手芸は楽しい。ちくちくと布を針でさしている時は、そのことに没頭していて、無心にちかい状態だ。音楽を聴いたり、ラジオをきいたりしているが、聞き流し。
パッチワークの本を買って、その中に作りたい作品があれば、自分の手持ちの布と足らないの布を店で見つけて揃え 作品にとりかかる。
骨董市で気にいったり、手芸店で好きな 布を見て、ただ手元に置いておきたいと、買う場合がある。そんな布を沢山 溜こんでいる。私にとって、宝ものだけど、夫から見ると ただの汚い古布にしか見えないだろう。そんな布を旅先などでみつけると、ああこんな物を作ってみたいと、完成した作品が目に浮かぶ場合もある。
💛 飛行船に帽子を振つて大夏野
このタペストリーは 横40センチ 縦35センチ 小さい作品。狭い廊下や階段の壁にもってむき。リホームをして、和風になった部屋には飾る所が無い。
湖に立っている少女の夏の想いを ちくちく縫ってみた。
★ みずうみにひかりをゆだね避暑期去る 飯田龍太
にぎわっていた避暑地が静かになってゆく。残された湖よ、君に光も自然の恵みをかえす。。
なんてことかな。
☆ある時は独りぼっちに避暑の宿 高浜虚子
★ そばかすの少女駆け行く夏野かな 辻享子
☆ 夏野行く髪の中まで風満たし 千手和子
★ 昨日より今日を大事に夏野ゆく 久木原みよこ
読んで素直に心に沁みる。どこかで、いつか見た景だ。
☆ 鳥影を眩しみ立てる夏野かな 大串章
一瞬よぎった鳥の影、心に秘めているものが ふっと浮かんで消えた。目の前には夏野が広がっている。眩しい。手びさしをのけて 夏野に向かうと気が晴れ晴れとしてゆき、今 私はここに立つている。人生を謳歌(少しオーバーか)しています。
昨日のしりとり俳句
🏡 夕焼雲街騒ふつと消えるとき
🏡 片陰を自転車降りく坂の町
🏡 ためらつてゐる投函や夕焼雲
🏡 夕立くる込み合う切符売場かな
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