
「筆者撮影」
大阪水曜ほっと集談会一世です。
朝5時に起きてこのブログを書きながら、自分の内面と向き合うわずかな時間を大切にしている私です。
今日のタイトルは尊敬している樹木希林さんの言葉からいただきました。
以下、「樹木希林120の遺言」より
※ずっと55年役者をやってきてマイナスも含めて、マイナスはマイナスではないんだね、けっして。
マイナスの出来事も含めて自分の栄養かな。※
森田博士の言葉以外からも森田的な感性を学んでいる私です。
特に樹木希林さんの言葉からは様々な ヒントをもらっています。
最近症状やとらわれが私の栄養であったと思えるようになりました。
症状やとらわれが少なくなったから偉いわけでも何でもありません。
大切なのは私たちがそこから何を学んだかではないでしょうか?
良いも悪いもないのです。
私はそこから人生の軌道修正が得られました。
ただこれは私自身の学びであって他者にどうのこうの申し上げることではありません。
自助グループ内で講師という呼び方をすることがありますが、本来は体験者というのが正確だと思います。
アドラー心理学で言われるように人にはそれぞれ自分の人生の課題があるわけですから、そこに過剰に他者が介入することはできないのです。
たとえ親子であっても、まして他人であればなおさらです。
人生は、他人に教えることができないと思う私です。
症状やとらわれは、あなたの影のようであり、あなた自身かもしれません。
今日の森田博士の言葉
幸福とは、物そのもの、事そのこと、物と事の整いかなった境遇そのものではない。
ただその人の心の満足、感興にある。
すなわちその人の主観によって定まるのである。
不思議である、個人心理学アドラーも哲学者三木清も同じような言葉を残している。
海外留学の経験のなかった森田博士が、同様の言葉を残されているのはそこに人間の何たるかの普遍性があるからではないか!
2023.6.4 一世
※樹木希林氏著
※「樹木希林120の遺言」宝島社より抜粋