
父祖のお墓のそばに咲いていた花。
枯葉を押し分けて濃い紫の花がさいていた。
ほんの10センチくらいの大きさ。
葉が細長い。
家に帰り、植物図鑑で調べるけれど、濃い紫で下むきに、、ラッパのような花。
良く似た花はある。
もう少しうす紫だったり、葉が丸く大きかったり。
私が子供の頃にはこの辺りに春蘭が数株あった。
「じいさんばあさん」と呼んでいた。
最近はその春蘭は見かけなくなった。
その春蘭と葉は良く似ている。
腰を落として花を撮ったが、さてさて名前は判らない。
しかし、母は墓地にこんな可愛い花を咲かせいる。
大きな山桜が三部くらい咲いていた。

父祖の墓地は小高い丘というより50メートルくらいの山の頂近くにある。
下界には、我が街が見える。
眠る場所としては最高の墓所だ。
が、、しかし墓所へ行くには山?を登らなくてはならぬ。
息子に抱きかかえられるように山径を登った。
🏘 負た子に支へられ行く花の径
⚘ 春蘭や吾が生立ちを子に聞かす