が経過しております。やはり10年してようやく地域に根付いてきた実感が、特に開設当初に手術した患者さんとお会いするたびに湧いてきます。
平成19年度のうわまち病院循環器内科の心臓カテーテル検査及び治療の症例数が約1,500件、心臓血管外科に該当する患者を他院へ転送した例は60件を超えていました。特に緊急症例の多くは湘南鎌倉総合病院へ転送していました。緊急手術が必要な患者を転送することは、患者に過大な負荷をかけることになり、横須賀・三浦半島地域の市民により迅速で安全な高度医療を提供すべく、この度の心臓血管外科の開設計画に至りました。
横須賀市・三浦市には、横須賀共済病院が診療科を開設し、当時は常勤医が2名在籍しているのみで、他の地域では葉山町に葉山ハートセンター、横浜市南区や金沢区では横浜市立大学附属病院、神奈川循環器呼吸器病センター、横浜南共済病院、鎌倉市では湘南鎌倉病院が開設しているものの、この横須賀・三浦半島医療圏では心臓血管外科の医師不足は深刻な事態であると考えられました。日本の人口に占める年間の心臓血管外科対象患者は53.4万人を超え、横須賀市・三浦市の人口を47万人として換算した場合、年間患者数は約200人になります。
横須賀共済病院では全ての患者を治療できず、葉山ハートセンターや横浜市立大学附属病院、湘南鎌倉総合病院は遠方である理由から、緊急を要する心疾患患者を内科的治療だけでなく、外科的に治療するためにも、当院が心臓血管外科を開設する意義は重要であると考えられました。
心臓血管外科を開設している近隣の医療機関
施設名 常勤医 直近の手術件数
横須賀共済病院 2名 50件 (H6~H19実績1,173件)
葉山ハートセンター 4名 279件 (H19年度実績300件)
横浜南共済病院 4名 (30~45件) (H19年度実績)、『病院の実力』ランク外
神奈川循環器呼吸器病センター 3名 68件 (H19年度実績200件)
横浜市立大学附属病院 4名 91件 (H19年度実績未公開)
湘南鎌倉病院 3名 136件 (H19年度実績180件)
※読売新聞『病院の実力(2008秋)』、( )内は各施設のホームページより
こうした実情から心臓血管外科開設後10年が経過しております。やはり10年してようやく地域に根付いてきた実感が、特に開設当初に手術した患者さんとお会いするたびに湧いてきます。