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日々の日記とギター・マンドリンに関する情報

鶴の思い出

2009年01月17日 08時47分45秒 | 日記
親戚に生涯独身を貫いた女性がいた。
家庭の苦労を知らない為か10歳は若く見える美人だった
50代でガンが発見された時には手遅れだったと言う。
本人にだけ告知され、家族は相当末期になってから感づいたらしい

彼女は、どういう訳か宝くじのはずれ券を全てダンボール箱に入れて取って置いた。
ガンの告知を受けた後、それを取り出してセッセとを折りだし、90歳にもなる母親にお母さんも折ってよと懇願したと言う。
母親は意味も分からず手伝ったが亡くなる数ヶ月前からパタリと折るのをやめた。

はずれ券を使用する事で、ガンの診断がはずれであってほしいと願う笑えない駄洒落(だじゃれ)だった
ムダだと分かった時点で折るのをやめた
夏の暑い日、棺に収められた千羽鶴と共に飛び立って行った
挨拶を頼まれた私は献杯の変わりに行ってらっしゃいでしめくくり、いつでも逢えるようにと事務所には化身である一羽の折り鶴が飾ってある。
この事は愚妻がお世話になっているぐんま自分史の会が4月に発行する思いでつづり第4号に書き残すことになった。

中央マンドリン楽団のページへリンクします。

群馬中央ギター学院のページへリンクします。

ぐんま自分史の会のページへリンクします。
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