と、ある場所で佐野まもる句集を見つけた。
今もって、佐野まもる氏は徳島を代表する俳人といっても過言では無い。
明治34年生まれ。「馬酔木」創刊と同時に水原秋櫻子門に入る。
鬼籍に入って、もう何十年。
古い俳人である。
今朝はまもる氏の句集を何気なく開いた。
その中から「お遍路」の句で気にいったのを。。。。記す。
📑 子遍路の哀しさ蟹の穴のぞく
📑 遍路の道おのが見飽きし海に沿ふ
📑 遍路の身独りに馴れて氷菓食ぶ
📑 遍路の瞳乾きてけふの宿に着く
📑 泉澄み遍路の賽の硬貨透く
📑 遍路憩ふ渡りきし沖深く見て
遍路の哀しみ孤独、満載の数々の句集の中から少し抜粋をした。。
まさる氏の代票句の中で、最も人口に膾炙されるのはこの句。
📑 天明は遍路のわらじ結ふに足る
この遍路の句を知れば遍路の句を、早々に詠めないし語れないと、私は思っている。
梅雨の最中の遍路
私の部屋から見える。
☂ 腰に負ふ重たげなりぬ遍路の荷
愚作だけれど、、、一句。