ウクライナ軍は2月24日の開戦以来、旧ソ連製兵器、T72戦車など50%を失ったとか。
ところで先月6月17日、英国のジョンソン首相がウクライナの首都・キーウを電撃訪問。
この訓練で「戦争の方程式」を変えられるとの声明を発表した。
ロシアとの戦いでウクライナが変えてしまう可能性のある「戦争の方程式」は、こうらしい。
一番単純な戦争は、ウクライナとロシアが自国の軍隊だけで戦う。
兵力の大きな方が小さい方をすり減らして行き、片方の国がなくなる。
これが、これまでの「戦争の方程式」だった。
ただ、今回の戦争は新しい戦争形態となっており、その方程式が変って行くという。
先月中旬の報道では、ウクライナ軍の損失はこんな塩梅。
これまでの戦闘で戦車400両、歩兵戦闘車1,300台、ミサイル発射システム700基等など。
装備の50%を失ったことを自ら明らかにした。
装備を半分失ったと自ら発表するのが、「戦争の方程式」の変化の第一段階。
自分たちの損害を積極的に明らかにするのは、敵に有利な情報与えてしまう。
だから通常は行わない。
しかしこれは、旧ソ連製の古い兵器が50%分・・・。
新しい西側からの装備に切り替わったことにほかならないそうな。
ウクライナ軍の失った装備に代わる新装備。
これは、NATO(北大西洋条約機構)や米国が、ポーランド国境経由で補給。
ウクライナの軍隊が、戦力を回復してロシア軍と戦う。
これが「戦争の方程式」が新しい形に変化する第二段階。
なるほどねぇ、うまい作戦だなぁ・・・(続く)。