老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

夏かすみ

2016-05-23 10:35:49 | 俳句
    🐢   朝凪の志度寺詣でとなりにけり



今朝の我が家から見える、海辺に建っている市役所。
決して、スモッグに覆われているのではない。
夏の霞で、いつも見える小豆島、志度寺の五重の塔も霞の海に沈んでいる。
いつも思うだけれど、どうして市役所が海岸ぶちにあるのであろうか。
危機管理がなされていない。
我が家がこの街に越してくる四~五年前に全国に平成の大合併があった。
三町が合併をし、その時に、この町の役場が、市役所として、使用されることになったらしい。
その後、台風による高潮に見舞われて、一階部分は浸水をしたと聞いている。
そして後の、東北の大震災。
現在は、どこか地盤強固な、地震にも、津波にも関係のない場所への移転が囁かれている。
何と申そうか。

       

昨日の散歩と途中で見つけた、絮毛になろうとしている茅花。
真っ白で、秋の芒より、きれいだと思う。

    🚣   茅花風目鼻欠たる石仏

我が家の周辺はため池が沢山ある。
どのため池も高い堤があって、今は茅花が盛んに咲いて?いる。
土堤には、決まってお地蔵さまや石の仏さまが坐す。
季語は動くし、類想あまた。

    🚣   土堤白く染めたる茅花流しかな

    🚣   茅花風すぐ遠ざかる飛行音 


今朝は、、

    🍅   パンを焼く卯の花匂ふ朝かな

    🍅   葉のかげにトマトの花の二つ三つ

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