識者が、ロシア軍の戦力損耗とウクライナ軍の戦力増強を較べて、こんな予想。
戦力転換で再編成中のロシア軍。
キーウ正面を突破できずに撤退して、東部・南部に戦力を集結。
おまけに予備戦力まで投入している。
損耗した部隊に兵員と兵器を補充して、再編制して戦力アップで総攻撃を展開し始めた。
一方、ウクライナ軍は、NATO(北大西洋条約機構)から兵器・弾薬の供給を受ける景色。
ロシア軍は、強大な軍事力は保有しているが、損失が出れば自国で賄うしかない術がない。
そこで、ロシア軍の現状を分析したら、こんな塩梅のようだ。
ロシア軍の戦闘損耗の実態が、最も明確に表れているのが・・・。
ウクライナ軍参謀部が発表の「ロシア軍の損失数」というデータ。
嘘が多いロシア軍発表と比べれば、格段に信頼性が高いとか。
ロシア軍が投入した戦力のどれほどの損失(損耗率)が出たのか。
壊滅の可能性もあるロシア地上軍は、短期間に高い損耗率のようだ。
侵攻開始から2か月後のロシア軍の損耗率は、ロシア軍がウクライナに投入した戦力の約20%。
この20%という損耗率で、今後、東部と南部の正面でどのような戦いができるのか。
キーウ正面から東部に移動する車列が13Km。
車両の間隔が40mとして、車両縦隊が13Kmなら、車両数は約325両だそうな。
これらの車両に兵が平均的に7人乗車。
とすれば約2,300人が東部正面に転用されたと見ることができるとか。
ロシア地上軍(空挺部隊・海兵隊を含む)の実員が約31.5万人。
この人員から投入戦力を15%引き上げたとすれば、約4万人の投入が可能らしい。
ただ、補充兵士の士気や練度は、かな~り低いようだ。
これで、どんな勝利記念日になるのだろうか?・・・。