老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

満濃公園 吟行(A)

2015-09-14 11:29:20 | 俳句

良いお天気に誘われて、うらうらとドライブがてら、国営の公園に行く。
子供が中心の公園だが、童かえりしている、お脳には、良い場所だ。

      秋うらら迷子の放送ひきりなし
      秋うらら小踊りしをる坊のゐて
      

この公園は、空海が造ったと言う伝説の残る、満濃池のすぐ近くにある。
満濃の池が龍の形に似ていることから、園のいたる所に龍のモニュメンがたくさんある。
どの龍も子供に愛されるように、愛らしい顔をしている。4~5メートルもある龍は大い牙に、にあわず、目をくるくるとさせて、入園者を出迎えている。

     秋暑しきらきら光る龍の角
     汗だくで子を見失まいと母走る
     秋興のドラゴンとにらめっこかな
     菊の服ドラゴン衣裳持ちなるぞ



     この風はコスモス畑を抜け来しか
     秋日濃し片陰恋しかりにけり
          


     公園に起伏七坂小鳥来る
     チルチルミチル思ひつ小鳥追ひにけり
     幸はほんの近くに小鳥来る
     色鳥やまなかひの枝ゆきもどり
     色鳥を子らと静かに観てをりぬ
     群とんぼ子らの歓声遠近に

帰り道、身体に悪いのに、徳島ラーメンを食べる。
遊ぶと日常の節制を忘れしまう。血糖値、コレステロール、どこかへ飛んで行け、オソマツな終わりかただった。
     
     
     
     


     

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