老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

卯の花

2016-05-20 11:08:07 | 俳句
     🐢  お隣へもらひに走る山椒かな



考えなしに狭い庭に植えた(卯の花)が満開に。
四、五年前に、植えたのが、今年は大きく伸びて食事をしながらの、台所からも見えるほどに育った。
園芸品種の(卯の花)だったらしく、薄い桃色の花をつける。
山野辺で見る、楚々とした白色ではなく、何だか、期待が外れた色をしているが、何でもありの、まとまりの無い雑な我が家の庭には、これでよいのかもしれぬ。
只今現在は可憐に咲き、私を楽しませている。
ホトトギスは未だこないけど、夏鶯が鳴いている。

   🎲   卯の花に蝶々蜜蜂足しげく

   🎲   卯の花垣干物焼きをる隣家かな

蝶々の名前は知らない。
何種類かの蝶々が来ている。
それぞれに羽の色が美しく、紋も綺麗だ。
蜜蜂は最近、学校を退職した人があちこちに蜜蜂の箱を置いて、飼っているらしい。日本蜜蜂で、羽音もたてず、庭に来て飛び交っている。喜んで良いのか悪いのか、花が無くなると来なくなるのか、様子見である。

   

   🐦   三輪車まだこげぬ児やアマリリス

   🐦   夏鶯や宝のやうな藍の古布

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