
大阪水曜ほっと集談会一世です。
令和の時代、YOASOBI(ヨアソビ)という日本の音楽ユニットのアイドルという楽曲がメガヒットしました。
さて昭和の私はアイドルといえば、松田聖子さんですね。
彼女ほど、永遠のアイドルという言葉がふさわしい女性はいないのではないでしょうか!
知らんけど!
現在の50代以上のシニア世代の方は、共感していただけると思います。
先日ネットニュースでその松田聖子さんが通信課程で大学の法学部を卒業されたという記事を読みました。
同世代の私はとても素晴らしいと思いました。
私もかつて40代で、働きながら通信課程で、学んだ経験があります。
今思い返しますとあの多忙な時期によく卒業できたものだとわれながら感心してしまいます。
今でも5月になるとレポートの提出に追われて、ほぼ休みはドトール珈琲店で頭を悩ませていた日々が蘇ってきます。
スクーリングで缶詰になった経験も良い思い出です。
人生であれほど勉強したことはありません。
自分のお金で授業料を払って学ぶということは本当に大切だと思うのです。
親がかりであった大学生活とは真剣さが違うのです。
さて森田療法の学びについてですが、現在ではネット環境が整い過ぎて、さまざまなツールがありますね。
私が学び始めた10代の頃は書籍とカセットテープ以外はありませんでした。
しかし苦しみながら読んだ体験は無駄ではなかったと思います。
かなりの項目が記憶に残っているからです。
あの本のあのページにこういうことが書いてあったということが浮かんでくるのです。
最近SNSが脳科学的に認知に繋がらないという説を聞いて、事実かどうかは別にして、とても納得することができました。
ある情報のその部分だけが切り取られ、すぐに簡単に手に入るわけですが、前後の関連性がないために記憶に残らないのです。
私たちは世界で唯一治すことを目的としない精神療法である森田療法を学ぶ自助グループです。
現在はほとんど減りましたが、私が20代から30代の頃は一泊学習会というのが頻繁に行われていました。
泊りがけで森田療法について学ぶのです。
もちろん学習だけではなく懇親会もあり、深夜まで心の問題について語り合うという貴重な体験をしました。
その時の経験がのちに社会の荒波をくぐり抜けていく中でずいぶん役に立ちました。
森田博士は自分の精神療法は再教育であるということを言われています。
初等教育の時代から、すり込まれた、男はこうあるべきであるとか効率や生産性を過剰に求める思考回路が、かくあるべし思考や、人間性を無視した一律的な価値観に縛られることに繋がったような気がします。
何度も何度もこのブログで申し上げましたが初等教育の段階から森田メソッドが施されていれば心の問題で無駄に苦しむ若者が減るような気がします。
心の問題について、何かあればすぐに〇〇障害ということに結びつける現在の精神医療のあり方にも少し違和感を感じている私です。
今日は珍しく真面目なことを書いたつもりの一世です。

2024/04/17 一世
※(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。