ウクライナvsロシアの戦争は、「無人化」が顕著になって来たようだ。
ウクライナのある穀倉地帯の畑に無数の大砲着弾痕。
これはロシア軍の榴弾砲部隊が、攻撃前の準備砲撃が着弾した痕。
しかし、ウクライナ軍は後退しており、そこにはいない。
そんな無人の畑に現れたロシア軍機甲部隊が・・・。
待ち伏せしていたウクライナ軍から攻撃を受けて殲滅状態だったようだ。
それは、ウクライナ軍の無人偵察ドローンが活躍したからだったそうな。
ドローンが飛行する鳥の高さの視点から見ると、ロシア軍部隊の足跡やキャタピラ痕。
それが、至る所に残っており、それを見ればロシア軍がどこに身を潜めているのか。
一目瞭然だったと言うじゃないか。
ウクライナ軍は、戦場の新しい概念である「低高度制空権」を採っている。
高度400m以下を速度180Km以下で飛行する無人ドローン。
それをジェット戦闘機で撃墜することは不可能だと言う。
さらに、民生の小型ドローンは、発見が非常に困難。
ロシア軍は、ほんの一部しか撃墜できていないのが現状らしい。
キーウでの戦闘では、無人ドローンの偵察範囲は見通し範囲で約5Kmほどだった。
しかし、現在戦闘の中心である東部戦線では、40~100Kmの行動範囲が必要。
そこで、トルコ製のドローン「TB2」並みの性能が必要。
しかし、これは大型で目立つ・・・。
そのためアメリカは、行動範囲が広く、さらに隠密裏に偵察攻撃できる。
そんな能力を持つ無人機が必要と考え、極秘裏に開発していた。
それが「フェニックスゴースト」らしい・・・(続く)。