グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

曼珠沙華 ヒガンバナ

2009年09月11日 22時30分23秒 | ぐんま花だより
職場の片隅で、ヒガンバナが咲き出しました。
もうすぐ、お彼岸なんですねぇ





ヒガンバナは不思議な植物。
まず、普通の植物にはあるはずの葉が見あたりません。
と言っても、ヒガンバナも植物なので、光合成をする葉は必要です。
ヒガンバナは、花が終わった後に葉を茂らせますが、春には枯れてしまいます。そして、秋のお彼岸近くに茎がニュ~と伸びて花を咲かせます。
花の時期には葉がなくて、葉の時期には花がない。“葉見ず花見ず”と呼ばれる所以です。
秋から春先までの、周りに競争相手となる草が少ない時期に充分に光合成を行い、他の草が茂ってくる頃から夏の終わりまでは、ゆっくりと夏眠して過ごします。
なかなかの知恵者ですね。

また、ヒガンバナは毎年花を咲かせますが、種ができません。
これは、ヒガンバナが三倍体だからです。(三倍体は、配偶子を作る減数分裂がうまくいかないので、不稔になります)
日本のヒガンバナはすべて三倍体ですが、中国には二倍体(普通)のヒガンバナがあって、これには当然ですが、種ができます。
このことから、ヒガンバナは中国原産で、稲作の伝来とともに伝わった史前帰化植物とされています。



お彼岸の頃に、突然、真っ赤な花を咲かせることや、葉がない特異な姿、さらには有毒植物であるからでしょうか、“死人花”、“幽霊花”“地獄花”などといった不吉な別名もあるそうです。
妻も「ヒガンバナって、気持ち悪くて、あんまり好きじゃないなぁ」なんて言っています。
きれいな花なのに、ちょっと可哀想ですね




ヤマトシジミ


ミヤマアカネ


ヒガンバナや赤とんぼ・・・  赤は秋の色ですね


水草に産卵中のハグロトンボ

地域ブランド調査2009

2009年09月11日 20時40分38秒 | その他
「株式会社ブランド総合研究所」が行った“地域ブランド調査2009”の結果が昨日、公表されました。
この調査は、国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、インターネットで認知度や魅力度、イメージなど全63項目について質問したもので、今回で4回目だそうです(都道府県については今回は初めて)。

その結果は・・・
全国で最も魅力のある市区町村は、函館市。都道府県では北海道。
肝心な群馬県の順位ですが、47都道府県中45位・・・・
今年1月に発表された日経リサーチの地域ブランド力調査に続いて、ちょっとショックな結果です。

「地域ブランド調査2009」調査結果 株式会社ブランド総合研究所


現在、群馬県では群馬のイメージをアップさせるために色々な取り組みを行っていますが、地域のブランド力を高めるには、まず、地元の人が胸を張って「ぐんまが好き!」と言えることが第一だと思います。
そこにすんでいる人が愛していない場所を余所の人が好きになるはずありませんよね。

自分の住んでいる土地の歴史、自然、人、等々・・・
身近なところに興味を持って調べてみると、意外に面白いことが分かってきます。
知れば知るほど地元が好きになると思いますよ