老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

非 日常

2023-06-04 08:25:47 | 老人日記

              
  
港の近くにある香川県民ホールに行った。
いつも前を通るが建物に入ったのは初めてだ。

玄関に立つと船の出入りが眼前に。
いつも車を止めて見る景色が500メートルくらい離れると全く違う。

    

正面は鬼ヶ島。
どこへ行く船?入港すると、直ぐにとって返して出航をした。

ロビーに坐って、ずーと見ていたかったけれど、ミュージカルの開演時間がせまっていた。

ミュージカルの旗揚げ公演に招待された息子に連れられて来たのだった。

いつも家籠りで夫婦が鼻を突き合わせて不穏な日も多々にある。
外へ連れ出してくれている昨今の息子との時間だ。

     

ミュージカルの始まる前に、香川県の浄土真宗僧侶の「和鳴会」による雅楽の演奏。

最近は雅楽の演奏を聞く機会が続く。

       

香川県内の舞台公演に長い間携わり「閻魔様の家出」を演出した蓮井玄雄氏。私はミュージカルを観るのは初めてだ。

禍々しいパンフレットと違い、内容はしごく易しく、閻魔大王を主人公とし、人間の大切なものを何かと教えてくれた物語であった。
中学生や高校生が鑑賞をすると良いのになぞと思った次第。

「三木 ジャズオーケストトラ」による生演奏の音楽がよかった。
フランス映画に流れるようなメローディーで、閻魔さまの地獄とは少しイメージーが違うと思ったけれど非日常の時間を楽しく過ごすことができた。


     🎐    館涼し窓から見える多島かな



     🚌    夏遍路老人パスでバスに乗る
           幕間の時、バスの中で見かけたのを詠む








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