過日、ウクライナ軍のトップが、米参謀本部議長と電話会談。
ロシア軍と同等の兵力が必要だと伝えたとか。
そんな大兵力の補充は、NATO地上軍でも派遣しなければ到底無理な話のようだ。
今のロシア軍の侵攻兵力は、総計10数万人と想定されている。
これと同じ兵力をウクライナ軍が準備すればいいので、ハードルはそんなに高くないとも言う。
今までの戦争では兵力が足りなくなると、自国の後方で備える軍の・・・。
様々な兵科の教育部隊からそこの学生、教官を引き抜いて最前線に補充して来たようだ。
しかしこれをやると、次回補充する時に新兵の教育ができなくなる。
結果、兵の質が格段に落ちるんだとか。
そこで英国が、ウクライナにこんな申し出をした。
最大4か月かけて英国内にてウクライナ軍兵士1万人の訓練を行う!
ここからが「戦争の方程式」を変える第三段階だそうな。
本来、自国の国力を使って新兵の訓練をすべきところを、他国でやって貰う。
英国が新兵訓練を開始すれば、他のNATO諸国も開始する。
同時に、米国やNATOからの膨大な額の軍事援助。
それによって、凄まじい量の西側戦闘装備が無料で届けられる。
即ち、ウクライナは兵隊だけを出し、兵器の持つ機能を訓練。
加えて、それに掛かる費用全てを他国が援助する。
ウクライナは、そんな形の戦争を今、やっているのだそうな。
このやり方だと、ウクライナの国力が落ちない。
国力と軍事力が大きい方が勝つ、というこれまでの「戦争の方程式」。
それが書き換えられることになる次第・・・(続く)。