年末に向かって

世界大恐慌の兆し（きざし）だと嬉しそうに言っていた人がいた。
アメリカのサブプライムローンを発端になだれのように押し寄せてきた株安・円高、我々庶民にはさほど感じないが企業は大変な騒ぎになっている。
ガソリンが安くなって良かったなどと喜んでいる場合ではないようだ
これから更に厳しくなるのは必至で年末に向かって銀行の貸し渋りや貸しはがしなど前回の公的資金注入前の状態が来るかもしれない。
借金が１円もない企業は良いが、中小や零細企業は銀行からの設備資金や運転資金の調達が出来なければ兵糧攻め（ひょうろうぜめ、兵隊に食料を与えず餓死させること）となる。
先を見越して、どうせ倒産するなら今のうちにやめちまえ、と思った訳ではないだろうが、各地で閉店が目立つ。
我が家の近所でもドンドン増えて来た、下は大きなパチンコ店だった。

開店には億からの金がかかるようだが、毎日のように折り込まれる新聞チラシだけでも相当な金額になる。
若者はギャンブルよりパソコンゲームに興味が向くのかも・・・

変わり種は託児所みたいな施設、開店したんかいと言うぐらい早く店じまいしてしまった。
商い（あきない）は飽きない（あきない）と言い、我慢して続ける事だが、ここは余りにもあきらめるのが早かった。

コンビニの閉店も目立つようになった。下の二軒はいづれも信号の角にあり、立地条件としては最高、この位置でダメならどこへ行ってもダメだろうと思うくらいだ。

下は倒産ではなく、移転と見たほうが正しいかも知れない。
近くに同じ名前の店が出来たので・・・

これから年末に向けて資金繰りが大変な時期、期待して頭を下げても銀行はシビア、ダメなものはダメと断られる。
結果、倒産や店じまい、果ては夜逃げ自殺と坂道を転げ落ちる人もいる。
今の時代、他人を当てにしたり、無理をしたり、背伸びをするとどこかにしわ寄せが来る。
等身大の生活を心がけたい

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