☆ 厄介な昭和もはるか敗戦忌 長谷川櫂
結社に「題詠欄」がある。
今月の 題詠 は(敗戦日)である。
締切が十日。 今月投句をすると 八月号に掲載される。
結社の女性のナンバーワンの方が選句をする。
何か月も先の季節感を詠むは難しく、最初二~三回は投句に挑戦をしていた。
ここも没。自然に足が遠のく。
それが、古いハガキが沢山出てきて、利用をするにはここに投句をと、再度挑戦を始めた。
今月の(敗戦日)は正直なところ、経験もなく実感として湧いてこない。田舎育ちの私には、食料不足も知らず、物が不足していた中で末っ子の私は、兄弟たちから可愛がられ、着るものは姉のお下がりで間にあった。手先の器用だった姉たちは今で云うリメイクの服を作ってくれ、学校の先生が姉の名前を出して いいね、いいねと、私の服を点検?していた。
で、戦争を知らない無知な子供なのだ。
(敗戦日)困ったな~。
俳誌をめくっていて、主宰の句を発見。
今の安倍政権は、何を持って憲法改正を声高に云っているのだろう。
昔帰りをしているようで、きなくさい。
その敗戦後の昭和のみじめな月日をはるかにして厄介であったと詠っている。
経験だ、嘱目だじゃない。
敗戦をこのような視点、観点で詠むのか?これまた難しい。
🐩 鯉のぼり跡継ぎ生れし酒の蔵
🐩 筍流し終着駅は無人駅
🐩 愛鳥週間巫女の影見ゆ象頭山
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