
大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近ほとんど飲酒することがない。
アルコールを止めたわけでありません。
元々アルコールが分解されにくい体質なのか、近年は心臓がドキドキと早鐘のように鳴り心臓さんが可哀そうだと思うようになりました。
過剰にアルコールを飲む、 他者をいつまでも許さず怒りの感情を持ち続ける、過去の自分を否定する、これらは全て自分の心身を傷つける生き方だと思うようになったのです。
森田を学んだことで少しづつ本来の自分に与えられた資質、感情に抗わない生き方ができるようになりました。
またアドラー心理学からは人は他者の期待に応えるために生きているのではないということを学びました。
他者も私の期待通りに動く義務はないのです。
親子だから、夫婦だから、上司だから、部下だから絶対にそうしなければならないというものはないのです。
更に仏教心理学から人間関係を縁で捉えることを学びました。
どれほど気を遣い努力しても離れるべき縁があれば離れ、出会うべき縁があれば続くというシンプルな考え方です。
オシドリ夫婦と呼ばれた芸能人がある日突然離婚などということはよくあることです。
以前は休みに予定がなければ無理に何かをしようとしましたが、今は何もしないでぼんやりしています。
文章にも人生にも余白は必要です。
そうでなければ息が詰まります。
残念ながら自助グループにおいて他者に過剰に干渉しすぎる人がいます。
自分がイメージする森田でなければ受け入れない、さらに攻撃するなど言語道断です。
人それぞれの森田があることを容認できない。
おそらくこのような人には、森田的にすっきりしたいというとらわれがあります。
森田正馬全集を丸暗記してもおそらくこのような人には 森田は身につかないでしょう。
やがてAIが人間にとって代わり知識や理論をもって人を納得させたり、服従させることが益々困難になるでしょう!
では残るものは何か?
今日の森田博士の言葉
煩悶とか苦悩というものは、理知をもってしてはこれから解放されることはない。
煩悶、苦悩から救済されるためには煩悶、苦悩のその「あるがまま」になりきることである。
苦痛になりきってしまえばその苦痛はすでに苦痛ではないというのが、この点についての森田の思想です。
2023.6.12 一世