
大阪水曜ほっと集談会一世です。
森田理論を語らせたら立て板に水であるが、森田療法から遠い人がいる。
何となく神経質者の心に言葉が響かない人がいるのです。
そのような人に面と向かって私から言うことはありませんが、静かにその場から去るようにしています。
私はこれを森田的感性に欠ける人と、心ひそかに思っているのです。
残念ですが 森田理論は教えることができても森田的感性は教えることができません。
おそらく森田正馬全集を丸暗記しても、いや理論的になればなる程森田から離れていくのです。
事実森田博士はそれを悪智と言われているのです。
逆に森田のもの字も知らないが、森田的に生きている人がいる。
私の82歳になる父は、小賢しい私よりも数段森田の実践者です。
私は父の人生から、運命を切り開くことを学びました。
それは、ないものを嘆くのではなくて今自分に与えられている資質をいかに活かすかという発想の転換です。
同じことを考えておられた人生の先輩の言葉を紹介いたします。
今日の心に響く言葉
※人は父をいい星の下に生まれたと言ってたけど、違う 。
いい星の下にしたんですよ、自分の性格で。
「樹木希林 120の遺言」 より
2023.6.14 一世
※樹木希林氏著
※宝島社
※樹木希林120の遺言より一部抜粋