
大阪水曜ほっと集談会一世です。
午前中は病院に缶詰で、ブログの投稿が今になりました。
主治医より順調に回復しています、と言われ安堵しました。
さて、いつも思うのですが長いタイトルです。
森田療法のことを書きたいそして骨折のことも書きたい、ネガティブケイパビリティについても書きたい、結果このようなタイトルになります。
この一点を取ってみても神経質性格がよく表れていると思います。
さて森田療法の本質とは何でしょうか。
一つには、症状、とらわれと、呼ばれるものとの共存があります。
つきつめれば、「答えの出ない事態に耐える能力」を獲得するプロセスと言えるでしょうか。
更に言えばネガティブ・ケイパビリティそのものを生きるということかもしれません。
森田療法家でもあられる帚木蓬生さんのネガティブケイパビリティからは多くの示唆をいただきました。
思うようにならない、先が見えないそのような不確実さの中で生きていくのが私たち人間の本来のあるべき姿ではないかと、思うのです。
SNSにより情報が溢れ、すぐに答えが見つかる時代です。
それゆえに仮想現実と現実との境が曖昧になり迷いを深めている気がします。
この度の骨折により奇しくも不自由な生活を強いられるようになったわけですが結果として良かったと思います。
負け惜しみではなく今後の老いと向かい合う生活に一つの方向性が見えたような気がします。
改めて直線ではなく、螺旋状に生きるということを考えています。
また一見マイナスに見えることの中にも必ずプラスが隠れていてそれを見つけるためのサポート力を森田療法並びに自助グループの仲間が与えてくれていると感じます。
不自由さの中に身をおくと自分自身がよく見えてくると思います。
順風な時には決して見えなかった、さまざまな光景を楽しんでいる一世です。
2024/04/19 一世
